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長いこと振り回されていたこと

あまり自分が書いたものを読み返す習慣というものが無いのだが、何を思ったか、大分前の記事を目にして、『ああ、同じことで重苦しさを感じているな。』ということが判明。

半年くらい前に入って来たナースが、重度のメサイヤコンプレックス。弱っている人を探したり、他の人がミスしていると喜んだり、早食い競争のような看護をやっている。

介護職や私たちが高齢者に気力を持たせるよう努力しているのは、すれすれで生きている人ほど”気”に敏感だからなのだが、その人は、何度も何度も同じ人の血圧を測りに行ったりする。具合が悪い人を探しても見当たらないと、そういうおかしな行動に出たりするわけだが、高齢者というのは、それだけで本当に具合が悪くなってしまう。

採用面接の時、履歴書を見ると、この界隈の病院や施設を転々としていて、どこも短期間で辞めており、施設長はそこに食いついて質問をしていた。(まあ、どこでもそうなのだろうけど。)

でも、私が気になったのは、そんなことよりも、自分について訊かれているというのに、何の話をしている時も言葉の端々に『息子が精神を病んでいるので。』というのを付け加えるところだった。

息子さんのことは関係ないんだけどな?と思うのと同時に、何度もその言葉を聴くうちに『病んでいるのは息子で私は苦労している母親です。』と一種の切り離し感と自慢を感じたからだった。

仕事上にもそれは異常な形で表れて、その場所でのやり方を覚えようともせずに、物の置き場所を変えたり、書類の書き方を変えてオリジナルを出して来るものだから、周りが大混乱。

医務課のあちらこちらに付箋がベタベタ貼ってあるので「これは何?」と訊くと「忘れないように」とのことだった。自分のメモに書くようにして公共の場に貼らないで下さいと言うこともあった。すると『いえ。皆も忘れないように貼っています。』とのこと。皆さん気が散るし、汚いから全部剝がすけどね。

そうした調子であらゆるところに侵害して来るのだが、私は「止めて下さい。」と言う方なので、管理したがりの彼女には不満がつのるらしい。

お願いしたことは全然終わっておらず、新しい仕事も覚えておらず、『ここのやり方がなっていないから残業が大変だわ。』とのこと。

周りに言わせると、どうやってこの仕事量で残業することが可能なのか?と不気味だった。

介入させて貰えないので、今度は介護職の方を管理しようとし出した。『勤務表や入浴場のマネージメントが出来ていない。この間、こんなことがあったんです。』と、つらつら私に話し出した。

それが介護主任であるKちゃんの耳に入ったので大変なことになった。少ない人員ながらも研修を入れて詳細に作っているのが彼女なので、『自分のマネジメントも出来てない人に言われたくないわ。』と激おこ。

ですよね。

管理したがりの世話焼きの方は、おそらくどこへ行ってもこれをやって来たのだろう。何も覚えず何も学ばず、『私はこんなに気が利く。何でも教えてあげる。』というのをやって来たのだろう。

これが依存的な人が多い職場だったとしたらどうなっていただろうか?あるいは、相手が子供だったらどうなっていただろうか?

しかし、ここには依存的な人も子供もいないのでガチギレしたKちゃんに『いらないです。それ、やめて。そして、夜遅くまで医務課でごそごそしていないで。皆、怖がっています。』と言われる。

激しい管理したがりのため、同じくらいの熱量で『私が要らないって言うんですか?!』とキー!と怒っていたが、あなたが要らないのではなく、あなたがしていることを止めて、やるべきことをやって欲しいんですと淡々と話してみた。ほんとに、「やめて」と言っている人の世話を焼き、深夜まで残業ってどういうこと?早く帰って下さい。

すると『子供が帰って来るなって言うんです。精神を病んでいるので。』。

そんな理由で残業の時給を貰っているとは驚愕の嵐。

でも、それ聞いて思った。息子さんは病んでないよ。土足で踏み込まれるのは嫌だとちゃんと表現している健常な人だと思う。

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