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子どもたちに伝えたいこと

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子どもたちにただ読んだり伝えたり それだけじゃもったいない ちゃんと意味とか教訓とか大事にしているものや学ぶものを意識しながら伝えられるように クリエイターさん達の素敵な物語とか… もっと読む
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#昔話から学ぶ

子どもたちに伝えたいこと

< 目次 > ※ 中身は随時更新致します。 ○ 昔話に学ぶシリーズ 0:田舎のねずみ街のねずみ 1:桃太郎 2:一匹のいもむし 3:ねずみのすもう 4:一寸法師 5:はなさかじいさん 6:ライオンとねずみ 7:カエルと姉妹 8:おむすびころりん 9:マッチ売りの少女 10:つるのおんがえし a:おおきなかぶ b:ゆきおんな c:したきりすずめ d:ヘンゼルとグレーテル e:うさぎとかえる f:金の斧 銀の斧 g:3まいのおふだ h:蜘蛛

昔話に学ぶ《ん》

ラストを飾る昔話に学ぶ 今まで数々のお話がありましたが 最後に扱うのは 河童! 河童徳利という 民話が神奈川にあるのだと 梅熊様いつも楽しく拝見しております。 カッパハイ これまた気になるワードです。 河童可愛いよね。 河の童 ワードセンスの塊だね 小さかったのかな 幼い顔をしていたのかな 何にせよ妖怪やらお化けやら そういう想像の生き物は 世界各国に蔓延る 大事なお話を伝えるための 親から子へのメッセンジャーだと 僕は思うのだけれど

昔話に学ぶ《を》

おさるとぼうしうり というお話を知っているかい? それが可愛い可愛いお話なのだよ イラストが? ストーリーが? どちらも。 内容は以下… 昔あるところに、 頭に売り物の帽子をのせて 歩く帽子売りがいました。 まずはじめに、 自分の格子縞の帽子、 その上にねずみ色の帽子、 その上に茶色の帽子、 その上に空色の帽子、 一番てっぺんに赤い帽子を。 ある日のこと、 その日は朝から帽子がひとつも売れません。 帽子売りは疲れたので、 木の下で 頭に

昔話に学ぶ《わ》

手袋つながりで てぶくろをかいに ってお話あったね。 ごんぎつねも有名だけれど てぶくろをかいにも あったかエピソードで素敵 僕は てぶくろをかいにの方が好きかな。 内容は以下… 寒い冬の日。 小さな子ぎつねの手は、 冷たい雪で牡丹色になってしまいます。 優しいお母さんぎつねは、 子ぎつねの手を取り 毛糸の手袋を買ってやろうと思いつくのでした。 2人で 町へと出かけていった お母さんと子ぎつね。 ところが、 お母さんぎつねは、 人間の怖

昔話に学ぶ《リメイク》

鶴の恩返し… かなり序盤で扱った 非常に日本的な内容だなぁと思う そもそも鶴は国鳥なんだけど そういう意味ではなくて 因果応報中の因果応報 その仕打ちの酷さが とても日本っぽい 表立ってするのではなくて じわじわとくる応報と ハッピーエンドで終わらせない 日本だなぁと思う 内容を再度共有… 今回は違うあらすじデータから… 大昔の冬の雪が降るある日、 お爺さんが薪を売りに出掛けた時、 人間の罠にかかってしまった 一羽の鶴を見つけました。 鶴を

昔話に学ぶ《よ》

「てぶくろ」という絵本をご存じかね 可愛い可愛いイラストの絵本なんだけど きっと きっときっと 本屋さんや 図書館なんかで 一度は見たことあると思う 実はウクライナの民話なんだとさ 知ってた? ウクライナのお話 ウクライナ そう。 今、話題だよね。 ロシアとウクライナ 実はロシアのお話も有名なのよ 大きなかぶ あれはロシアの民話なのよ 今回はてぶくろ まぁ聞いてってよ 内容は以下… 雪が降り積もる森の中、 こいぬと一緒に、 寒い冬の

昔話に学ぶ《ゆ》

落語の世界は奥が深い 猫の茶碗というお話があるのだよ これがまた面白い話でね 内容は以下… 旗師(はたし)という、 無店舗の古美術仲買人 を営んでいたある男は、 地方に出かけて 骨董品を見つけては 所有者を言葉巧みに騙して、 それを安値で買い叩き、 高値で都市(江戸ないし大坂)の蒐集家に 売りつけて生計を立てていた。 男は 宿場町へ通じる街道沿いの茶店で、 茶を飲みながら 店主と世間話をしていた。 ふと店の隅で 餌を食べる飼い猫を見ていると

昔話に学ぶ《や》

目から情報を入れたい私 耳で情報を聞き入れるのって 案外苦手で苦痛なのです 何より興味のないことを 耳から聞き入れるなんて高等技術は からっきし持ち合わせておらず 苦痛の極みでしかない でも、なぜだか落語は好きで 聞くだけで楽しめる 説明や音で相手にイメージさせる 古からの高等技術は 今なお観客を楽しませる 物凄いエンタメだと思う 寿限無や饅頭怖い これらは有名どころかな 時そば、時うどんなんかも 有名だよね くさった風 というお話はご存じ

昔話に学ぶ《も》も

ある程度終わったように見えた みにくいアヒルの子 終わったように見えた? 全く終わってなかったんだよね おいおい 深読人 なんか認識ズレてないか 読み飛ばしてる場所ないか そんな声も聞こえてきたり来なかったり 知らない読者の声 それも深読ニスト とりあえず内容を復習、、、 とあるアヒルの群れで、 卵が孵りました。 しかし1羽だけが黒い雛で、 アヒルの親はその姿に驚きます。 しかし 他の雛と同じように上手に泳いだため、 一緒に育てることにしま

昔話に学ぶ《ほ》

グリム童話の一つに 『死神のお使いたち』 というお話がある むかしむかし あるところに大きな大入道がいました。 そこへ 人々に死をもたらす死神が現れ、 大入道の前に立ちはだかりました。 しかし 大入道は 死神に気がつかず、 そのまま死神を 大きな足でふみつぶしてしまいました。 大入道にふみつぶされた死神は、 息も絶え絶えになり 今にも死んでしまいそうです。 人間の死を操っている死神がいなくなってしまったら、 世界中の誰もが死ななくなって、

昔話に学ぶ《へ》

『サルの生き肝』 そんなタイトルのお話があるのだよ グロい なんだか気持ちの悪いタイトル インディージョーンズで 猿の脳みその料理を出されたシーンくらい 異文化に引くようなお話だろか ともかく内容は以下、、、 むかしむかし、 竜宮城には 龍王さまや魚たちが楽しく暮らしていました。 その頃、 海老の腰はまっすぐで、 カニは前に歩くことができ、 亀の甲羅には割れ目が無く、 タコには骨があって歩くことができました。 ある時、 お姫さまが妊娠して

昔話に学ぶ《ふ》

『浦島太郎』は知ってるよね 3太郎のうちの一人 金太郎、桃太郎、浦島太郎 昔話に学ぶでは ちからたろうや 三年寝太郎も取り扱ったけど 今回は浦島太郎 竜宮城やカメが出てきて 鯛やヒラメの舞い踊り 浦島太郎ってさ 何がどうして カメ助けたのに いいことしたのに バットエンディングなのだろう ちょっと考えてみよう… 内容は以下… むかしむかし、 浦島太郎という漁師が 年老いたおっかさんと二人で暮らしていた。 ある日、 浜辺で子ども達が 一

昔話に学ぶ《ひ》

イソップ物語の中に 『ロバとニワトリとライオン』 というお話がある ○○と×× のパターンはよくあるけれど ○○と××と△△は 割と珍しくない? でも 3匹という数字は 物語にはよく使われる。 起承転結とか 話の強弱、善悪をつけるのに 都合のいい数字3 さぁこの物語は 一体どんなことを教えてくれるのか… 内容は以下… ニワトリが ロバと一緒に、エサをあさっていました。 そこへ、 ライオンがロバを目掛けてやって来ました。 ニワトリが驚いて

昔話に学ぶ《は》

『馬とロバ』 イソップ童話の一つ 『馬とロバ』を知っているかい? そもそも、 馬とロバの違いを 皆は知っているかい? どちらも ウマ目(奇蹄目)ウマ科ウマ属の動物 ロバと馬は 遺伝子的にも97%も一致している。 ほぼ同じ動物なんだ 馬とロバの先祖は同じで 「ヒラコテリウム」と呼ばれる動物が 祖先だったんだと。 ではなぜ 馬とロバは別々の生物に、、、 は一旦置いておいて、 内容は以下… あるところに、 馬とロバを飼っている男の人がいました。