見出し画像

犬の部下である猫

ボスはワンちゃんを飼っている。犬ではない。まさにワンちゃんだ。ビジョン何とかという可愛らしい真っ白な子だ。その子を迎え入れた時に語ってくれたことを回想すると確か当時でも4~5歳だったと思う。やはりシェルターで探して迎え入れたと言う。

その頃、まだうちには白猫ブランカは存在しておらず『Ohzaさんは猫の方が好きなんでしょ?飼うとしたらやっぱり猫よね?』と言われた。

いやいや、犬も大好きですよ。特に秋田犬とか柴犬とか出来ることならハスキーが良いけれど、手狭なマンション暮らしじゃ無理かなあ・・・と答えていた。
『でも猫でしょ?』としつこく言うのは、あくまで人を猫派と犬派に分けたい人の所業。ちなみに同居人Kちゃんは完全なる犬派だった。元々はね。

特にボスは『猫は怖い思いしたことがあるからちょっと苦手と言っていた。』
そうね、猫は遊んでいても爪や牙がひっかかることがある。(これが猫好きにとっては痛いけど痛くないという不思議な感覚なのだが。)

『決め手としてはね!』とボスはまだ続ける。『猫に似ているのよ、Ohzaさんは!』と。

月日が流れて、うちには白猫ブランカが気ままに暮らしていて、要求されるままに遊び相手をしている。通説によると『猫と遊ぶときはしつこくしないで15分程度で切り上げて最後に褒めて下さい。』とあるのだが、うちの子は何時間でも遊べと求めて来る。
これはもう毎日大変な思いをしている。

さんざん何時間も相手をしたあと『もう勘弁。休もうね。』と止めると、物凄く不服な顔をする。

しかし、遊び足りた時には『ありがとう!』という顔をする。

この手の写真を見せると『ほらー!Ohzaさんにそっくりじゃん。会議で思い通りにならない結論出るとふてくさってこんな顔しているし、やばいと思って改善すると口がにっ!と笑ってるよ!こんなふうに。』

そんなですか。
そんな部下で良いのでしょうか。ダメでしょう。

『あと、一旦不快な思いするとその相手に近づかない、喋らない、あれ、止めてね。課長なんだから!』←それを実際にやられたという主張するボス。

単に犬猫の話をしていたのに、深く反省させられた。反省したら変われるかにゃ?にゃはっ!利用者様相手におかしなことするやつには無理かも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?