見出し画像

『Platform』Vol.1での撮影 ~VRChat編~

 メタバース旅行雑誌『Platform』(以下、本誌)にて撮影を担当しています、バーチャルフォトグラファーのみくにきです。
 現在までにVol.2が刊行されており、Vol.3の製作も着々と進んでいる本誌ですが、中には掲載することの出来なかった写真も沢山あります。また、撮影するにあたっての裏話や、専門的……と言う程でもありませんが、撮影時の構図など。その時に考えていたこと、感じたこと等を、忘れる前に書き出しておこう、というのが、この記事のコンセプトです。
 初回はやはりというか、ホームグラウンドでもある「VRChat」の写真から話していきたいと思います。次回以降もClusterやNeosVR、Vol.1でだけ担当した表紙の撮影話など……気ままに続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。

言ノ葉堂|VRChat

 まず本誌に参加することになった経緯ですが、編集長であるニッソちゃんにお声掛けを頂いたところからでした。当時のメンバーが編集長と、誌面デザイン担当の思惟かねさん、執筆担当のsunさんの3人で、わたしと前後して、校正担当のわくさんが参加したように記憶しています。
 本誌を作るにあたって、写真を撮る人は必要だろう、ということで招待された訳ですが、担当が決まる前から既存のメンバーで撮影の試みはあったそうで、「ワールドはここです。エッセイ本文はこれです。写真はこんな感じでトライしてます」という状態からのスタートでした。そのため本誌のほうにも、クレジット上は「写真/みくにき」と単独で掲載されていますが、他のメンバーが撮った写真も混ざっています。わたし自身含め、メンバーが試行錯誤の中で撮った写真なので、もう少し拘れたかもしれないな、とも思いつつ。形にして世に送り出すことが出来ているので、ひとまず「はなまる」は貰えるんじゃないか、ということで。

入口に置かれたウェルカムボード

 撮影をしたのが5月下旬だったので(もう半年以上前なんですね)、ウェルカムボードが春仕様になっています。こういう「撮影時期」が分かるの個人的に好きなんですが、それより右の、看板をしっかり見せた写真も撮るべきだったなぁと後悔。
 言ノ葉堂さんの看板面白いんですよ。平仮名の「の」と「葉」の鏡像が合体していて、シンメトリーになってるんです。「の」が「人に◯」で書かれてるのもなんか良いなって思いました。思わず小学生の語彙になってしまいます。

本棚に挟まれた通路

 シンメトリーついでに、写真のほうも正統派で応戦します。左右の本棚に吸い込まれるように、突き当たりにある水色のPOPに目が行くのではないでしょうか。これは視線誘導とかいうテクニックがそうさせているらしいです。わたしは知りません。感覚で撮っています。

2階のスタジオエリア

 2階には言ノ葉堂さんが放送している「言ノ葉ラジオ」の収録スペースがあります。本誌のVol.1はあくまで「図書館」というテーマでしたので、エッセイでのご紹介に留まりましたが、写真でもちょいちょい撮っていました。

棚に並ぶ本の背表紙

 とりあえず撮ってきましたー。というカジュアルな感じで撮った物を提出して、全員が全員手探り状態だったので、追加で撮影に出ることもなく(この後にClusterの撮影も控えていたので)、「誌面できました!」「OKです!」「次行きましょ!」と、トントン拍子で事は進んでいく……。
 次回、Cluster編に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?