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生き急ぐ人

こんばんは。こんにちは。琥珀です。
某どうぶつの島を作るゲームが昨年の2.3月頃に発売され、爆発的に売れたが、私もそのブームにしっかり捕まって購入した。
が、ものの数ヶ月でログインすらしなくなった。
(いやぁ、流行り物に乗っかるのは良いが自分の性格を理解してから購入するべきだったと後悔。)

そもそも、なんで私はどうぶつとのゆったりライフを送ることが出来なかったのか。この手のゲームをプレイしてみて、人から”生き急いでいる”と言われる私の特徴で、分かったことがいくつかあるので書き残しておこうと思う。

1. 休みって何?

私は1年間の内、360日は部活をしていた時期が最低でも6年間あった。
つまり、ほぼ毎日目標の為に行動をしていた事になる。当時の口癖と言えば、「休みの日の前日が一番好き」だった。
大学へ進学しGWや夏休みに入ったときには、初めての連休に何をしたら良いのか分からず、頭を悩ませた程に。笑

この感覚は私の成長環境による副作用と呼べば良いのか、負の産物と呼べば良いのか分からないが、何もない日を与えられると悪いことをしている感覚に陥るのだ。

何を馬鹿な事を言っているんだと、思ったそこの君。その通りだよ。

私は、”馬鹿”真面目だ。
休みの日なんだから何もしなくて良い、むしろ好きなことを好きなだけすればいいのだけれど、遠かれ近かれ、将来自分の為になること以外に時間をかけられないのだ。

話は戻るが、今回の某ゲームにハマれなかった要因の一つとして考えられるのは、このゲームを進めることで将来の自分に何のメリットがあるのか分からなかったからに限ると思う。あくまで予測出来る要因の一つだが、大部分を占めている気がする。
改めて休みの概念を考え直したい。

2. 天性の飽き性

そもそもなんで某どうぶつの島にハマる事が出来なかったかというと、ハマる事が出来なかったのではなく、飽きるのが異常に早かっただけである。
(多分1ヶ月も没頭出来なかった気がする。。。無念。。)

1度プレイした事のある人なら分かると思うが、あのゲームは禁断の裏技がある。そうそう、時間操作。
知らない人の為に補足しておくと、時間操作というのはゲーム内の”日にち”や”時間”を現実世界より早めたり、巻き戻して昨日に変えたりすることだ。
私は基本的にゴールの見えた物に対して、他が見えなくなるような集中力を発揮するのだが、まさかこの某どうぶつの島で発揮されるとは…。島の方向性が見えた瞬間、集めたい素材や必要なスキル…ありとあらゆるモノを採取すべく、半年以上の時間操作をした。

結果、1ヶ月足らずで飽きた。

一言で言うと、熱しやすく冷めやすいのだ。
こうしたい!こうなりたい!に対して、三大欲求を忘れるほど集中するが、目標が達成された瞬間、燃え尽きてしまう。更に上達しようとか、更に美しく磨こうという気持ちは全くない。私は、最初に決めた目標が達成された瞬間、その続きが見えなくなってしまうのである。逆に、最初に決めた目標を達成するためなら周りにズルと言われようが、体調を崩そうが、おかしいと思われようが、何でもする気がする。
本音を言えば、そりゃあズルしたくないし体調は崩したくないし、敵も増やしたくない。でも、私は最初に決めたことは何をしてでも絶対に実行すると思う。自分でも嫌になるぐらい頑固ババアなのだよ。。残念。。

この最初に決めたこと(目標等々…)を実行すべく、なりふり構わずやり続けるのが私のデフォルトだが、休息を取るべきタイミングでもやり続けてしまうから生き急いでると言われているのかもしれない。

3. ハイジ寄りのクララ

しかし、私には最大の欠点がある。とにかく、体力が無い。
これまで散々、猪突猛進!みたいな行動をしてきた割にそれに伴う体力が、まぁ無い。気持ち的にはハイジ程のテンションと行動力はあるのだが、クララレベルの体力しかないのだ。

それってやる気の問題でしょ~?
と思うだろうが、やる気を出しすぎて何日も没頭し、気が付いたら病院。
なんて事が私の場合多々あり、自分でも制御出来ていないので多分違うのだと思う。それにやる気が無いものに関しては、手も付けない性分なので途中で投げ出すほど成果が出ていれば良い方だ。

ここで私の大好きな実の弟の話をしよう。
私は正反対の性格を持つ弟が大好きだ。世間一般で言うブラコンだ。
(別に恥ずかしいと思った事は一度も無い。そもそも家族に対して過度であったとしても、愛情があるのをコンプレックスと呼ぶ世の中の風潮そのものの方がよっぽどおかしいと思う。)
私の弟は、得意なモノに対して手を抜いて苦手なモノに対して時間を割き、全てに対して平均点以上を取る器用な奴だ。それでいて私より弱そうな彼は、実は身体が強い。そしてメンタルも強い。

何故こんな話をしたかというと、彼は大らかであり”ゆっくりと生きている”からだ。私とは違ってね。
私は、得意なモノに対しては特出した成果を出したがり、苦手なモノに対しては一切手を付けない。だから得意なモノで絶対に成果を出さねばならないし、後に引けない状況を自分で作ってしまうから、時間を割いてでも何でもする。
苦手なモノに対して時間を一切割かない為、得意なモノで何かしらの成果を出さざるを得ない状況になり、加えてその状況が楽しいと錯覚してしまうので没頭し破滅する。そして体調を崩した時に「そんなに生き急がなくても笑」と言い放たれるのがオチだ。


4. 秒で飽きて何が悪い

でも、私は弟の生き方に共感したことは一度も無い。
特出した何かに魅力を感じる人間だからこそ、好んで生き急いでいるのだから。それで成果がいつまで経っても出ないのであれば話は別だが、得意なモノのなかでPDCAぶん回して成果さえ出ていれば、私はそれでいいと思う。

「これもあれも75点以上取れます。」

素晴らしいと思う。私には出来ないから本当に尊敬する。
私も自分があと5体居たら是非そうしたい。でもそれはこの世界線では無理そうなので、私は1つだけ120点を取りたい。この先もそのために何でもすると思う。そして120点を取れたらもう興味は無い。違う得意なモノでどうせ私は次の120点を目標に生き急ぐんだから。それで良い。
別にこれは仕事や部活、勉強のことだけではなく、恋愛とかそういった類にも当てはまることで、私は好きな人の最初から最後までを最速で知りたい。そのあとは、違う部分でその人に興味を持てばまた最速で知ろうとするだろうし、全て無くなればさよなら。知る途中でいなくなられる事もあるだろうけど…その場合は不完全燃焼である。仕方なし。笑

こんな具合で、早く目標達成しようとしてしまうのは私の性分なのだ。
生き急いでて良いじゃない。ゆっくり生きる弟に学ぶ事もあるけれども、生き急いでる私にしか分からない達成感もあるのだよ。いつかエンジンが切れてゆっくり生きるようになったらこのnoteでも読み返して、馬鹿だな~若いな~とか思えたら成長だ。

某どうぶつの島の話に戻ると、まんべんなく素材を集め、現実世界と同じように時を刻みながら、今日はここまで。とプレイ出来る人間のみが続けられるゲームなのだと思う。

私の記事も、今日はここまで。ではまた!

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