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京都ここだけの話 「あんな、実はな…」の巻

"出来るだけ多くの方に京都の真髄に触れていただく、その一助になればとまとめたのが本書です(中略)京都支社の記者たちが足で稼いだ、とっておきの情報をふんだんに盛り込みました。"2013年発刊の本書は日経新聞の連載コラムに大幅加筆した一味違う視点でおくる京都魅力紹介本。

個人的な勉強を兼ね、京都を題材にした本は何でも手にする中で、本書についても手にとりました。

さて、そんな本書は前述のとおり。日経電子版で連載された『京都ここだけの話』に大幅加筆して発刊されたシリーズ第二弾で。第一章『ピーマンをよく食べる(消費日本一)の意外な理由』から始まり、主に京都市内の【文化から観光、産業など幅広い分野にわたって】千葉から転勤してきた『東太郎』地元出身の『竹屋町京子』そして上司にして京都通の『岩石厳』の3人の登場人物たちが掛け合い的に紹介してくれているのですが。

まず、京都本は割と手にとってきたとは言え、やはりどちらかと言えば『観光向け情報』。歴史や寺社仏閣、グルメなどに偏って読んできたので。本書で紹介されている内容は時事ネタこそ8年前と弱冠の古さを覚えたものの【生活に密着しつつ、割と知らない話が多く】面白かった。

また、登場人物たちが『日経だぞ!数字はちゃんとしろ』的に自分たちでプレッシャーをかけながら?【統計やグラフを使って説明していたり】企業などの経済界話も流石ビジネス系新聞というか。感覚的なイメージで書かれた他の『京都自慢本』とは違って『客観的に書いている印象』で好印象でした(とりあえず『堀場製作所』が多方面で頑張ってくれているのは、よくわかった)

京都好きな人、あるいは転勤等で京都在住になった方にオススメ。

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