（文部科学省　事務連絡）令和５年度学校の ICT 化に向けた環境整備に係る地方財政措置について

情報教育支援プラットフォーム ELDI（エルディ） 事務局員の寺西です。

文部科学省から（事務連絡）「令和５年度学校の ICT 化に向けた環境整備に係る地方財政措置について」が発出されました。
とくにポイントと思われる点について、下記に掲載します。

学校の ICT 化に向けた環境整備に係る地方財政措置については、これまで「教育の ICT 化に向けた環境整備５か年計画（2018～2022 年度）」に基づき、単年度 1,805 億円の地方財政措置が講 じられてきたところ

学校のICTにおける環境整備について、これまで極めて大事な予算措置だったものが、「教育の ICT 化に向けた環境整備５か年計画（2018～2022 年度）」であることは、自治体のICT予算を語る際には確実に知っておくべき事柄です。

令和５年１月 16 日付け事務連絡にて周知したとおり、現行の「教育の ICT 化に向けた環境整備５か年計画」については、新しい ICT 環境整備方針が令和７年度の 策定に向けて検討が進められることから、当該計画期間を令和６年度までの２年間延長すること としたところです。

令和5年1月16日付け事務連絡は「学校における ICT 環境の整備方針について」になります。
この時点では「方針」について２年間延長という通知であり、今回は

このため、令和６年度までの地方財政措置について、引き続き単年度 1,805 億円の地方財政措置が講じられる予定となりました

という、地方財政措置の額まで決定した、という事務連絡になります。

近年、文部科学省は、通知や事務連絡を積極的に文科省HPで公開するようになっており、とりわけGIGAスクール構想に関するものはGIGAスクール構想の実現についてのページにて確認できますので、ICTを担当する教委・学校関係者はこまめに確認しておくとよいかと思います。

また、学校のICT関連で、教委・学校に協力している民間企業や団体等のみなさんは、「通知、事務連絡とは何か」から「地方財政措置とは何か」「このICT整備費とは何か」は基礎知識として必要になるかと思いますので、理解を進めると良いかと思います！

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