【イベントレポ】石好きによる石好きのためのミネラルマルシェ in 横浜
石好きとしてはいかねばならぬ。
謎の使命感に駆られた私にとって、片道2時間の壁など取るに足らないものだった。(だって通勤2時間だからね、まったく変わらないからね!!)
それは鉱物好きによる鉱物好きのためのイベント。
鉱物のバイヤーさんから実際に発掘する玄人たちまで幅広い石好きが、私のような「にわか石好き」にまで大らかに招き入れてくれる趣味の宮殿。
――ただし、相も変わらず「写真を撮る」という重大な使命をすっぽかした私は、詳しいイベレポを書くのを現時点で潔くあきらめかけている。
1.そもそも【ミネラルマルシェ】ってなんぞやか。
公式サイトから即引用すると、
天然石・鉱物・隕石・化石などの展示即売会の事です。
会場に入った瞬間、空気はもう「石好き大歓迎!!」という見えない看板がそこにあった気がする。
私のように「石好きです!」と宣言するにわかファンから、クリエイティブに石を扱う方まで幅広い「石好き」を受け入れる会場。
当日、私は家に置く原石を狙って、ひかりのいしむろのあゆみさんには、私がわがままを言って一緒に来てもらった。
というのも、正直なところ、【ミネラルマルシェ】に初めてお邪魔する私は、石の販売人という人のイメージがまったくつかめていなかったので一人だと大変心細かったのである。
2.当日の入手品たち(お勉強させてもらいました)
けれど、どうしてどうして、初心者にも極めて優しくお店の人は接してくれた。
お店の人が、石について語りたい欲が半端ない。
それは店の特色となる石であったり、自分で発掘した石であったり。
と、いうわけで最初に手に入れたのは、これ。
レインボーザクロ石(ガーネット)
「自分が採りましたよ」印の、近所にいそうな(失礼)柔和な男性方から頂いた石。
一度だけでいいから国内で採れた石を欲しいと望んで止まなかった私にはピッタリだと直感。(基本、この日の私は直感で動いている)
「サンドペーパーで削ればきれいな色が出るよ」
マジっすか。え、何、その超ロマンあふれる石。
同伴して頂いたあゆみさんとも興奮しあいながら、即購入。
(この無駄な即決力が後で私を打ちのめすことになる……)
ヘソナイト(ガーネット)
なんだかガーネットの日になった気がする。いや不思議。
というわけで2番目に購入したのはこのネックレス。
ヘソナイトというのはガーネット型の一種。
詳しいことはwikiで読んでいただければお願いしますが、まぁなんだ、要するにガーネット(まんまやないか)。
ここではあゆみさんも協力してくれて、いろいろ吟味して素敵な石を選ぶことができた。大満足。
次に購入したのはカイヤナイトと台座にされている水晶
今回、一番運命を感じた石だった。
カイヤナイトはいくつか持っているのだけれど、ここまで青が深くて透き通った色を初めて見る。
人生で一度は見てみたい色で「シャルトル・ブルー」(この話はまたいつか)があるのだけれど、これってその色に近いんじゃなかろうか……。
お店の人も驚く美しさだったようで、ケースからあけて光を通してビックリしていた石。
これをケースに保存するのはもったいないと思い、その場で素敵なブレスレットにしていただいた。
クリスタルは、かなり品質の良い標本を販売するお店で購入。
店主さんの人柄がとても気さくで、お店そのものが気に入ってしまった。
しかも値段を下げてもらった。嬉しいやら申し訳ないやら……。
最後に
飴じゃないよ、アクアマリンだよ。
前回紹介した『魔法使いの嫁』というコミックでは、主人公が御守りに「川底で自然に穴の開いた石」を持っている。
なんだかそれを思い出してしまい、小さいものだけれど購入。でも、やっぱり飴っぽい……。
ただし透明度があるためか、結構高かった。
本日一番衝動買いで「やっちまった……」とも思ったけれど、結局は良い石なので買ってよかったと思う。
3.ここまで来たら、なんかやるわ
今回、お店の人に一番言われた言葉がこれ。
「何か作ってらっしゃるんですか?」
別にこれに答えられなくても、場の雰囲気は悪くならない。
けど今回、私の中にある「なんか作りたい欲」がちょっとメラッと燃え上がった。
私もなんか作りたい
ただ自分は目も当てられない不器用なので、まあ趣味程度に何か挑戦しようと思う。アクセサリー作り。
そしてもう一つ。
ここまで来たら、なんかもう採りたい。
そう思ったらなんと!!
「鉱物友の会」という荒川周辺で化石や鉱物採ってみますと言う団体がいた!!
いたのです!!
早速入会
(またもや即決。しかし後悔はない)
活動はこれから先ですが、面白そうなのでそちらのレポも書きまーす。
4.と、言うわけで。
単純に趣味全開の楽しんだ者勝ちのイベントだった今回。
鉱物だけでなく、化石もあったり、採取用の道具について教えていただけたりと、売る人も買う人も本当に「好き」に満たされた素敵なイベント。
「敷居が高そう……」と思っていた私も、行ってみればどことなくアットホームな雰囲気に包まれ、石の癒しパワーに満たされて「緊張」なんて、すぐさま吹っ飛んでいく。
興味のある人は、ぜひ行ってみてください。
「ここでなきゃ」「今でなきゃ」出会えない石に、必ず出会えるはずなので。
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