- 運営しているクリエイター
記事一覧
栄養剤; energy drink
「疲れにはこれ一本!」と書いた瓶(※ 開ける力はある前提で)
“TSUKA•RÉ-ni-wa KORÉ I’pPon”-to KA•’I-ta Bin (A•KÉRU CHIKARA-wa ARU ZénTéi-dé)
“This shot’s gonna cure your all fatigue!”, taking energy to open the bottle for granted
花毆; flowers smack
おまへらを悦ばす爲咲くぢゃない花の命に毆られてゐる
O-MAÉ-RA-wo YOROKOBA•SU TAMÉ SAKU-’ja-na•ï HANA-no INOCHI-ni NAGU•RA-•ré-té-•IRU
smacked by flowers’ lives ai never bloom to entertain y’all
#短歌 —— PLATONIC HOTEL™
次元; dimension
てめえらと生きる次元が違げんだわ 格の違いを見届けとけや
TÉM’ÉE-RA-to I•KIRU JiGén-ga CHIG’•É-’n-da-wa Kaku-no CHIGA•Ï-wo MITODO•KÉ-t’-O•KÉ-ya
seems like we live in each dimension apart, just witness the gap in-between
#短歌 —— P
自撰九首(令和元年・九月)
【第六十五首】逆に人間辞めたいんですが覚醒剤始めたらいいですか?
【第六十六首】「幸」せは「辛」いの上に蓋をして押し込めた形から出来ました。
【第六十七首】「『何もない』があります」を勧めてくる人を宇宙空間に放り出したい
【第六十八首】映画という虚構の中でさえ誰かが消費されるため弄ばれる
【第六十九首】穢らわしい街の名前を指すホームささくれをむしる異常者が僕
【第七十首】「綺麗事」でぴん
自撰九首(平成三十一年・四月)
【第五十六首】電話だけ今でもくれる足音のブーツを買った日までそこにいた
【第五十七首】前世の知らない誰かを恨むような人が落ちてくる地獄です
【第五十八首】好きだけじゃうまくいかないなどというパワーワードを会得せにけり
【第五十九首】諦めても終了させてもらえない試合が死ぬまで続くのですよ
【第六十首】死ぬのは卑怯 じゃあ私一体何の罪を償うため生きてる
【第六十一首】歌の無い素敵な曲をかけっ
自撰十一首(平成三十一年・三月)
【第四十五首】一ミリも興味ない曲 音のないイヤホンしてたと気づくコンビニ
【第四十六首】飲み会のトイレで隠れて吐いては取り繕うが如く世に紛る
【第四十七首】この度は心温まるお話を。ところで最寄りの愛はどこです
【第四十八首】硝煙のにおいってこんなだったなあ、なにエアバッグ開いてんだろ
【第四十九首】おまえから押し付ける感動の連鎖で生まれてくるのは別の人だよ
【第五十首】あのビルでなにが回
自撰八首(平成三十年・九月)
【第三十七首】むやみに個性を神聖視して出来た堆肥にもなれなかったポプラ
【第三十八首】エコだねと謳いて資源を工作し分別できぬゴミにして棄つ
【第三十九首】「決めた」とは「変更しない」て意味でしてそれが覚悟で責任でして
【第四十首】キーの割り当てがちぐはぐのコントローラーを叩いて動かしてきた身体
【第四十一首】逆じゃない? こころのためにしあわせをきめてあげなきゃいけない始末
【第四十二首
自撰八首(平成三十年・七月)
【第二十九首】「暇だからそんなこと考えるんだよ」を、仕事で埋めても考えてるよ。
【第三十首】「まだ東京で消耗してるの?」とわざわざ言っておきたいらしい
【第三十一首】耐えられた者しか解放されないと思ってるから罰を欲しがる
【第三十二首】おまえらが役に立たないと揶揄したフォーマルな英語に生かされる夜
【第三十三首】望んでもない無を有に産み落とし「心を無に〜」とか冗談ですか
【第三十四首】廃
自撰八首(平成三十年・六月)
【第二十一首】「生きてればいいことあるよ」と唱えてて。今から肉を削いでゆきます。
【第二十二首】一口め火傷しちゃってから全部 味の分からぬ僕の日常
【第二十三首】おかしくて。「住めば都」という言葉こそが都を是としてるから。
【第二十四首】ごみひろい世界が賞賛日本人 知ってるから日本を頼む
【第二十五首】テカテカと日に焼けたクシャクシャの笑顔をたばこの火のように押し付ける
【第二十六首】密
自撰十二首(平成三十年・五月)
【第九首】「寂しい」がサーバに集まって流れる画面を閉じて迎える電車
【第十首】より安くより強い酒が流行る世界で続ける命の連鎖
【第十一首】取り零すあれもこれもを拾おうとかがんだ胸から全てが落ちた
【第十二首】まずいので今日の電源切らなくちゃ誰か誰かと言いながら寝る
【第十三首】人格は気が狂っても溺れてもスパムに乗っ取られてたにできない
【第十四首】ただ生まれいやいや生きて死ぬマシン 私は
自撰八首(平成三十年・四月)
【第一首】からっぽでいるとこにまたやってくる春を迎え撃つ震えている手
【第二首】体温を護る居場所のあるひとが「明けぬ夜は無い」とか言ってくる
【第三首】ゼロ円で真冬の夜も生かす街 死んだ彼奴の建てていたビル
【第四首】貘さえもお腹を壊す白日夢 消化するのが人間という
【第五首】「疲れにはこれ一本!」と書いた瓶(※開ける力はある前提で)
【第六首】何もかもわからずポスト一杯の書類の山に責め