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役割重視(?)

施設の配置医が、とある可愛らしい女性管理者と接した後に『あの人何歳?』と訊いて来た。そっと耳打ちするかのようにヒソヒソと。

実際の年齢を伝える必要もないと思い『さあ?』と答え『可愛らしい方でしょ?優しくして下さいね?』と付け加えた。

すると、少し笑いながら『いや、厳しくするんだ。俺は厳しくするんだぞ!』と言っている。
この”厳しくしてやる”というのは本気である。実際に普段も女性職員に対して厳しく・・・というか、クドクド言うきらいがある。

どして?と訊いてみると「厳しくしないと調子に乗るからだ。(女は)」と返って来るので、老婆心で「先生、面倒臭いと思われ、やがて誰も何も言わなくなり、しまいにはクビになりまっせ。」と物差しで掌をトントン叩きながらお伝えした。

私は自分の掌を叩いているだけだと言うのに『・・・寒いな・・・。なんか、ぞくっとする。今日は気温が低いな。』と急に話題を変えるので、目の前にそこそこの量のカルテをドドーンと積んで差し上げる。さあ、喋ってると時間無くなりますよ!という非言語的コミュニケーションである。

途端に寡黙になり、せっせと処方箋を書いてくれる先生。ありがとーございます。

ありがたいし、冷えると仰っているのでホットココアを淹れて隣に置いてあげると、途端に「いやあ、しかし、何だねー・・・、」で始まり不愉快なことを話し始めるので「パワハラ、セクハラ、あと、モラハラって、今の発言、全部にあてはまりますよ。」と制止する。我慢して聴く理由がほとんど見当たらないからだ。

そうして先生はちゃんと仕事をやってくれる。なので今のところ問題ナス🍆。訴える予定はないことを告げると「ごちそうさま・・・です。」とマグカップを置いた。

先生は私と仕事をし始めてから敬語を覚えた。

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