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【永久保存版】SF映画の歴代興行収入ランキングTOP50!史上最も大きな興行収入を達成したSF映画とは...?

こんばんは ぷらねったです
絶大な人気を誇り 世界に広まったSF映画たち
今回は スーパーヒーロー映画を除く 2024年開始時点におけるSF映画歴代興行収入ランキングを 合間に小言を挟みながら 50位から順に紹介していきます


第50位~41位

第50位

月で始まるソロライフ(2022年)
原題:独行月球
[興行収入]$460,237,662

監督は ジャン・チーユイ
いきなり中国SF映画の登場です
韓国のWeb漫画「MOON YOU」を原作に制作された SFコメディ映画です
一人ぼっちで月に取り残されてしまった ある男性の物語が描かれています
日本での映画公開はとても限られており ほとんど知られていないのではないでしょうか
50位ながら 興行収入は4億ドル超えとなっています
予告編を観るととても面白そうで CGのクオリティも高く ぜひいつか観てみたい作品です

第49位

スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年)
原題:Star Trek Into Darkness
[興行収入]$467,365,246


監督は J・J・エイブラムス
「スタートレック」シリーズの 第12作目であり 2009年に公開された「スター・トレック」の続編です
人気SFシリーズから 最初のランクインとなりました
製作費1億9000万ドルで製作された リブートシリーズの第2作目となる大作です
後追いで「スター・トレック」を知った自分としては リブートシリーズも違和感なく観れるのですが オリジナルシリーズを先に知っている方は どのような感想をお持ちなのでしょうか
ぜひ 教えていただければ幸いです

第48位

バンブルビー(2018年)
原題:Bumblebee
[興行収入]$467,989,645

監督は トラヴィス・ナイト
「トランスフォーマー」シリーズとして 第6作目の作品です
こちらも人気シリーズから キャラクター名を冠したタイトルがランクインです
個人的には 90年代に放送されていたアニメ「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」がとても好きでしたが 恥ずかしながら 実写シリーズは一切観てきていませんでした
これから 少しずつチェックしていきたいと思っています

第47位

LUCY/ルーシー(2014年)
原題:Lucy
[興行収入]$469,058,574

監督は リュック・ベッソン
スカーレット・ヨハンソン主演の SFアクション映画です
"人間の潜在能力を極限まで高めるドラッグ"をテーマに描かれています
製作費は4000万ドルですが 10倍以上を稼ぎ出す大ヒットを記録しました
個人的には少し意外なランクインで ここまで売れていることを知りませんでした

第46位

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年)
原題:Star Wars: Episode VI – Return of the Jedi
[興行収入]$475,106,177

監督は リチャード・マーカンド
「スター・ウォーズ」オリジナルシリーズから 第3作目がランクインです
80年代映画ながらも スペースオペラの超人気シリーズから さすがと言えるランクインです
元々は「Revenge of the Jedi(ジェダイの復讐)」のタイトルでしたが『ジェダイには復讐が似合わない』という理由で「Return of the Jedi(ジェダイの帰還)」になったのが 本作品です
日本では 公開当時 宣伝などの都合により「ジェダイの復讐」というタイトルのままで公開されたと噂では知っているのですが 本当なのでしょうか
オリジナルシリーズを締めくくる内容は いつまでも色褪せない 素晴らしい内容となっています

第45位

猿の惑星: 創世記(2011年)
原題:Rise of the Planet of the Apes
[興行収入]$481,800,873

監督は ルパート・ワイアット
惑星」リブートシリーズの 第1作目がランクインです
製作費は 9000万ドル
現在も続く人気シリーズなので ここに位置しているのは納得です
この新シリーズでは 映像描写が素晴らしいクオリティになっており モーションキャプチャ技術を使って 猿の動きはとてもリアルに躍動しています
人間ドラマならぬ 猿ドラマが描かれる 傑作SFシリーズです

第44位

猿の惑星:聖戦記(2017年)
原題:War for the Planet of the Apes
[興行収入]$490,719,763

監督は マット・リーヴス
「猿の惑星」リブートシリーズの第3作目であり 「猿の惑星: 新世紀」の続編です
製作費は 1億5000万ドル
引き続き 素晴らしい映像描写となっており 次作「猿の惑星/キングダム」は 2024年の初夏に公開予定です

第43位

ターミネーター2(1991年)
原題:Terminator 2: Judgment Day
[興行収入]$520,881,154

監督は ジェームズ・キャメロン
「ターミネーター」シリーズ2作目であり 不朽の名作が ここでランクインしました
製作費は1億200万ドル
前作での悪役から 本作品で正義のヒーローとなった アーノルド・シュワルツェネッガーに注目の内容です
個人的には もっと上位かと思っていましたが...やはり 2000年以降の作品が 金額的には有利のようです

第42位

ウォーリー(2008年)
原題:WALL-E
[興行収入]$521,311,890

監督は アンドリュー・スタントン
製作費は1億8000万ドル
ピクサーとディズニー製作で 全編CGで描かれる アニメーション映画です
西暦2805年のディストピア世界を舞台に システムエラーにより ゴミ処理ロボットが感情をもつストーリーが描かれます
本作品や「トイ・ストーリー」をはじめ ピクサー作品のアニメーションは素晴らしいものばかりで 毎回驚かされます

第41位

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年)
原題:Star Wars: Episode V – The Empire Strikes Back
[興行収入]$538,375,067

監督は アーヴィン・カーシュナー
「スター・ウォーズ」オリジナルシリーズの 第2作目です
製作費は1800万ドル
撮影直前のマーク・ハミルが 交通事故によって顔に傷を負ってしまったため 急遽ケガをするシーンを追加したことで知られています
タイトル通り 帝国軍の反撃を中心に描かれる 名作SF映画となっています

ここまでが第50位から40位までのランキングでした
人気シリーズがほとんどですが 中国のSF映画も混じっていて 勢いを感じます
それでは引き続き 第40位以降の発表です

第40位~26位

第40位

デイ・アフター・トゥモロー(2004年)
原題:The Day After Tomorrow
[興行収入]$552,639,571

監督は ローランド・エメリッヒ
地球を襲う大災害を描く パニック映画の代表的な作品のひとつが ここでランクインしました
製作費は1億2500万ドル
当時の最新技術を使って描かれた 竜巻や津波の映像が話題を呼んだ作品です
この映画のような氷河期が突然訪れることは さすがにないかもしれませんが 数十年かけて気温が低下していくことは 十分考えられるそうです

第39位

アルマゲドン(1998年)
原題:Armageddon
[興行収入]$553,709,788

監督は マイケル・ベイ
小惑星の衝突にともなう 地球滅亡の危機を描いた映画です
製作費は1億4000万ドル
科学考証は二の次で 映画的な演出を優先した内容となっています
1996年に公開された竜巻映画「ツイスター」が大ヒットしたことにより この手の映画が増え「ディープ・インパクト」も同時期の公開となっています

第38位

レディ・プレイヤー1(2018年)
原題:Ready Player One
[興行収入]$582,893,671

監督は スティーヴン・スピルバーグ
VR世界でおこなわれる 宝探しゲームを描いたSF映画です
製作費は1億7500万ドル
音楽,アニメ,漫画,ゲーム,そして映画まで とにかく古今東西のポップカルチャーが大集結しており 権利面での苦労は相当だったことを伺わせます
その振り幅は 例えば「AKIRA」や「シャイニング」から「ハローキティ」まで...
とにかく贅沢すぎる 素晴らしいSF映画となっています

第37位

アイ・アム・レジェンド(2007年)
原題:I Am Legend
[興行収入]$585,410,052

監督は フランシス・ローレンス
リチャード・マシスンの原作小説を元に制作された 3度目の映画化作品です
製作費は1億5000万ドル
DVDやブルーレイ版の中には 劇場公開版と違うエンディングが 特典映像として収められている物もあるので 気になる方はチェックしてみてください
本作品は DVD版の別エンディングの世界線を舞台にした ウィル・スミス主演による続編製作も噂されています

第36位

メン・イン・ブラック(1997年)
原題:Men in Black
[興行収入]$589,390,539

監督は バリー・ソネンフェルド
愉快なSFアクションコメディを描く 人気シリーズの第1作目です
製作費は9000万ドル
こちらもウィル・スミスが主演しています
テレビ放映も何度もされており 本作品の影響もあって Kを演じるトミー・リー・ジョーンズは 日本でも有名なのではないでしょうか

第35位

宇宙戦争(2005年)
原題:War of the Worlds
[興行収入]$603,873,119

監督は スティーヴン・スピルバーグ
H・G・ウェルズによる原作小説を元にしたSF映画の 2005年版です
2002年の「マイノリティ・リポート」に続き トム・クルーズとスピルバーグがタッグを組んだ作品です
製作費は1億3200万ドル
スピルバーグは 2001年9月11日に起きた 同時多発テロ事件におけるアメリカの様子を 本作品に反映させたといいます
個人的には 今 改めて観なおしたい気持ちになっている映画です

第34位

流転の地球 太陽系脱出計画(2023年)
原題:流浪地球2
[興行収入]$604,460,568

監督は グオ・ファン
ここでも 中国SF映画がランクインです
劉慈欣の短編小説を元にした 前作「流転の地球」の続編で 日本でもついに 3月22日に公開されます
前作もおもしろかったのですが 予告編を観る限り 続編もとても期待できそうな内容で すごく楽しみにしている映画です

第33位

トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年)
原題:Transformers: The Last Knight
[興行収入]$605,425,157

監督は マイケル・ベイ
実写版「トランスフォーマー」シリーズの 第5作目です

第32位

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年)
原題:The Lost World: Jurassic Park
[興行収入]$618,638,999

監督は スティーヴン・スピルバーグ
大ヒット恐竜映画「ジュラシック・パーク」の続編です
製作費は7300万ドル
マイケル・クライトンの小説を映画化したものですが 小説版と同時進行で制作が進められた 異色の作品です
そのため 原作者の許可を得た上で 小説版とは大きく異なる内容が描かれているそうです
第18回ゴールデンラズベリー賞においては「最低続編賞」,「最低脚本賞」,「最低人命軽視と公共物破壊しまくり作品賞」にノミネートされました
個人的には 小さな頃に楽しんで観ていた好きな映画だったので このような酷評もされていたことを知って 驚きました

第31位

メン・イン・ブラック3(2012年)
原題:Men in Black 3
[興行収入]$624,026,776

監督は バリー・ソネンフェルド
SFアクションコメディを描く 人気シリーズの第3作目です
製作費は驚きの 2億1500万ドル
3作目ながらも 1作目を上回る興行成績を達成しています

第30位

オデッセイ(2015年)
原題:The Martian
[興行収入]$630,162,235

監督は リドリー・スコット
火星における 孤独な奮闘を描いた映画です
製作費は1億800万ドル
なんといっても 火星におけるジャガイモの栽培が 一番印象に残っています
とても好きな映画なのですが 地味な部分もあるので ここまで人気だったことが意外でした

第29位

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年) 原題:Star Wars: Episode II – Attack of the Clones [興行収入]$653,779,970

監督は ジョージ・ルーカス
「スター・ウォーズ」新3部作の 第2作目です
製作費は 1億1500万ドル
クローン戦争が開戦する発端が メインテーマとして描かれています
本作品は ジョージ・ルーカスが提案した HD24Pによって全編撮影されています
ヨーダはCGIで表現され 生身の人間が登場するシーンは すべてグリーンバック合成されていると言われています
この前提で観ると「確かに合成っぽい...」と感じることができるという 本作品特有の楽しみ方ができます

第28位

ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション(2015年)
原題:The Hunger Games: Mockingjay – Part 2
[興行収入]$658,344,137

監督は フランシス・ローレンス
スーザン・コリンズによる原作小説を元に制作された映画シリーズの 第4作目です
このシリーズは 日本ではそこまでヒットしていない印象ですが ここまで人気とは 驚きです
個人的にはまったく興味が持てないのですが 観たことがある方がいれば感想を教えていただければ幸いです

第27位

ハンガー・ゲーム(2012年)
原題:The Hunger Games
[興行収入]$694,394,724

監督は ゲイリー・ロス
こちらもスーザン・コリンズによる原作小説を元に制作された映画シリーズの 第1作目です

第26位

流転の地球(2019年)
原題:流浪地球
[興行収入]$699,856,699

監督は グオ・ファン
またもや中国SF映画の登場で 本作品は26位にランクインしました
本作品は 劉慈欣の短編小説を元にした作品であり 34位の「流転の地球 太陽系脱出計画」の前作となります
CGなどのクオリティーは高いと言えませんが 宇宙をテーマにした スケールの大きなストーリーが魅力的です
現代の日本でも 宇宙をテーマにした 壮大な映画が出てきてほしいものです

まずは 50位から26位までの発表でした
もちろんハリウッドの大作がほとんどではありますが 2019年以降の中国SF映画が3作品もランクインしているのが印象的でした
あとは 海外では「ハンガーゲーム」シリーズの人気がここまで高いというのも知らなかったので 意外でした
改めて 国によって受け入れられやすい作品が違うことに 気づかされます
それでは 引き続き 25位から10位まで 一気に発表していきます

第25位~11位

第25位

インターステラー(2014年)
原題:Interstellar
[興行収入]$701,729,127

監督は クリストファー・ノーラン
2010年代を代表する 宇宙SF映画がランクインしました
製作費は1億6500万ドル
個人的には 大好きな監督であり 大好きな映画です
科学考証に力を入れつつも 愛をテーマにしたストーリーは ノーラン監督らしいと言えます
2010年代を代表する 名作宇宙SF映画です

第24位

トランスフォーマー(2007年)
原題:Transformers
[興行収入]$709,709,780

監督は マイケル・ベイ, トラヴィス・ナイト
こちらは「トランスフォーマー」の映画シリーズの 第1作目です

第23位

猿の惑星: 新世紀(2014年)
原題:Dawn of the Planet of the Apes
[興行収入]$710,644,566

監督は マット・リーヴス
「猿の惑星」リブートシリーズの第2作目であり「猿の惑星: 創世記」の続編です
製作費は1億2000万ドル
作中では 前作のあと 世界に広まった猿インフルエンザによる 人類文明の崩壊以後が描かれました
前作は45位ですが 本作品は23位と順位を上げています

第22位

ゼロ・グラビティ(2013年)
原題:Gravity
[興行収入]$723,192,705

監督は アルフォンソ・キュアロン
アカデミー賞で 数多くのタイトルを受賞した 素晴らしい映像美で描かれる 宇宙サスペンス映画がランクインです
製作費は1億ドル
本作品では 息子であるホナス・キュアロンと共に 監督自身が脚本も担当しています
2010年代の 素晴らしい宇宙SF映画のひとつです

第21位

ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス(2014年)
原題:The Hunger Games: Mockingjay – Part 1
[興行収入]$755,356,711

監督は フランシス・ローレンス
「ハンガーゲーム」シリーズとしては 第3作目の映画です

第20位

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年)
原題:Star Wars
[興行収入]$775,398,007

監督は ジョージ・ルーカス
「スター・ウォーズ」シリーズの記念すべき第一作目が とうとうランクインです
製作費1100万ドルで 後に制作される「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」から19年後の世界が描かれています
公開当時「ジョーズ」を抜いて 世界歴代興行収入を記録しました
70年代の映画がこの順位というのは 当時の盛り上がりがとてつもなかったんだと実感させられます

第19位

E.T.(1982年)
原題:E.T. the Extra-Terrestrial
[興行収入]$792,910,554

監督は スティーヴン・スピルバーグ
友好的エイリアンを描く 80年代の名作SF映画がランクインです
製作費1050万ドルで とてつもない興行収入を記録しています
公開当時「スター・ウォーズ」を抜いて 世界歴代興行収入を記録しました
まるで追いかけっこのように ジョージ・ルーカスとスピルバーグが 切磋琢磨していたことが伝わってきます

第18位

インデペンデンス・デイ(1996年)
原題:Independence Day
[興行収入]$817,400,891

監督は ローランド・エメリッヒ
宇宙人による地球侵略が描かれる 90年代のSF映画が登場です
製作費7500万ドルで描かれる 大作となっています
アメリカでは公開前から人気が高かったことにより 公開日の深夜に上映開始されたそうです

第17位

トランスフォーマー/リベンジ(2009年)
原題:Transformers: Revenge of the Fallen
[興行収入]$836,303,693

監督は マイケル・ベイ
「トランスフォーマー」シリーズの 第2作目がランクインです

第16位

インセプション(2010年)
原題:Inception
[興行収入]$836,836,967

監督は クリストファー・ノーラン
夢をテーマにした SFアクション映画です
製作費は1億6000万ドル
上位になってくるほど シリーズものばかりですが 単独作品でここまでの成績を残すのは さすがとしか言えません
今敏監督のアニメ映画である「パプリカ」などにも影響を受けたと言われ 映像表現や 描かれているテーマのおもしろさなど 今でも多くの人に伝わる内容なのではないでしょうか

第15位

ハンガー・ゲーム2(2013年)
原題:The Hunger Games: Catching Fire
[興行収入]$865,011,746

監督は フランシス・ローレンス
「ハンガーゲーム」シリーズとしては 第2作目の映画です

第14位

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年)
原題:Star Wars: Episode III – Revenge of the Sith
[興行収入]$868,390,560

監督は ジョージ・ルーカス
「スター・ウォーズ」新3部作の 第3作目となる映画です
製作費 1億1300万ドルで描かれる ダークな物語となっています
当時 好きなジェダイの一人だった メイス・ウィンドゥがサラッと倒されてしまい「ヨーダと同じぐらい強いはずなのに...」などと悲しみ ダークなストーリーに驚いた覚えがあります
個人的には シリーズ全体でもかなり好きな作品です

第13位

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2022年)
原題:Jurassic World Dominion
[興行収入]$1,001,136,080

監督は コリン・トレヴォロウ
「ジュラシック・パーク」としては第6作目の映画であり「ジュラシック・ワールド」3部作の完結編が描かれます
製作費は 1億8500万ドル
「彼女はパートタイムトラベラー」で スピルバーグに才能を見出され 一気に大作映画の監督を任された コリン・トレヴォロウ監督
まさに アメリカンドリームを体現した監督だと言えるでしょう

第12位

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年)
原題:Star Wars: Episode I – The Phantom Menace
[興行収入]$1,027,082,707

監督は ジョージ・ルーカス
「スター・ウォーズ」新3部作の第1作目となる映画です
製作費は1億1500万ドル
酷評される方もいる印象ですが 個人的には リアルタイムで公開されたこともあり シリーズで一番思い入れの深い作品です
自らのイメージ通りに映画を完成させるため ジョージ・ルーカスは 製作費を全額自費で負担
大きなリスクを背負ってでも作品を守る姿勢は あらゆる表現者の鏡と言えます
特に 迫力満点のレースシーンの印象が強い映画です
そしてオビ=ワン・ケノービと クワイ=ガン・ジンの共闘によるダースモール戦など 何度でも観たくなってしまいます

第11位

ジュラシック・パーク(1993年)
原題:Jurassic Park
[興行収入]$1,033,928,303

監督は スティーヴン・スピルバーグ
マイケル・クライトンの原作小説を元に制作された 記念すべき シリーズ第1作目の映画です
製作費は6300万ドル
公開当時 最高興行収入記録を塗り替えた映画です
高度な視覚効果が必要とされたため 製作において ストップモーションアニメの第一人者である フィル・ティペットが起用されました
しかし製作途中で CGによる映像描写に方向転換されたという経緯があります
恐竜映画といえば まず本作品が思い浮かぶであろう 名作映画のひとつです

さて 11位まで発表が終わり ここからは ついに10位以下の発表ですが どんな結果になるのでしょうか
それでは まずは10位の発表です

第10位~1位

第10位

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (2016年)
原題:Rogue One: A Star Wars Story
[興行収入]$1,056,057,273

監督は ギャレス・エドワーズ
「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の前日譚を描いた作品です
もちろん時代もありますが ある種の外伝的な立ち位置でありながら この興行成績には驚きです
製作費は2億ドルであり ディズニーがルーカスフィルムを買収したこともあって 予算が高騰していることが伺えます
若かりし姿のキャリー・フィッシャーが CG合成によって登場していることも 話題になり 一部では批判もされました
ギャレス・エドワーズ監督は 2023年に「ザ・クリエイター/創造者」が公開されましたが さらなる活躍が期待されます

第9位

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年)
原題:Star Wars: The Rise of Skywalker
[興行収入]$1,074,144,248

監督は J・J・エイブラムス
「スター・ウォーズ」続三部作の 第3作目であり 「スカイウォーカー・サーガ」の完結作となった映画です
製作費は2億7500万ドル
完結篇でありながら 始まりを示唆するようなタイトルが印象的です
前作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」において シリーズを混沌とさせてしまったライアンジョンソン監督は 製作初期で降板
「ジュラシック・ワールド」でアメリカンドリームをつかんだ コリン・トレヴォロウも製作半ばで降板
これにより「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」でも監督をつとめた J・J・エイブラムスが復帰することとなりました
このような混乱もあって ややツッコミどころのあるストーリーが描かれています
しかし ライアンジョンソンの残した 負の遺産を引き継がされた J・J・エイブラムス監督の奮闘や 過去最高の出来なのではとも感じる ジョン・ウィリアムズの音楽によって スカイウォーカー・サーガは完結となりました

第8位

トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年)
原題:Transformers: Age of Extinction
[興行収入]$1,104,054,072

監督は マイケル・ベイ
「トランスフォーマー」シリーズの 第4作目となる映画です

第7位

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年)
原題:Transformers: Dark of the Moon
[興行収入] $1,123,794,079

こちらも監督は マイケル・ベイ
「トランスフォーマー」シリーズの 第3作目となる映画です

第6位

ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018年)
原題:Jurassic World: Fallen Kingdom
[興行収入]$1,308,467,944

監督は J・A・バヨナ
「ジュラシック・ワールド」の続編であり「ジュラシック・パーク」シリーズの第5作目となる映画です
製作費は1億7000万ドルですが 莫大な金額も もはやこの時代の大作では当たり前なのでしょうか
前作でアメリカンドリームを掴んだコリン・トレヴォロウは 本作品において スピルバーグと共に製作総指揮へまわっています

第5位

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年)
原題:Star Wars: The Last Jedi
[興行収入]$1,332,539,889

監督は ライアン・ジョンソン
「スター・ウォーズ」続3部作の2作目であり「スカイウォーカー・サーガ」の8作目にあたる映画です
製作費は2億ドル
それぞれに賛否がありつつも「スター・ウォーズ」の世界観を引き継いできた 本作品までに公開された 7つの作品
あくまで個人的な意見ですが シリーズ8作目の本作品において よからぬ形で世界観の改変がおこなわれてしまったように感じます
さらに 次作で完結するにも関わらず 変な伏線を貼り続けるなど 監督の罪が深い1作だと思っています...

第4位

ジュラシック・ワールド(2015年)
原題:Jurassic World
[興行収入]$1,670,516,444

監督は コリン・トレヴォロウ
「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の続編で「ジュラシック・パーク」の第4作目であり「ジュラシック・ワールド」3部作の第1作目となる映画です
製作費は1億5000万ドル
75万ドルで製作された「彼女はパートタイムトラベラー」
それをきっかけにしたスピルバーグの抜擢により 本作品の監督を任された コリントレヴォロウ
実に200倍の製作費という まさに アメリカンドリームが体現されています

第3位

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年)
原題:Star Wars: The Force Awakens
[興行収入]$2,068,223,624

監督は J・J・エイブラムス
「スター・ウォーズ」続3部作の第1作目であり「スカイウォーカー・サーガ」の7作目となる映画です
製作費は 2億4500万ドル
ルークによって壊滅された 銀河帝国の残党が結成した"ファースト・オーダー"と それに抵抗するために ルークの妹のレイアを中心に結成された"レジスタンス"の戦いが描かれます
新たなメインキャラクターとなるレイや ダース・ベイダーの孫に当たる カイロ・レンの登場など 新たな主要キャラクターも登場しました
2012年12月に起こった ディズニーによる ルーカスフィルムの買収
ジョージ・ルーカスは 自らの手を離れて初となる「スター・ウォーズ」シリーズである本作品について 当初は"懐古主義的だ"という主旨の批判をしました
しかし 試写で映画を観てからは 批判について謝罪し 肯定的発言に転じました
本心はどうだったのか 分かりませんが...
新たなシリーズのはじまりを描いた 2015年の作品です

第2位

アバター: ザ・ウェイ・オブ・ウォーター(2022年)
原題:Avatar: The Way of Water
[興行収入]$2,320,250,281

監督は ジェームズ・キャメロン
「アバター」の続編であり アバターシリーズの第2作目です
前作から13年もの時を経て公開されており 製作費も約4億ドルと 桁違いの作品です
前作から10年以上が経過した世界が描かれます
13年掛かっただけあって キャラクターだけでなく 水や炎など 映像のクオリティーは格段にアップしています
アバターシリーズについて 日本では この興行成績の数字ほど盛り上がっていない印象です
今後 日本での人気が盛り返すことはあるのでしょうか

第1位

アバター(2009年)
原題:Avatar
[興行収入] $2,923,706,026

監督は ジェームズ・キャメロン
栄えある第1位は「アバター」でした
シリーズ第1作目の本作品は 公開当時 ジェームズ・キャメロン監督自身の「タイタニック」を上回り 興行収入世界歴代1位の作品となりました
その後「アベンジャーズ/エンドゲーム」に抜かれましたが 2021年に中国での再公開があり 興行収入が上乗せされたことで 歴代1位を奪還しています
製作費は2億3700万ドルであり 構想に14年 製作に4年ほどを掛けられた 大作です
3D映像の注目度を上げた作品であり 反戦へのメッセージが込められた作品です
現時点で69歳の ジェームズ・キャメロン監督によると すでに第5作までの脚本は完成しているといいます
その中でも 次作「アバター3(仮)」は 2025年12月に公開予定です
"4"は2029年, "5"は2031年を予定しており 壮大な計画がされています
さらに 第6弾,第7弾も構想自体はあるそうで 第6弾からは 別の人物に監督を託す考えのようです
まだまだ続く「アバター」シリーズ
今後もチェックしていきたいと思っています


あとがき

これにて 50位から1位までの発表が すべて終了しました
いつにも増して膨大な情報量だったので もし間違った情報などがあれば ご指摘いただければと思います
ランキングについては 20世紀に入ってからの映画がほとんどを占めました
製作費がどんどん高騰しているのも とても印象的です
ほとんどがハリウッドの大作でしたが そんな中で中国映画が入ってきているのは驚異です


また「アバター」をはじめ「ハンガーゲーム」や「トランスフォーマー」などは 日本での印象以上に 人気が凄まじいことを思い知らされます
それを踏まえて「スター・ウォーズ」は幅広い層に訴えかける魅力があり やはり偉大なシリーズであることを実感しました
一観客としては ハリウッドが人気シリーズを継続することに違和感を覚えていましたが このランキングを観ると それも仕方がないのかなと感じました
ただし やはりシリーズものではなく 単発のオリジナル作品にワクワクするのが正直な気持ちなので 今後もそういったSF映画を特に応援していきたいと思っています

今回は スーパーヒーロー映画を除く SF映画の歴代興行収入ランキングを紹介させていただきました
最後までご覧いただき ありがとうございました

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