見出し画像

文豪どうかしてる逸話集

"素晴らしい作品を生む人間が必ずしも素晴らしい人間とは限らないし、またそうある必要もないのです(中略)文豪たちの知られざる素顔を、お楽しみいただけたらと思います"2019年にブログきっかけに発刊された本書は太宰治、夏目漱石、紅露時代、谷崎潤一郎、菊池寛それぞれを取り巻く文豪たちの相関図、エピソードが平易な文章で掲載された文豪好きなら(おそらく)楽しめる一冊。

個人的に『持ち寄った何冊かの本を持ち寄ってテーマを設定、制限時間内に文脈で紹介する』そんなビブリオ バトルの派生版?【ビブリオコンテクスト】といったイベントを企画、開催している事から【ネタ本として、また気分転換に】手に取りました。

そんな本書は前述の通り、大きく5つのグループに分けて【文豪たちの人柄、代表作、面白いエピソード】が、ざっくりとわかりやすく紹介されているわけですが。某異能力アニメ、文豪ストレイトな作品から文豪好きになった人だと、いかにあの作品の作者が意図して【事実とは逆だったり、様々に設定を変えている】のが比較してよくわかり面白いのではないかと思いました。

また、割と有名なエピソードが多いので、私なんかは確認するように、そうそう!とニヤニヤしてしまったのですが。中には知らないのもあって、へー!と思ったり。(例えば直木三十五が文藝春秋に独断と偏見で好き勝手に掲載した、当時の作家たちを【学力、才能、人格、度胸、容姿、人気、資産、腕力、性欲】といった項目で分類した『文壇諸家価値調査法』は原書も含めて初めて見ました。)

日本古典文学を手にとる前の補助線やネタ本として、また作品から入って、より贔屓の文豪たちの人柄を知りたくなった誰かにもオススメ。(1時間くらいで読めます。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?