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2020年3月にホーチミン市人文社会科学大学で「ベトナム語能力評価試験」を受けてみようと思った話

結局、この後、新型コロナの影響で試験自体が延期となり、慌ただしい日々で受験が叶わなかったけれど、このベトナムで行われている「ベトナム語能力評価試験」に関してはIELTSやTOEICのテスト方式と同様、皆が同じ試験を受けて点数方式なので、受講しやすいと思う。

日本国内で受験可能な「ViLT実用ベトナム語検定試験」は、級ごとに試験問題や料金が異なるもので、年1回のみ。一度も受験したことが無い人々にとって、受験前に自分が受ける級を選ばないといけない日本の英検式の試験は、なんとも複雑だなぁと思う。

ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学(Trường Đại học Khoa học Xã hội và Nhân văn)の人文大学ベトナム語学科(Khoa Việt Nam Học)で受験できる「ベトナム語能力評価試験」は奇数月+4月(土曜日)に受講可能。受験料も振り込みも可能ということだった。

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ちなみに、受験者の9割は韓国人なのだとか。大学のサイトによると、台湾でも試験申込と受験が可能で、韓国では受験申込が可能らしい。

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全員同じ問題で10点満点のスコア制でIELTSと似ている。国家資格で有効期限は2年。

申し込み

証明写真(3cm×4cm)、パスポート持参
申込用紙を事務所でもらい記入して受講料と共に提出

受験料:1.200.000VND(約6000円)(多くの日本人ブログでは1.000.000VNDと記載されているのでこの数年で料金上がっている)
大学で授業を受講している人々には割引がある。

試験内容

聴解(リスニング)60分
問題は55問。1回のみ。4択問題。徐々に問題が難しくなっていく。

読解(リーディング)60分
問題は40問。4択問題。長文に対して5問~8問の出題。

作文(ライティング)60分
1.似たようなスペルを選ぶ問題(20問)
2.200語以上の手紙を返信する文章
3.300語以上の社会問題やビジネスなどの小論文

面接(スピーキング)15分
質問例:「自己紹介をしてください」「どのくらいベトナムにいますか」
「誰とどこに住んでいますか」「どこでベトナム語を勉強していますか」
「ベトナムのどこに旅行に行きましたか」「好きな食べ物はなんですか」等

試験結果

試験1週間~2週間後、インターネット上で点数が発表→人文大学に受験票を持っていき、認定証を受け取る。

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ベトナム語発音アプリ

nemoベトナム語
自分の発音を録音もでき、ネイティブとの比較も可能

ベトナム語学習の教科書

ベトナム国家大学ホーチミン人文社会科学大学(Trường Đại học Khoa học Xã hội và Nhân văn)のベトナム語学習で使用されている教科書は以下

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そして、大学の教育課で販売しているらしいTài Liệu Hướng Dẫn Ôn Tập Thi Năng Lực Tiếng Việtは資格試験の詳細と問題例が記載されている冊子(40.000VND)

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別に見つけたよくある教科書 Tiếng Việt 123 

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さて、実際に受講できる日はやってくるのだろうか。それにしても、この各大学が主催している国家資格。実はハノイでも別の大学が主催しているが、受験料も全く異なる。

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ちなみに、この大学、実はホーチミンにいたときに行ったことがあったと後で知る。またいつか行けますように。


追記:2022年の試験スケジュール

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