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神秘的なサマルカンド・ブルーの、世界の文化交差路で

ウズベキスタンのサマルカンド。その意味は「人々が出会う街」。そして、その中心となるレギスタン広場。

イタリアのローマのような恋人同士のロマンチックさというよりも、ここは、昔の人々の叡智と建築美に魅了される場所だった。

同じペルシア風のイスラーム建築だから、インドのタージ・マハルを思い出し「インドの伝統衣装であるサリーが似合いそうだな(寒いけど)」と訪れたときに思った。

それを地元の友人に伝えたら、「確か、ティムール朝の代表、インドのモゴル王朝の創設者の子孫が、タージ・マハルを建てたはずだから、(ウズベキスタンの)レギスタン広場でもサリー良いんじゃない」と。

その創設者とは、アンディジャン地方のアクシケント市生まれ、11歳でアンディジャンの支配者となった有名な詩人かつ軍事指導者のザキリディンムハンマドバブール。そして、最愛の妻のためにタージ・マハルを建てたのは、直系の子孫であるムガール帝国第5代のシャー・ジャハーン。(建築家は別)

インドに住んでいながら、まだタージ・マハルに訪れたことが無いけれど、入場料とか人の少なさ、全体の静寂さ、繊細さ、道のり等を考慮すると、タージ・マハルよりも、またここに戻ってきたいと思う。

『世界の中心で、愛をさけぶ』という小説・映画があったけれど、『世界の文化交差路で、愛をさけぶ』のも良いかもしれない。恋人同士の愛よりももっと大きな、壮大な建築美を未来に残す人類へ。

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