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もうだまされない新型コロナの大誤解

"本書の副題『もうだまされない』は、誤った知識を信じこむ自分自身にだまされないという意味です(中略)なにとぞご理解ください"2021年発刊の本書はインフルエンザ、呼吸器系ウイルス感染症の専門家による具体的でわかりやすい、新型コロナを日常生活で『正しく恐れる』ための良書。

個人的には昨年から続く新型コロナの影響も2年目、ワクチン接種も本格的に始まる中で自分なりにまとまった『正しい情報源』に触れようと著者の本は初めてでしたが。手にとりました。

ただ、本の内容については賛否があるだろうし、多くの人にとって関心の高い新型コロナについての本で。当然に『正しい情報』と判断するのも【人それぞれだと思うので】参考までに医療には疎い素人の『私』がこの本を選んだ理由を先に書きます。要点は『専門性』『客観性』『他者評価』の大きく3つでした。

まず『専門性』ですが。新型コロナや医療に関してだけに限りませんが。普段から『餅は餅屋』と言いますか、お肉のことはお肉屋さん、お花のことはお花屋さんから。つまり『専門家』から直接聞くのが"情報源としては一番信頼できる"と考えている『私』にとっては、細菌ではなく『ウイルス』である新型コロナに関しては【著者の経歴から『他の分野』の医者やジャーナリストの本より『専門家』として信頼が置ける】と判断しました。

次に『客観性』ですが、前述も含めて。他の分野の医者たち。具体的には近藤誠、内海聡、崎谷博征といった方々の本も立ち読みレベルですが(すいません)一読させていただきましたが。そもそも『専門分野が違う』と感じたのに加えて、新型コロナやワクチンについて語りつつも、それぞれ『自身のこれまでの思想や陰謀論への言及が多い』と感じました。それらと比較すると著者の文章は【平易すぎるとも言えますがシンプルで具体的。かつ客観性を感じました】

最後に『他者評価』ですが。賛否が入り乱れるレビューでは全くわからないので(笑)シンプルですが、いわゆるググって著者がどのような方なのか調べてみましたが。専門分野こそ違えど【幾人かの医療関係者がWEBサイトやブログで著者を紹介したり】するのを拝見したり、またインタビュー記事を読む中で『私』自身が現場で対応に追われる中で感じた違和感を(これは完全に好みレベルですが)見事に代弁してくれているように感じたからです。

長々と書きましたが。内容についてはシンプルに。『新型コロナは主に"空気感染"』『適当な手洗いよりは"うがい"』『マスクは有効(フェイス・マウスシールドは無効)』『ゼロリスクは無理』と言ったところが主でしょうか。目新しくはなくも『私』はやっぱり。と思いました。

タイトルこそ感情をあおりたてるように煽情的ですが。新型コロナについて『専門家』の『客観的』でわかりやすいアドバイスを参考にしたい方にオススメ。

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