建築ツールとしてのChatGPT
最近話題になっているChatGPT。
建築活動の中でChatGPTはどんなことが出来るのか、今回は2つのことにトライしてみます。
1.事例収集
2.3Dモデル作成
1.事例収集
「各階にテラスがある貸事務所」の事例を5つ探してもらいます。
ChatGPTに問いかけを打ち込むと、
5つの事例をあげてくれました。
次にイメージを見たいので、あげてくれた事例の画像をお願いすると、
画像は出せず、文章のみの回答しか出来ないようです。
ただ、画像を見るための代替策は提示してくれたので、今度は事例のホームページを教えてもらい、そこから画像を見てみようと思います。
ほぼ全滅。
調べてみると、各ビルのホームページは別のURLが存在していて、ChatGPTが回答してくれたURLは存在していませんでした。
他の事例を投げかけた際も何度かありましたが、時々間違った回答をすることがあるようです。(感覚的に3回に1回はズレた答えが返ってきてる印象。)
2.3Dモデリング
階段状のモデルを作成するようChatGPTに投掛けてみます。
色々試してみましたが、RhinocerosのPythonScriptが良さそうだったため、Rhinocerosで階段を生成するコードを作ってもらいます。
生成されたコードをRhinoserosに入力してみると、
入力したコードに誤りがあったようです。Pythonで入力するとどこでエラーが発生しているか教えてくれるのはありがたいです。
エラーメッセージをコピーしてChatGPTに修正を投げかけます。
以降はChatGPTでコードを修正→Rhinoserosで入力→エラーをコピーしChatGPTで修正
これを繰り返した結果、
なんとか階段状の段板が生成されました。繰り返した数 20回… 一部指示を修正しつつ要した時間2時間この程度のScriptなら自分で入力した方が早い
出来上がったコードは、遠回りなモデルの作り方でまだまだ改善していかなければいなないのですが、ChatGPTでもモデルを作成する事が出来る可能性が見えてきました。
指示を出す上で、指示側の知識が重要になりそうです。
まとめ
操作してみると、レスポンスは非常によく、思わぬ提示をしてくれることがあるのでとても面白いツールです。
が、まだまだ誤りが多い印象(今回はフリー版だったから?)なのでと受け取る側のリテラシーが求められそう。
一方で、指示を出す際の具体性も重要で、曖昧な指示を出すと見当違いな回答をしてきます。
とはいえ設計ツールとしての可能性はありそうで、
記事にはしてませんが、下記はトライした内容と私なりの感想です。
・平面プラン検討→〇 3Dモデル同様可能性あり(今回はコードが上手くできませんでした…)
・法規チェック →✕ 行政に聞いてくださいと出てしまいました
次回記事を書く際は、もう少し踏み込んでトライしてみます!
それではまた!
記事作成 Mr.K