生命の不思議 ①身体は食べ物から作られています。
生命の不思議①、
身体は食べ物から作られています。
看護師の経験の中で、
食べる大切さを日々感じています。
食べる行為が栄養になる、
元気のバロメーターです。
食べることは生きる事、
そして思い出にも繋がります。
食べ過ぎだったら、
少し身体を休めるように、
消化器も休めてあげるといいかもしれません。
どの生き物も、
口から摂取します。
そして肛門から排泄します。
食物連鎖で、
何がかけても成り立たないです。
消化器外科にいた若い頃、
消化器の手術では、
傷がつくまでは絶食(その当時は7日間)、
口から食べれる許可は水からから始まります。
1日300mlとか、
疾患によって、
医師の指示にも違いがありました。
食事の形態も流動食から、
ほとんど米ははいっていません。
発熱や腹痛などで、
縫合不全や感染兆候がわかります。
順調に経過するか、
絶食が長くなるかの運命の分かれ道です。
常食と言われる普通食になるまで、
長い道のりです。
「やっと人間に戻れたなあ」
笑顔で話す人も多かったです。
消化器疾患は、
食べる制限があります。
食べれなくなって、
食べることの有り難さを感じます。
肺疾患など、
消化器ではないものは、
食事開始が早いです。
食欲や食べる量で元気度が違っています。
点滴もいいですが、
経口摂取に勝るものはないです。
口からものを入れて咀嚼、
嚥下は食道と気管はとなりどうしなので、
上手く飲み込めないとむせます。
老人が誤飲性肺炎になりやすいのは、
嚥下力が低下するためです。
むせる力さえ落ちるので、
サイレントアスピレーション(静かな誤嚥)
になるのです。
胃は消化力を使って消化します。
その後十二指腸、
胆嚢からは胆汁を出したり、
肝臓では解毒をしたりします。
小腸、
大腸、
肛門、
いらないものは排泄されます。
ちょっと端折っていますが、
食べることの大切さを語りました。
私が骨折して入院した時は、
手術の順番が遅いオンコールだったので、
夕食が食べれない時間だったら、
夜食のおにぎりがあると説明がありました。
脳外科に入院した時は、
減塩や嚥下食でした。
口から食べれることを探します。
嗜好は、
子供の頃に作られることが多いです。
時代により好みがあります。
(食べ物がなく保存食、漬物など)
住んでいた土地の影響を受けます。
(例えば関西風、関東風)
北海道では小豆の赤飯もありますが、
甘納豆の甘い赤飯も普通にあります。
味覚は味もですが、
五感の中の1つなので、
記憶にも連動しています
あのとき食べた忘れられない味です。
私の祖母はよく海苔巻きを作ってくれました。
スーパーで買うのとは味が違います。
叔母さんが祖母と同じ味を作ってくれたのが、
とっても嬉しかったです。
暑い日が続いています。
食欲が低下するこの時期、
いつも思いますが、
こういうことが恒常性の維持なんですね。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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