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料理にアートを取り入れてみる。 (おうちでアート)

 外出できないゴールデンウィーク。先日、「こんな時だからこそチャレンジしてみたい、 《おうちでアートを楽しむ10の方法》。」という記事の「⑦ 自分でつくってみる」のなかでは、模写をしたり、名画になりきったり…というものを例に挙げてみました。

 そんななか、模写するだけじゃなくて「料理」にアートを取り入れてみるのも面白そうだなと思い、方法を3つピックアップしてみました。

■ アーティスト・クックブックby MAM (森美術館)

 きっかけは、休館中の森美術館が5/1にリリースしたオンライン・プログラム「STAY HOME, STAY CREATIVE(家にいながらクリエイティブ) ”MAM @ HOME”」のなかの、”世界各地のアーティストから寄せられたレシピをご紹介する「アーティスト・クックブックby MAM」

 初回、新館長の片岡真実さんのレシピは、なんとレンコンの穴を、草間彌生さんの水玉やネットに見立てた「Kusama Lotus」!素敵な想像力!しかも気軽に真似できそうな上に美味しそう!!(レシピはこちらに。)

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■ お菓子で作品を再現してみた

 見ているうちに自分もなにか作ってみたくなり… 作りました!草間彌生さんの「南瓜」風クッキー。(味はかぼちゃではなく、プレーンとココアですが。)

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つくりかたは、

① 作品を模写。
② それをクッキーにできそうなイメージに単純化。
③ イメージを厚紙にコピーしてカット。
④ ③を型紙にして、薄く伸ばしたクッキー生地をナイフでカット。
⑤ プレーンとココアの生地を合体させて焼く。

 水玉部分は、厚紙をストローのように巻いて型抜きできるようにしました。(型紙や抜き型は、あれば厚紙よりもプラ板のほうが扱いやすそうです。)

 一度模写をしてみると、頭の中にあったイメージとは違った細かい部分も見えてきますね。森美術館のレシピとは趣向の違ったものになってしまいましたが、料理を通じて作品のことを考えてみるのも面白いなぁと思いました。

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■ 「スタジオ・オラファー・エリアソン」のレシピ (美術手帳)

 今年予定されていた展覧会の中でかなり楽しみにしていた「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展(東京都現代美術館)は新型コロナ影響でオープンの目処がたちませんが、web版美術手帳では「スタジオ・オラファー・エリアソン」のレシピをシリーズで紹介しています。

 2018年に日本語版が刊行された《スタジオ・オラファー・エリアソン キッチン(Studio Olafur Eliasson The Kitchen)》から7つのレシピがピックアップされています。

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 そういえば、料理もアートも、どちらも自分に取り入れていったものの積み重ねが今の自分をつくっていくという意味で、通じるものがあるのかもしれません。

 美術館では作品が見られない今、こんなかたちで好きなアートと日常をつないでみるのもひとつの楽しみになるかもしれませんね。

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