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かっこいい人になりたい人へ

かっこいいの基準は人それぞれです。
何をみて、誰のどんな行動を見てカッコいいと思うかそこが、その人の心の底から求めている生き方なんじゃないかと思う。
だから、僕は日頃からかっこいいという感覚を大切にしている。
昨日、仕事が終わって、晩御飯に野菜炒めを突きながらビールを飲み、なんとなくYouTubeを開いたらオススメ動画に、ラーメン屋台の動画が上がってきた。皆様もご存じかと思いますが、YouTubeのリコメンド機能ってすごいですよね。この動画がおすすめで上がってくると言うことは、普段から僕がYouTubeでもラーメンを検索してることがバレてしまいますね。
そんなことはさておき、ラーメン屋台のおじさんを見ながら晩御飯を食べていた僕は、その動画に釘付けになり、そしてラーメン屋台のおじさんをかっこいいと心の底から思ったのでした。

かっこいい人の条件

はっきりした年齢は言われてなかったのですが、70歳は回っているお世辞でも綺麗とは言い難い、いや、正直小汚いじぃさんである。
その小汚い爺さんが、一生懸命軽トラから椅子や机を出しては組み立て、片足をびっこひきながら汗をかき、ラーメン屋台の準備をしている。


僕はその小汚いラーメンジジイの姿にどんどん魅了されていく。

これが俺の仕事や

買い出しと仕込みと営業のすべてを1人でこなしているため、睡眠時間は2,3時間だという。
そして、なんと今日は180杯分の食材を持ってきたと言う衝撃の多さ!
そして、ラーメン一杯なんと400円。


この時点で、僕はこの小汚いジジイのことをリスペクトし始める。
そして、インタビュアーが爺さんに質問する。
「この仕事を辞めようと思ったことはありますか?」
爺さん「ないなぁ。これが俺の仕事や!」
迷いもなく言い放った。
この時点で僕はもうこの小汚い爺さんに憧れすら抱いている。
なんと言っても、僕とこの小汚い爺さんは全くもって同じ職業なのである。
だから尚更、かっこいいの一言である。

かっこいいの定義

かっこいいと思うものや人は人それぞれ違う。
僕がこの爺さんをかっこいいと思ったのは、1人で買い出しやスープやチャーシューの仕込みをして、営業もすべてを1人でこなす事の大変さを身に染みて知っているからである。
しかし、誰からどう見てもこの爺さんがかっこいい定義の王道を言ってることにお気づきでしょうか?
そうです。
これが俺の仕事や!
この一言に集約されているのです。
70歳をこえても自分の仕事に一生懸命に向き合う姿は、文句なしのスーパーヒーローである。



僕はアメリカで一杯3000円のラーメンを二十代の元気な若者たちと仕込みをして、ピチピチの大学生にレジを任せて、クーラーのきいた店内で好き放題ラーメンを作っている。
これは果たしてかっこいいのか?

僕の中で消えかけていた心の炎に再び火が灯った。

ボストンにやってきてすぐの頃は、俺も1人でラーメン作ってた。
あの頃みたいにまたチャレンジしてみたい。

自分でも呆れることがあるくらい厄介な価値観である。

美学を超えて、ドMですらある。

自分でも一体何を求めてるのかわからなくなる。

けど、なんかまたラーメン一杯を武器に、一からチャレンジしたくなるという病気なんだと思う。

かっこいいの定義は人それぞれ。

人生は一度きり。

はたからみたかっこいいではなく、自分で自分がかっこいいと思える人生が、最高に幸せな人生だなとあらためて気づかせてくれて、小汚いラーメン爺さんのYouTube動画との出会いをしたとある日の夕食どきの話でした。

かっこよく
面白く
冒険する

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