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アリスの国の不思議なお料理

"ページを超えて、キャロル自身の想像力にほど遠くない世界、そんな次元でアリスの冒険を自分自身で、味わってみたい。そう思っていらっしゃる、すべての年齢層の読者に実際の青写真を提供しよう、というのがこの本の目的なのです"1975年発刊の本書は36種の料理が登場するレシピ本を超えた、新たに始まるファンには堪らない物語。

個人的には出来上がりが美味いかどうかはさておき、自炊派である事からレシピ本は定期的にチェックしているのですが。そんな中で見つけた本書は確かにレシピは掲載されているのですが。それより【アリスの世界を追体験させてくれる】不思議な魅力を感じて手にとってしまいました。

さて、そんな本書はキャロルの『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を材料に【別の著者が描いた奇抜な料理ブック】なのですが。重ねて述べるに確かに著者曰く紹介した料理は【すべて自分でも一通り作ってみたらしいのですが】完成写真などは一切掲載されておらず、実用的な料理ブックというよりは、やはり各料理が【紹介される前のアリスのエピソード】に特にファンの方は懐かしさと楽しさを覚えるのではないかと思いました。

アリスファンの方はもちろん、物語に出てくる料理を再現してパーティーをしたい。そんな料理好きな方にオススメ。

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