見出し画像

水星をみにいきましょう~最大離角*観測のチャンス~【プラ寝タリウム】

★「プラ寝タリウム」台本を記録しています。
★「プラ寝タリウム」は星空のお話で、皆さまを心地よい眠りへとお誘いし、心の疲れをホッと癒します。
★himalayaという音声配信プラットフォームで上映しております。
★noteの文字とともに、オルゴールの音+cocoaの声もお楽しみいただけましたら幸いです。
★台本の引用や朗読など大歓迎です!ただし、ご縁を大切にしたいので、ご利用の際にはnoteやTwitterなどから一言お声掛けいただけますと幸いです。
★あなたと今日もご一緒に「ホッ」とできますように。

明るい太陽が、西の地平へと眠りにつくと、空の色が魔法のように変化して、やがて星々が輝きを放ち始めます。
今回の上映では皆さんご一緒に水星をみにいきましょう!

プラ寝タリウムの時刻は夕暮れ時、日が沈んだ直後に合わせていただきます。見上げていただく方角は西の低い空になります。
水に星と書く「水星」。初めて眺めたというお客様も多いのではないでしょうか?

水星は1等星なみに明るい、太陽系の惑星の一つです。しかし、実際に目で見ることは難しい星だと言われています。

なぜ水星は天体観測しにくいのかと言うと…
「水金地火木土天海」この言葉に聞き覚えはありますでしょうか?

太陽系の惑星は内側からこの順番で太陽の周りをまわっています。
つまり、水星は一番内側の軌道を回る惑星であり、水星の近くにはいつも明るい太陽がさんさんと輝いています。

朝、水星は太陽と同じような時間に東から上り、夕方、太陽と同じような時間に西に沈んでいきます。水星は夜の間、空に出ているという日は少なく、出ていた日があっても、それは短時間だけという特徴があります。

そんな水星ですが、太陽から離れて見つけやすくなる時があります。これを「最大離角」と言い、直近では2021年1月24日に水星が東方最大離角を迎えます。
その前後の1月21日から28日頃まで、水星は日の入り直後の西の低い空で見つけやすくなります。

これからの一週間、良く晴れた日がありましたら、夕暮れ時、西の空が開けている方をご一緒に眺めてみませんか?
日の入りから30分ほど、水星を観察するチャンスがございます。

ただし、太陽と離れて輝く水星のように、私たちもソーシャルディスタンスを忘れないようにしましょう。

ちなみに、1月20日から2月2日までは、二十四節気の暦の上で「大寒」となります。2月3日の「立春」を迎えるまで、身体と心をぽかぽかにして健康第一で過ごしましょう。
今晩もぐっすりと眠りにつくことができますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?