#3 遠い未知の大陸アフリカが、「いつか訪れてみたい場所」に変わるとき
ーーさまざまなかたちでPLASを応援する人たちの声をお届けします。PLASの魅力や「応援してよかった」と感じるエピソード、アフリカでの活動によせる期待をサポーターのみなさんに聴きました。
外資系金融企業の経営者でありながら「社会をより良くする活動」に伴走する理由
みなさんこんにちは。安渕聖司(やすぶちせいじ)と申します。
本業は、外資系金融企業の経営者ですが、10年ぐらい前から、社会を良くする活動に参加し、協力し、寄付し、相談に乗ったりして、お手伝いしています。
きっかけは、「児童擁護施設の高校生たちに英語を教えて海外の施設のサポートに送り出す」というボランティア活動からでした。
3ヶ月で、高校生たちがすごく成長し、仲間と一緒に何かを達成することを覚え、大人を信用してくれるようになる体験がすごく新鮮でした。
続いて、同じ時期に巡り合った「社会イノベーター公志園」という活動で本格的にNPOやNGO、そして社会を変革しようとするスタートアップの支援を行うようになり、社会イノベーターの皆さんから多くを学べることに気づきました。PLAS代表の門田さんとも社会イノベーター公志園を通じて知り合いました。
(写真)社会イノベーター公志園に出場したPLAS代表の門田
出典:http://2010.koshien-net.jp/monda/
リーダーに「ブレない覚悟」はあるか
PLASのサポーターには、門田さんの活動継続に対する強いコミットメントと、明るくていつもブレない姿勢を拝見するうちに、「これは本物だ!」と思うようになり、マンスリーサポーターとして活動を支援するようになりました。
私は色々なNPO/NGO/学校を支援・協力していますが、見させていただくポイントは同じで、リーダーに覚悟とコミットメントはあるか、将来に向かって継続し拡大していく意欲はあるか、ボランティアも多くいる組織を引っ張っていく情熱はあるか、罪悪感や義務感に頼らず大きな目的で人を魅了できるか、などです。
そういう意味では、門田さんのPLASのサポーターになってとても良かったと思います。
(写真)代表の門田(左)と事務局長の小島(右)と一緒に。PLASの心強いアドバイザーでもある安渕さん。
普遍的なソリューションとしてのPLASの活動
PLASの支援会合にもたまに出させてもらい、多くのことを学ばせてもらいました。
まず、支援対象である「エイズ孤児」についても、全世界に1.220万人もいるとは、驚きでした。しかも、遺伝で貰った(かもしれない)病気に対して、偏見や差別があり、貧困も関係してくるとは、想像もしませんでした。
また、これらエイズ孤児に対して、明確な4つの目標(就学できる/自分に価値があると感じられる/将来を前向きに計画できる/より健康に生活できる)を置いて取り組んでいるのが、決してエイズ孤児だけではない、もっと普遍的なソリューションに思えてなりません。
(写真)ウガンダのカフェ事業に参加するシングルマザーと子ども
広がる世界への視野
PLASのサポーターになると、情報が増えます。PLASが何を具体的にやっているのかを学ぶ機会が増え、ケニアについての知識も増え、自分が世界に対して持っている視野がぐっと広がるような気がします。
アフリカが、遠い未知の大陸から、未来に向けて懸命に生きている子供たちのいる、いつかは訪れて見たい場所に変わります。
(写真)PLASの支援者向けパーティーではケニアを知るワークショップも
PLASの未来に期待したいこと
今後のPLASに期待したいことは、2つあります。
1つは活動を通じて、アフリカと日本をより強く繋いで欲しいということ、そして2つ目は、アフリカのエイズ孤児を支援してきたノウハウを日本に持ち込んで欲しいということ。日本は就学はできるかもしれませんが、「自分に価値があると感じられない」「将来を前向きに計画できない」子供たちがまだまだたくさんいると思いますので。
私のストーリーを読んで少しでも興味を持った人は、ぜひマンスリーサポーターになって、社会を、世界を少しでも良くすることに参加してください。一人一人の力が積み重なって、世界は前進していくと、私は信じています!
プロフィール
安渕 聖司(やすぶち せいじ)
2019年4月、アクサ生命保険株式会社代表取締役社長兼CEOに就任。
1979 年、三菱商事(株)に入社。1999 年、米国の投資ファンド、リップルウッドの日本法人立ち上げに参画。2001年UBS 証券会社マネージングディレクターを経て、2006 年、GE コマーシャル・ファイナンス・アジアに入社、2007 年9 月にGEコマーシャル・ファイナンス・ ジャパン社長 兼 CEO に就任、2009 年、GE キャピタル・ジャパン社長兼CEO に就任。2017年ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社代表取締役社長に就任、2019年3月退任。
社外活動としては、公益社団法人経済同友会幹事、公益財団法人茂木本家美術館理事、学校法人至善館理事、一般社団法人ダイアログ・ジャパン・ソサエティー理事、一般財団法人KIBOW評議員、特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール・アドバイザリーボートメンバー、特定非営利活動法人キッズドア・アドバイザーなどを務める。
1979年、早稲田大学政治経済学部卒、1990年、ハーバード大学経営大学院卒(MBA)。
PLASではマンスリーサポーターを募集しています
月々1,000円(1日33円)からPLASのアフリカでの活動を支えていただく仲間を募集しています。
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いただいたご支援(サポート)は、PLASの活動を通じてケニアとウガンダのエイズ孤児支援のために使わせていただきます。