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遠征して行きたい! 【2023年12月】にスタートする 全国の気になる展覧会・アートイベント 30展

2023年12月にスタートする、全国の気になる展覧会情報を「地域別」に「開催日順」でまとめました。(現代アート系が多めです。)
今月は、全国の展覧会 29展示+芸術祭・アートイベント 1展示=計30展示について、概要をワンポイントでご紹介しています。

(見出し写真は、アーツ前橋 開館10周年記念展 「ニューホライズン 歴史から未来へ」展で展示中の、蜷川実花さんのインスタレーション。12/5からは、蜷川実花さんの史上最大の展覧会「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」がTOKYO NODEで始まります。)

《残照》/ 蜷川実花 「ニューホライズン 歴史から未来へ」展にて 白井屋ホテルでの展示風景

全国の展覧会・アートイベント(地域別・開催開始日順)

▍北海道・東北

(北海道、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県)

【北海道】深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ(北海道立帯広美術館)

会期:2023年12月2日(土)〜2024年1月28日(日)
URL:https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/obj/exhibition/program/143
透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描く驚異の超絶技巧で、注目を集める深堀隆介。その最新の作品世界を紹介。

【青森】荒木悠 「LONELY PLANETS」(十和田市現代美術館)

会期:2023年12月9日(土)~2024年3月31日(日)
URL:https://towadaartcenter.com/exhibitions/araki-yu/
映像作家・荒木悠の美術館での初個展。青森でのリサーチを経て、作家のテーマを展開した新作の映像作品4点と過去作品3点を公開予定。

【北海道】明和電機 ナンセンスマシーン展 in 札幌(札幌芸術の森美術館)

会期:2023年12月16日(土)~2024年3月3日(日)
URL:https://artpark.or.jp/tenrankai-event/siaf2024/
楽器とアートを融合させる芸術ユニット 明和電機。1993年の創立以来の「ナンセンスマシーン」を一堂に集め、プレゼンテーション自体をアートにしてきた活動の軌跡を紹介。

▍関東

(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)

【東京】梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ(ワタリウム美術館)

会期:2023年12月1日(金)〜2024年1月28日(日)
URL:http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202312/
ワタリウム美術館では初となるパフォーマンス公演のような展覧会を、1公演6名のツアー形式で開催。

【東京】MOTアニュアル2023 シナジー、創造と生成のあいだ(東京都現代美術館)

会期:2023年12月2日(土)~2024年3月3日(日)
URL:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-annual-2023/
「創造と生成」の両方を見つめ、テクノロジーを用いながらも造形的な語彙によってアイデアを外在化する若手作家を中心とした現代アート展。

【東京】『前衛』写真の精神: なんでもないものの変容—瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄(渋谷区立松濤美術館)

会期:2023年12月2日(土)〜2024年2月4日(日)
URL:https://shoto-museum.jp/exhibitions/202zenei/
美術評論家の瀧口修造、絵画と写真で活躍した阿部展也、そして写真家である大辻清司と牛腸茂雄の4人を結びつける、日本写真史における特異な系譜を紹介。

【東京】蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠(TOKYO NODE)

会期:2023年12月5日(火)〜2024年2月25日(日)
URL:https://www.tokyonode.jp/sp/eim/index.html
写真家・映画監督の 蜷川実花がクリエイティブチームEiM(エイム)として挑む、作家史上最大の展覧会。

【東京】MUTEK.JP 2023(Spotify O-EASTほか)

会期:2023年12月7日(木)〜2023年12月9日(土)
URL:https://tokyo.mutek.org/
サウンド、電子音楽、オーディオ・ビジュアルアートにおけるデジタル・クリエイティビティの開発と普及を目的として開催される国際的なフェスティバル。

【東京】豊嶋康子展 (東京都現代美術館)

会期:2023年12月9日(土)- 2024年3月10日(日)
URL:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/toyoshima_yasuko/
豊嶋康子の30年以上にわたる制作の全貌を、初期作品から新作まで400点近くを一堂に集め検証する初めての試み。

【東京】マリー・ローランサン ―時代をうつす眼(アーティゾン美術館)

会期:2023年12月9日(土)〜2024年3月3日(日)
URL:https://www.artizon.museum/exhibition/detail/561
石橋財団コレクションや国内外の美術館から、マリー・ローランサンの作品約40点、挿絵本等の資料約25点に加え、同時代に活躍した画家たちの作品を展示。

【東京】キース・ヘリング展 アートをストリートへ(森アーツセンターギャラリー)

会期:2023年12月9日(土)〜2024年2月25日(日)
URL:https://macg.roppongihills.com/jp/exhibitions/keithharing/index.html
6メートルに及ぶ大型作品を含む約150点の作品を通してキース・ヘリングのアートを体感する展覧会。

【神奈川】イメージと記号 1960年代の美術を読みなおす(神奈川県立近代美術館 鎌倉別館)

会期:2023年12月9日(土)〜2024年2月12日(月)
URL:http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2023-images-and-signs
同館のコレクションを中心に、堀内正和、山口勝弘、岡崎和郎、飯田善國、宮脇愛子、高松次郎、若林奮などの60年代の作品に焦点をあて、独創的な表現を振り返る。

【東京】坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC])

会期:2023年12月16日(土)〜2024年3月10日(日)
URL:https://www.ntticc.or.jp/ja/exhibitions/2023/trubute-to-r-s/
メディア・アート分野においてもはかりしれない功績を残した音楽家・坂本龍一の追悼とともに,ライゾマティクスの真鍋大度を共同キュレーターとして迎え,坂本の残した演奏データをもとにした作品や,国内外のアーティストによる,坂本とのかかわりのある作品などを展示。

【東京】白井美穂 森の空き地(府中市美術館)

会期:2023年12月16日(土)〜2024年2月25日(日)
URL:http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakutenkaisai/exhibition_2023_4_shirai.html
メディアを自在に横断し旺盛に制作を続ける白井美穂による、美術館での初個展。

【神奈川】モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ―機械時代のアートとデザイン(ポーラ美術館)

会期:2023年12月16日(土)〜2024年5月19日(日)
URL:https://www.polamuseum.or.jp/sp/moderntimesinparis1925/
1920-1930年代のパリを中心に、ヨーロッパやアメリカ、日本における機械と人間との関係をめぐる様相を紹介。

【埼玉】サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―(角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリー)

会期:2023年12月20日(水)~2024年5月31日(金)
URL:https://kadcul.com/event/170
サルバドール・ダリの世界的に知られる数々の名作をはじめ、写真、インスタレーション、映画、記録写真などから構成される映像が、全編にわたりピンク・フロイドの楽曲が鳴り響く中、床や壁面360度に映し出されます。

▍中部

(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県)

【富山】超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA(富山県水墨美術館)

会期:2023年12月8日(金)〜2024年2月4日(日)
URL:https://www.pref.toyama.jp/1738/exh2304_chozetsugikou.html
再評価が更に高まっている明治工芸とならんで、木彫・漆工・金工・陶磁・ガラスなど、様々な素材を扱う現代作家たちの超絶技巧の作品群を紹介。

【岐阜】フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン(岐阜県現代陶芸美術館)

会期:2023年12月16日(土)〜2024年3月3日(日)
URL:https://www.cpm-gifu.jp/museum/events/event/event-7832
1930年代から現在に至るフィンランドのグラスアートを、主要なデザイナー、作家による約140件の作品により紹介。

【愛知】開館35周年記念 ガウディとサグラダ・ファミリア展(名古屋市美術館)

会期:2023年12月19日(火)〜2024年3月10日(日)
URL:https://gaudi2023-24.jp/
建築家 アントニ・ガウディの建築思想と造形原理を、100点を超える図面、模型、写真、資料に最新の映像を交えて読み解いていく展覧会。

【静岡】高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの(静岡市美術館)

会期:2023年12月27日(水)〜2024年3月31日(日)
URL:https://shizubi.jp/exhibition/20231227_takahataisao/231227_01.php
1960年代から日本のアニメーションを牽引し続けた高畑勲。絵コンテやレイアウトなど、1300件超の作品や資料をとおして名作アニメーション誕生の裏側を展観。

▍近畿

(三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)

【大阪】ミュシャとパリの画塾(堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館))

会期:2023年12月2日(土)〜2024年3月31日(日)
URL:https://mucha.sakai-bunshin.com/event/mucha2023ex3/
1900年前後の、パリの画塾で次世代にデッサンや構図を教えてきた教師・ミュシャの画論に触れる展覧会。

【大阪】アール・ヌーヴォーの女神たち(グランフロント大阪)

会期:2023年12月9日(土)〜2024年1月28日(日)
URL:https://mucha-immersive.com/
「線の魔術師」と言われるミュシャならではの作品を高精細のプロジェクターでを用いて投影する没入型の展覧会。

【滋賀】エッシャー 不思議のヒミツ(佐川美術館)

会期:2023年12月14日(木)〜2024年2月25日(日)
URL:https://www.sagawa-artmuseum.or.jp/plan/2023/10/post-146.html
オランダの版画家M.C.エッシャーの、初期から代表作に至るまで、150点を超える作品を展示。

【京都】『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本(京都府京都文化博物館)

会期:2023年12月16日(土)〜2024年2月4日(日)
URL:https://www.bunpaku.or.jp/exhi_sogo_post/20231216-20240204/
『シュルレアリスム宣言』の発表から100年を記念する本展では、主にシュルレアリスムの影響を受けた日本の絵画作品を通して、多様なイメージの展開を紹介。

【京都】藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに(アサヒビール大山崎山荘美術館)

会期:2023年12月16日(土)〜2024年2月25日(日)
URL:https://www.asahigroup-oyamazaki.com/exhibition/foujita/
藤田嗣治が親しい人々に送った手紙や、生涯を通じて作りつづけた「手しごと」ともいうべき木工細工、妻のために遺した作品などを通じて、彼の人生とその心の旅路をたどる展覧会。

【大阪】決定版! 女性画家たちの大阪(大阪中之島美術館)

会期:2023年12月23日(土)〜2024年2月25日(日)
URL:https://nakka-art.jp/exhibition-post/women-painters-2023/
全国的にも注目を集めた50名を超える近代大阪の女性日本画家の活動を約150点の作品と関連資料で紹介。

▍中国・四国

(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県)

【愛媛】生誕100年 山下清展 -百年目の大回想(新居浜市美術館)

会期:2023年12月2日(土)〜2024年1月21日(日)
URL:https://www.city.niihama.lg.jp/soshiki/bijutu/yamashitakiyoshi.html
2022年に生誕100年を迎えた、放浪の天才画家・山下清の展覧会。

【島根】追悼 澄川喜一展 (島根県立石見美術館)

会期:2023年12月15日(金)~2024年2月12日(月)
URL:https://www.grandtoit.jp/museum/in_memory_of_sumikawa
2023年4月に亡くなった島根県出身の彫刻家、澄川喜一。その逝去を悼み、同館にこれまで寄贈された作品を中心に、「そりのあるかたち」をテーマにした作品群約40点を紹介。

【香川】回復する(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)

会期:2023年12月23日(土)〜2024年3月10日(日)
URL:https://www.mimoca.org/ja/exhibitions/2023/12/23/2929/
社会や自己のあり方の問い直し、他者との関わり、時間の経過などの力に目を向け、希望を宿した作品を通して、弱った心身を受容しながら生きる術を考える契機となることを試みる。

▍九州・沖縄

(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)

【鹿児島】種子島宇宙芸術祭 (種子島宇宙センターほか)

会期:2023年12月9日(土)~17日(日)
URL:https://satfes.jp/
種子島宇宙センターではじめての「ライトフェスティバル」、島内での現代アート作品展示、スーパープラネタリウム星の洞窟などのイベントが開催される

行きたい展覧会は見つかりましたか?
今月も素敵な作品と出会えますように。

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