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2026年度から高卒認定試験に教科「情報」が必修に

情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。

文部科学省が、2026年度から高校卒業程度認定試験(旧大検)に必修の教科として「情報」を加える方針を決めた、というニュースが飛び込んできました。

高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)について記載された文科省の正式なHPは下記です。

高等学校では、令和4年度入学者から新しい指導要領に変わっていますので、それにあわせてすでに、合格要件、免除科⽬、出題範囲の変更等が発表されているものもあります
さらに、必履修になった「情報I」について、高卒認定試験でどのように扱うか検討がされ、「必修」という方向性が決まった、という報道ですね。

これは、大学入試において、教科「情報」の扱いが、全体的により重要視されることが予測されるとも言えます。

一方で、月刊『高校教育』2023年3月号において、全国普通科高等学校校長会大学入試研究委員会の研究主題「高大接続改革における新たな大学入試の在り方〜新学習指導要領下での新たな大学入試を見据えて」の下、検討や調査を行った記事が紹介され、「全体では、情報科目の追加に否定的な意見が9割以上であった。」という記述がありました。

読者の皆さんはいかが思われるでしょうか?


「教育は、時代の波が来る前に準備しなければいけない。」

カリキュラム研究史の立場からも、1998年段階ですでに遅いと言われている「情報」の教科化。
自分たちが受けてきた教育の教科・科目だけを絶対視しすぎているような高校教育になってはいないでしょうか。。。

高卒認定試験に「情報」が必修化された、という事実からも、目を逸らしてほしくないと思います。


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