まずは自分自身が信じる道を生きること【本:裸でも生きる】

「途上国発のブランドを創る」マザーハウスの山口絵理子さん。国際機関の理論と途上国の現実の乖離、汚職、賄賂、発展途上国に生きる人々よりはるかに選択肢に恵まれた自分の人生。尊敬する女性たちに共通しているのは、まずは「自分自身が信じる道を生きる」ということ。誰よりも、自分が一番、自分を信じなければいけない。

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・小学校のときの学校に対する不満、教育に対しての疑問→社会を変えたい
・私は社会に出てこの世の中にとってきっと必要とされる人間になる。
・今まで一番にならなきゃ意味がないって思ってた。なぜなら、それは頑張った分の御返しだから。金メダルの人は何を言っても聞いてもらえるけど、銀メダルの人は名前すら覚えてもらえないのがこの社会だと思っていた。

・偏差値40くらいの工業高校から慶応義塾へ。竹中平蔵研究会へ
開発学との出会い、世界銀行や国連のデータ収集
「発展途上国における所得格差と経済成長の関係」

・開発コンサルタント(開発問題の専門家集団):ODAのプロジェクトを外務省から委託されて、その計画・実施・評価を行う。
・ある日、タイと日本で行うITを使った遠隔教育のODAプロジェクトに参加
・先輩に米州開発銀行の夏季雇用に応募
大学院生が主だったが合格し、国連へ
・国際機関の理論と途上国の現実の乖離→途上国へ行くことに。アジア最貧国で調べてヒットしたバングラデッシュへ
・事件は現場で起こっている。アメリカとか日本にいたんじゃ全然わからない。知ることができないことが、バングラデッシュでは山ほど転がっている。
・バングラデッシュの大学院に合格
・ガス・電気・水道もない中でのアパート生活
・格差は賄賂から。バングラは汚職度世界一
・三井物産のダッカ事務所にインターンとして採用
・郵便局で「お金持ちのくせに、なんで貧しいおれたちを助けないんだ」と言われる
・ある日、三井物産の所長に中小企業フェスで新しい商材探しへ連れられ、ジュートを発見。ジュートはバングラが世界の輸出量90%を占める天然繊維だった。しかも、綿などの5~6倍の二酸化炭素吸収。廃棄しても完全に土に戻る。
・工場めぐり。サンプル代金といいお金を払わされ、連絡つかなくなる
・つてを使い、一つの工場が生産。中国やアメリカのバイヤーの傲慢さ、強さ。受注の50%前払いを決める
・日本に帰国、新たなハードル「起業」160個のバッグをどう売るか。
・竹中平蔵研究会の山崎先輩に相談
・ウェブサイト制作ソフト購入「ホームページビルダー」
・通関業者や社会保険事務所にも訪れる
・卸先 デパート ビジネスのつらさ
(価格、品質、デザインで勝たなければ生き残れない)

「ビジネスの世界で戦うと決めたのに、「社会的な意義」をアピールすることは、そういった要素に頼ってしまっている証拠。社会駅な意義を商談に持ち込む自分の根拠に嫌気を感じた」

・東急ハンズへ飛び込み営業
・バングラに帰国。
・専門学校に入学。無理を言って一年以内でも受け入れてもらえる
・ラッセルさんの工場でパスポートが盗まれる。バングラでは日本のパスポートは闇市場で100万円相当の価値
・信用できなくなり、ラッセルさんの工場を後にし、三井物産繋がりで小さな工場を見つける
・一週間ストが起こり工場へ行けず、その後誰もいない光景が。裏切られた
・日本とバングラデッシュの間にあるものは、経済的な格差だけではなく、精神的なものの格差。人間への信用の欠如
・アティフ・デワン・ラシッドさん 2004年に断られたがもう一度伺う。同じ意識の高さでビジネスが出来る人。毎日彼の事務所を訪れ、会議が終わるまで待ち伏せ。
・ソエル(職人)さんとの出会い
・入谷(下町)東京に第一号店OPEN 
・講談社から起業2ヶ月目に本を書くことを依頼される
・バングラデッシュの人々が自分に問いかけているような気がした「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ」

「バングラデッシュのみんなに比べて山ほど選択肢が広がっている私の人生の中、自分が彼らにできることは何だろう。それは、まず自分自身が信じる道を生きることだった。」

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