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恋愛小咄第1章

クリスマスまであと数日って本当ですか…?

クリスマスまであと数日らしい。
私は今年で20歳を迎え、彼氏がいない歴も順調に更新し続けている。毎年クリスマスが近づくとイルミネーションが点灯すると共に私の焦りにも灯りがともされる。イルミネーションを見る度に、所詮キリストの誕生日を祝っているだけだと言い聞かせた日も少なくない。恋愛ソングも共感できた日なんて1日たりとも一秒たりとも無いけどそれなりに楽しんで聴いてはいる。クリスマスソングだって負けていない。back numberが歌う女の人も広瀬香美が歌うゲレンデも私には何一つ知らない景物である。
そんな中で、私はふと考えた。
「なぜクリスマスになると恋人がほしくなるのか」

「彼氏がいる」という武器

元来、恋人がいることに関して、誇らしいものになるということは言うまでもない。結婚していればなおさらだろうが、世間的にはパートナーがいるということは大変重要なことらしい。なぜだろう?と考えたことはないだろうか。しかもそれは日本だけの話ではなく世界中で同じ解釈らしい。独身はとても寂しいもので、パートナーがいて、且つ家族をこしらうことができていれば人生は否応なく順風満帆にみえるとよく聞く。実際どうかは置いておいて。私の友人達も皆口をそろえて「彼氏がほしい」と言う。彼氏がいる人に関しては惚気を話すか愚痴をこぼして婉曲的に自慢するかの二択である。まあ実際、後者の方が圧倒的に多いことに私は笑いがこぼれてしまうほどだ。いずれにせよ誇らしいことには間違いない、らしい。私も例に漏れず彼氏がいないことで悩んだことはいくらでもある。血迷ってマッチングアプリなるものにも手を出した。そこで得たことは「人間選別は面倒だ」ということ。断じて「彼氏」ではない。その話についてはまた今度しようと思う。
たしかに、「彼氏がいる」と楽しいんだろうなとも思う。ただ、私は最も、彼氏を欲する理由として、友達より強固に自分を愛してくれる存在の大きさを欲しているからではないかと思う。
友達という存在は案外脆い。年を重なれば重ねるほどそれを切実に感じる。決して、友人達を信じていないとか上辺だけの薄い関係だとかを言いたいわけではない。しかし実際相当脆い。友達になる条件は人によりけりだろう。私の場合、授業が一緒だったりバイトが一緒だったり、そこで3~4回会話を重ねられれば見事友達認定を授けられる。実際1回だけ話しただけでも友達になる人もいるが論点からずれるので今は触れないでおく。一方「彼氏」は、好きという感情をもとにしてできる関係で、好きになるということは様々な条件を己の中でクリアさせなければ得られない称号だ。しかも"友人としての好き"ではなく"恋愛感情としての好き"に落とし込まなければならないわけだから相当大変な話である。だから様々な恋愛書がこの世の中にはごまんとあるのだろう。茨の道をクリアしたもの同士が得られる称号こそが「恋人」である。こう文字にすると余計難易度が増して見える。そんな難しいことを望んで取り組むわけだから人間はすごいなと感心してしまうほどだが、ほとんどおそらく生殖本能的な話だろう。人間に限った話ではなく動物皆すごいなと切実に感心してしまう。
論点から大分ずれてしまったが、何にせよ、そうしてできた「彼氏」は圧倒的にステータスになり得る存在であり、自分の指標として大変有効な役割を果たすことは言うまでもない。「私はこんな凄い人と恋人になれたんだ」「私を好いてくれる人がこの世にいるんだ」と声高に言えるわけだから、そりゃ皆ほしくなる。私にはスーパーレアアイテムを身につける上級ゲーマーにしか見えない。味方だったらなんと心強いか…。しかしこのゲームはソロプレイオンリーの運営らしい。そのアイテムのスペックが高ければ高いだけラスボスを倒せるのだから皆欲しがるのは当たり前で、ノー装備でLvMAXのラスボスにどう挑めようか。話が逸れつつあるので戻す。とにかく「彼氏」は武器になり得るらしい。

クリスマスに欲しくなる原理

では実際クリスマスにその武器が欲しくなるのは何故だろうか。
残念ながら私には全く分からない。イルミネーションがそうさせるのか、寒さがそうさせるのか、はたまた時期は関係ないのか。20歳の今の私はイルミネーションがそうさせるのではないかと一応の結論をつけておく。なんてったって綺麗だから。イルミネーションにあてられた女の子は皆何割増しかでかわいい。これは20年しか生きてきてない若人の私でさえ思う。ピカピカ光る世界で圧倒的かわいい女の子とデートしたい男性の心理は否が応でも理解できる。そこに「彼氏」という武器を求めている女の子がいれば利害一致で付き合えるのだろう。その数が増えれば増えるほど周囲は焦るものだ。同調圧力というのは相当恐ろしいもので、私もその餌食になったことは数知れない。「あの子彼氏できたって」の連鎖。まるでドミノ倒しのように女を倒していく男性陣に感嘆さえしてしまう。

最後に

とりあえず第1章の締めとしてバカな言葉をおいて逃げたい。
「彼氏ほしいーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

はい。変な御託を並べたが結局彼氏が欲しい。これにつきる。
誰か私をもらってくれないかな……。
しかし誰でも良いわけではないのだ。ここでまた問題が発生するわけである。

さて次章にて恋人の条件について触れていきたい。


(続くならば…)




ここまで見てくださった方へ

ここまで飽きもせず見てくださった方へ少しながら感謝を述べさせていただきます。
私は自分の感情を言語化することがとっても苦手で、相談を聞いてもらう機会や自分の意見をフリーに述べる時に、言いたいことが多すぎてまとめられず、めんどくさくなって言わない、蓋をするということが日常茶飯事でした。でした、ではなく、です、ですね。現在進行形のお話です。ただ昔から文字化させることは好きでしたから、どこかで練習しようと思いnoteを始めてみた次第です。当初Twitterで事足りてましたが、色んなことについて普段から考えては忘れ、考えては発信することが面倒になり、結局無かったことになっていました。それではもったいないと思いました。大変拙い文章だとは思いますが、私が飽きるまで少々お付き合いいただけるととってもうれしいです(*^_^*)
ましてや第1章と銘打ってるわけですから、続けないとしょうがないわけですよね。頑張ります。
最後に、
文章書くってサイコーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!


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