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遠征して行きたい! 【2023年11月】にスタートする 全国の気になる展覧会・アートイベント 30展

2023年11月にスタートする、全国の気になる展覧会情報を地域別に開催日順でまとめました。(現代アート系が多めです。)今月は、全国の展覧会 25展示+全国の芸術祭・アートイベント 5展示=計30展示について、概要をワンポイントでご紹介しています。

(見出し写真は、アーツ前橋の「ニューホライズン 歴史から未来へ」で展示中の、オラファー・エリアソン《4つのサンクッカーライト》。今月は、新たにオープンする麻布台ヒルズギャラリーで、「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期 」がはじまります。


全国の展覧会・アートイベント(地域別・開催開始日順)

▍北海道・東北

(北海道、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県)

【青森】ロートレックとベル・エポックの巴里-1900年 (八戸市美術館)

会期:2023年11月3日(金)~2023年12月25日(月)
URL:https://hachinohe-art-museum.jp/exhibition/2540/
36 歳の若さで人生の幕を閉じたロートレックをはじめ、ドガやミュシャ、デュフィらの作品およそ 320 点の展示とともに、華やかな時代の姿を映し出したパリの芸術を紹介。

▍関東

(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)

【東京】大巻伸嗣―真空のゆらぎ (国立新美術館)

会期:2023年11月1日(水)~2023年12月25日(月)
URL:https://www.nact.jp/exhibition_special/2023/ohmaki/index.html
現代アーティスト・大巻伸嗣の個展。国立新美術館で最大の展示室をダイナミックに使い、この広大な空間でなければ展示できないインスタレーションを展開する。

【東京】アートウィーク東京 (東京都内の50の美術館・ギャラリー)

会期:2023年11月2日(木)−11月5日(日)
URL:https://www.artweektokyo.com/
東京のアートシーンを牽引する50の参加美術館やギャラリーを巡るように、シャトルバスが7つのルートを結ぶイベント。特別展やトークイベントも。

【東京】平衡世界 日本のアート、戦後から今日まで (大倉集古館)

会期:11月2日(木)–11月5日(日)
URL:https://www.artweektokyo.com/focus/
保坂健二朗をアーティスティックディレクターとして迎え、64名のアーティストによる100点を超える作品を通して、日本の近現代美術を読み解くキーワードを批評的かつ親しみやすい視点から再考する。

【神奈川】食と現代美術 Part9 —食とアートと人と街—(BankART Station)

会期:2023年11月2日(木)~2023年12月2日(土)
URL:https://bankart1929.com/eatandart9/index.html
美術の中にあらわれる、または美術の視線を通して、食文化の中に潜む、プライベート性、地域性、共有性、暴力性、批評性、時代性、空間性などを解きほぐしていく。

【茨城】今村源 遅れるものの行方 (水戸芸術館 現代美術ギャラリー)

会期:2023年11月3日(金)~2024年1月28日(日)
URL:https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5251.html
1980年代前半より京都を拠点に制作活動をスタートさせ、哲学的作風で早くから注目を集めてきた現代美術家・今村源の10年ぶりとなる美術館の個展。

【東京】TOKYO LIGHTS 2023 Nov. BLUE (明治神宮外苑 聖徳記念絵画館周辺)

日時:2023年11月10日(金)~11月12日(日)
URL:https://tokyolights.jp/
過去のプロジェクションマッピングの国際大会でグランプリを獲得した10組のクリエイターによる優勝者エキシビション。また、会場周辺では、光のアートや音楽を融合させた「光の祭典」も。

【東京】TORANOMON LIGHT ART (虎ノ門ヒルズ、新虎通りエリア)

会期:2023年11月13日(月)~ 2024年1月8日(月・祝)
URL:https://www.mori.co.jp/company/press/release/2023/10/20231031140000004554.html
アーティストや建築家、プロダクトデザイナーが手掛ける、革新的で芸術性の高いライトアートの作品を虎ノ門の街の各所に展示。

【東京】倉俣史朗のデザイン ――記憶のなかの小宇宙 (世田谷美術館)

会期:2023年11月18日(土)~2024年1月28日(日)
URL:https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00216
デザイナー・倉俣史朗(1934-1991)の東京では20数年ぶりの個展。初期から晩年までの作品に加えて、その制作の背景となる夢日記やスケッチも紹介する。

【東京】青木淳退任記念展 雲と息つぎ - テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編 ^ (東京藝術大学 大学美術館・陳列館)

会期:2023年11月18日(土)~2023年12月3日(日)
URL:https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2023/11/clouds-and-breaths.html
東京藝術大学美術学部建築科において5年間教鞭を執ってきた青木淳の退任記念展。

【神奈川】111年目の中原淳一展 (そごう美術館)

会期:2023年11月18日(土)~2024年1月10日(水)
URL:https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/
中原淳一の生誕111年を記念し、雑誌の仕事のほか、アーティストとして生み出した絵画や人形など、多彩なクリエイションを展示。

【東京】オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期 (麻布台ヒルズギャラリー)

会期:2023年11月24日(金)~2024年3月31日(日)
URL:https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/olafureliasson-ex/
オラファー・エリアソンの個展。麻布台ヒルズの開業にあわせて制作された新作のパブリックアート《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》で取り組んだ主題を軸に、新作インスタレーションや水彩絵画、ドローイング、立体作品を紹介する。

【東京】もじ イメージ Graphic 展 (21_21 DESIGN SIGHT)

会期:2023年11月23日(木)~2024年3月10日(日)
URL:https://www.2121designsight.jp/program/graphic/index.html
近代のグラフィックデザインの歴史を探りながら、特にDTPと呼ばれる、パソコン上で出版物や印刷物のデータ制作の多くの過程を行うことが主流となった1990年代以降のデザインを、文字とデザインの関係から紐解く。

【東京】ウェス・アンダーソンすぎる風景展 in 渋谷 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている (渋谷ヒカリエホール)

会期:2023年11月25日(土)~2023年12月28日(木)
URL:https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/23_AWAwinter/
人気映画監督ウェス・アンダーソンの世界を体現したような風景写真を集めたInstagramのコミュニティ《Accidentally Wes Anderson(AWA)》がもととなった展覧会。天王洲での開催に続き、日本での開催は今回でラストとなる。

▍中部

(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県)

【富山】宮永愛子 「詩を包む」(富山市ガラス美術館)

会期:2023年11月3日(金)~2024年1月28日(日)
URL:https://toyama-glass-art-museum.jp/exhibition/exhibition-5655/
ナフタリン、樹脂、ガラスの彫刻や塩、葉脈を用いたインスタレーション作品で注目を集める美術家・宮永愛子の個展。今回はガラスを素材に、水や空気、そして歴史を内包する新作を発表する。

【静岡】NHK大河ドラマ特別展 どうする家康 (静岡市美術館)

会期:2023年11月3日(金)~2023年12月13日(水)
URL:https://shizubi.jp/exhibition/20231103_ieyasu/231103_01.php
徳川家康について、国宝・重要文化財を多数含む110点余りの作品を通して、誕生から歿後に東照大権現として祀られるまでの足跡を辿るとともに、真の姿を浮き彫りにする。

【山梨】山梨国際芸術祭 八ヶ岳アート・エコロジー2023 (清春芸術村)

会期:2023年11月5日(日)~2023年12月20日(水)
URL:https://www.kiyoharu-art.com/?p=2074
今回初開催となる芸術祭。地域の経済活性や関係人口の増大に限らない次代の“豊かさ”を模索し、人と自然による持続的な文化の構築を目指す。
出展アーティスト:泉太郎、磯村暖、落合陽一、SIDE CORE / EVERYDAY HOLIDAY SQUADほか

【山梨】アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで (山梨県立美術館)

会期:2023年11月18日(土)~2024年1月21日(日)
URL:https://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/2023/941.html
ウィリアム・モリスの代表作として名高い《いちご泥棒》をはじめ、家具、金属製品、ガラス製品、宝飾品、書物といった160点に及ぶ作品を通じ、アーツ・アンド・クラフツ運動の魅力と広がりを紹介。

【静岡】ATAMI ART GRANT 2023 (ATAMI ART VILLAGE ほか)

会期:2023年11月18日(土)~12月17日(日)
URL:https://atamiartgrant.com/
アーティストの制作活動支援を目的とした取り組み。3年目となる今年は「巡-Voyage ATAMI」をテーマにアーティストを公募し。決定した20組の認定者によって制作される作品が、熱海市内において広く展示される。

【石川】コレクション展2: 電気-音 (金沢21世紀美術館)

会期:2023年11月18日(土)~2024年5月12日(日)
URL:https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1812
本展では「音」と「電気」の双方、そしてその関係性に焦点を当てて、作品から発せられる電気的な繋がりに耳を傾ける。また、不可視の音が、痕跡や素描、電気信号やデータに変換されてきた美術の動向を探求する。

【山梨】FUJI TEXTILE WEEK 2023 (富士吉田市下吉田本町通り周辺地域)

会期:2023年11月23日(木)~2023年12月17日(日)
URL:https://fujitextileweek.com/
1000年以上続く織物の産地でもある山梨県富士吉田市の産業の歴史を根底に、テキスタイルと芸術が融合する国内唯一の布の芸術祭。

【長野】庵野秀明展 (長野県立美術館)

会期:2023年11月25日(土)~2024年2月18日(日)
URL:https://nagano.art.museum/exhibition/annohideaki-exhibition
庵野秀明がアニメーター時代に参加した過去作品や、監督、プロデューサーとして活躍する最新の仕事までを網羅し、創作活動の秘密に迫る。

▍近畿

(三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)

【京都】生誕140年 ユトリロ展 (美術館「えき」KYOTO)

会期:2023年11月3日(金)~2023年12月25日(月)
URL:https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2309.html
モーリス・ユトリロの生誕140年を記念し、画家としての名声を高めた、白壁の描写が特徴的な「白の時代」の作品を中心に、晩年までの作品を国内のコレクションから紹介する。

【兵庫】牛腸茂雄 「“生きている”ということの証」(市立伊丹ミュージアム)

会期:2023年11月3日(金)~2023年12月24日(日)
URL:https://itami-im.jp/exhibitions/%E7%89%9B%E8%85%B8%E8%8C%82%E9%9B%84-%E5%86%99%E7%9C%9F%E5%B1%95-%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AE%E8%A8%BC/
本年に没後40年を迎える写真家、牛腸茂雄(1946-83)の回顧展。生前に制作された写真集に収録された作品と、未完に終わった『幼年の「時間(とき)」』の作品、関連資料など約200点を展示し、牛腸のまなざしに迫る。

【京都】FATHOM—塩田千春、金沢寿美、ソー・ソウエン (京都精華大学ギャラリー Terra-S)

会期:2023年11月17日(金)~2023年12月28日(木)
URL:https://gallery.kyoto-seika.ac.jp/exhibition/231117/
「絵画」の範疇を飛び出し、空間全体を作品とするインスタレーションや、場所の歴史や記憶をテーマにした作品など、多岐にわたる表現領域で活動を展開する、塩田千春、金沢寿美、ソ—・ソウエンによる展覧会。

【大阪】コシノジュンコ  原点から現点 (あべのハルカス美術館)

会期:2023年11月23日(木)~2024年1月21日(日)
URL:https://www.aham.jp/exhibition/future/junkokoshino/
常にモードの先端を走り新たな創造を繰り広げるコシノジュンコの活動の全貌を紹介する過去最大規模の展覧会。

▍中国・四国

(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県)

【高知】高知県立美術館開館30周年記念展 そして船は行く(高知県立美術館)

会期:2023年11月3日(金)~2023年12月3日(日)
URL:https://moak.jp/event/exhibitions/30.html
高知県立美術館の開館30周年記念展。すべての展示室を使用し、これまでに築き上げてきたコレクションの精華を紹介する。

【鳥取】ミュージアムとの創造的対話04 ラーニング/シェアリング ―共有から未来は開くか?(鳥取県立博物館)

会期:2023年11月26日(日)~2023年12月28日(木)
URL:https://www.pref.tottori.lg.jp/cd04/
「ラーニング/学ぶこと」と「シェアリング/共有すること」をテーマに、同時代を生きるアーティストの作品を通じて、「第3の学びの場」としてのミュージアムの可能性について考察する。
アーティスト: 小沢剛、ヤギの目、 高山明、リクリット・ティラヴァニ

▍九州・沖縄

(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)

【沖縄】照屋勇賢 オキナワ・ヘヴィー・ポップ (沖縄県立博物館・美術館)

会期:2023年11月3日(金)~2024年1月21日(日)
URL:https://okimu.jp/exhibition/1675731513/
照屋勇賢(てるや・ゆうけん)の初期から最新作まで紹介し、その仕事の全体像に迫る沖縄で初の大規模な個展。

【大分】テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本 (大分県立美術館)

会期:2023年11月25日(土)~2024年1月21日(日)
URL:https://www.opam.jp/exhibitions/detail/916
漫画『テルマエ・ロマエ』の主人公ルシウスが案内人となり、古代ローマのテルマエとともに、日本の入浴文化も紹介する。

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今月も素敵な作品と出会えますように。

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