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君たちの居ない夜

昨夜、竿の先にネズミのおもちゃがくっついているやつに足がひっかかった。トイレへ行こうとして躓いたのだが、病気で弱っているはずのブルーノが『ぴゃー!』と叫んでその玩具に飛びついた。そうそう、もう7ヶ月なのにまだピぴゃー!とかピー!と鳴く。
お気に入りの玩具なものだから反応したのだろうけど、物凄く嬉しかった。
数日前はそんな活動性すら見られなかったからだ。
点滴が効いて来たのかな。
少し前まで致死率100%だった病気で、この点滴をしたからと言ってそれが何%下がるのか分からないのだけど、とりあえず苦しませるのは嫌だから庶民にしてはたいまいをはたいている。

少しでも元気になると嬉しい。
と思っていたが、その日から下痢が始まった。
排菌しているだけなのか、何なのか分からない。
獣医さんは悪いことではないけど、念のために入院しましょうと。

そしてこの病気が発覚していからずっと言われていたのが『ブランカちゃんにはうつっていませんか?』ということ。

無症状だけど、それは分からないよね。

シェルター育ちのブランカちゃんが病原菌を持っていて、しかし免疫が落ちないので発症していないだけかも知れないし、元々ブルーノが持っていたのかも知れない。

結果、二匹とも入院することになった。

私は医学を信じる職業の者ではあるが、同時にずっとレイキヒーリングを使っている。

『あれ、効きましたね。』とわずか二日目に先生にビックリされた時には、少なからずレイキも役に立っているのでは?と思う。

何が正しいのか分からない。点滴5日目。
とにもかくも素直に入院という道を選んだ。凄く辛いけど。

ギリギリまでブルーノは人の肩の上に乗って語りかけて来たり、甘えたり。はたまた一緒に動画を観ていたりした。

そして、今日と明日は、Kちゃんと私にとって何ヵ月もの間経験しなかった猫の居ない夜だ。寂しい。

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