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【東京 0円 ミュージアム (1) 】 アドミュージアム東京

美術館や博物館、「今日はじっくり見に行くぞ!」と気合を入れなくても、買い物のついでやちょっとした空き時間に、気軽にふらっと寄れると良いですよね。企業博物館や公共施設など、無料で楽しめて気軽に立ち寄れる美術館や博物館があります。無料と言えどあなどれない、知的好奇心を満たしてくれる美術館・博物館を紹介していきたいと思います。

今回は、カレッタ汐留にある「アドミュージアム東京」。様々な広告の歴史やデザインと出会える博物館です。

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日本初の広告ミュージアム

2002年に開館し、江戸時代から現代まで約32万点の資料を収蔵。2017年12月にはリニューアルオープンし、2フロアにわたって常設展示スペース、企画展示スペース、そして、日本で唯一の広告コミュニケーションに関する専門図書館(ライブラリ)を有しています。

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ライブラリスペース

それでは、中を覗いてみましょう。

江戸時代から現代まで、広告の歴史をのぞく常設展示

2017年12月にリニューアルオープンし、とてもきれいな施設です。

常設展示の壁面では、江戸時代から現代までの広告の歴史が「ニッポン広告史」として展示されています。

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江戸時代にも歌舞伎の人気に乗った「企業タイアップ」が行われていたとか、明治時代に白熱した広告合戦があったとか、歴史の教科書には出てこないですね。

戦時中の大政翼賛会の広告なんていうもの展示されていて、興味深いです。

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これらの歴史の展示も、文章だけでなく、アニメ映像やタッチパネルを使って展示されていて、楽しく見ていくことができます。

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なつかしCM,おもしろCM,世界のCM…様々なCMと出会える

歴史も面白いけれど、自分たちの子供の頃に流れていた懐かしいCMとか、地元で流れていたけど都内では見ないローカルCMとか、そんなのに出会うとちょっと嬉しくなりますね。

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「ニッポン広告史」の中で、懐かしいCMも上映されているほか、「コレクション・テーブル」のなかのデジタルテーブルでは、1950年代~現在までのテレビCM、ポスターなどから、気になったものを自由にタッチしてみていくことができます。

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雲のようなかたちの視聴ブース「4つのきもち」では、見ると楽しくなる広告、びっくりする広告、強く共感させられる広告、深く考えさせられる広告など、世界の広告からテーマで厳選された広告を1人ずつ視聴することができます。海外の広告は日常でなかなか見る機会もないですね。

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また、企画展示室では、年に数回の企画展が開催され、様々な広告賞の受賞作や、テーマで選んだ国内外の広告が展示されています。


あまり意識をすることはないけれど、気づかない間に日々触れている広告の世界を知ることができる博物館。近い世代の人同士でいくと、「懐かしい〜!」なんて盛り上がるかもしれませんね。

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【ミュージアム情報】 アドミュージアム東京

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開館日:火曜日ー土曜日
開館時間:11:00 - 18:00  ※当面の間は 12:00 - 16:00
入館料:無料
場所:〒105-7090 東京都港区東新橋 1-8-2 カレッタ汐留
カレッタ広場に着きましたら、カレッタ汐留Aゲート(丸亀製麺横)よりご入場ください。


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