見出し画像

嫉妬と他力本願

自分とは全然関係ない人に嫉妬するというのはどういう心理なのだろうか?いや、どんな心理なのか?というのは、その手の分野の学習で習ったり、一旦は『なるほど、そういうことか。』と頭で理解した。

でも、何十年前かの知識としての理解では無くて、私の心が『は?』と未だに言っているのだ。そういう場面に遭遇する度に『は?』と思っているので、もう何万回も言っていると思う。それくらいの頻度で遭遇しやすい場面でもある。驚いたことに。

例えば、職場の先輩と二人で仕事の話から他愛のない雑談まで話していると、割って入って来て邪魔したり、大声で別の話題を言って止めに入って来る人。
『二人で話してんじゃねーよ。』という空気を醸し出して来る。

幼稚園児の頃から『いけないことなのかな?』と気を使って『この人の前でこの人と話しちゃダメなのね?分かった。止める。』ということを繰り返していたのは、従わないと大変面倒臭いことになるからだ。

嫉妬していると口で言えない代わりに無理難題を持ちかけて困らせて来るのがこのタイプの人だから。全然関係のないところからネタを持って来るので大変理屈っぽい状態になっている。そんな人の相手をしなければならなくなるからだ。

が、ある程度歳を言ってからは、そうやって気を使うこと自体も面倒になって来たので、今は好きな時に好きな人と好きな話をする。あるいは必要な話をする。笑いたければ笑う。
『私がこんなに怒っているんだから、あなた方は幸せに過ごすべきではない。』というオーラを出して来る人を放置することにした。

しばらくするとあきらめてくれるのだが、そこでほっとしてはならない。今度は鬱々としたオーラを出して来たり、全く違う言いがかりを上司に言いつけたりして攻撃して来る。

でも、言いがかりは表面上のことに過ぎなくて、嫉妬なのだ。

じゃあ、ちょっとその人も話に誘ったり、ドンドン話しかけてみれば良いじゃないか?と言われそうなのだけど、残念ながらやっても長続きしない。何せ人ばかり見て嫉妬ばかりして来た人なので、同じ話しかしない。自分でもつまらなくなって来ているらしいのだが、相手がつまらないのだと思い込み、『何で反応ないの?他の人に話すから、あなたのその向こう側の人を紹介して』という行動に出るのだが、その紹介してもその相手に同じことを繰り返す。

良く分からないのだが、その人は私のことも、私と話している相手のことも嫌いらしい。嫌いな人が誰と話していようと関係ないはずなのだが、全員に好かれたいのが常なので、他人同士の繋がりを不快に思うし、誰かと誰かが雑談していただけで「仲間はずれにされました。」と言い出す。

『人間関係がうまくいかないんだよね。』

そりゃそうでしょうね。と思う今日この頃。

そういう私も全員とはうまく行かない。ちゃんと好き嫌いを持っている。好き嫌いも境界線も分からなくなるのが嫉妬という感情なのかも知れない。

自分のことくらい少しは自分で愛して欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?