短い人生を長くする2つのコツ
年齢を重ねるごとに時の流れが早くなる。
もちろん実際の時間は一定な速度で流れているのですが、皆さんも感じているとは思いますが、大人になってからの1年は子供の頃の1年間よりも早く感じてるのではないでしょうか?
それが30歳、40歳を超えると尚更実感すると思います。
しかし、僕は37歳からの9年間が本当に長かったのです。
37歳から日本を離れてアメリカでラーメン屋を出店したことが影響するのではないかと思う。
嬉しくて泣いたこと、苦しくて眠れないことがそうさせたと思います。
この9年間であったことを思い返しても色々あり過ぎて本が2、3冊書けそうである。(実際1冊出版済み)
歳がいくにつれて1年が短く感じる理由は諸説あると言われています。
一つは、相対的体感の違い
もう一つは、新しい経験が減るから
2歳の子どもからしたら1年は今まで生きた人生の二分の一であって、60歳の大人からすれば1年は今まで生きた時間の六十分の一だから、相対的に短く感じるのではないかという説と、ただ単純に新しい経験が減るからという説がある。
この後者だとしたら僕のこの9年間が恐ろしく長く感じたのも納得がいきます。
生まれ育った環境が日本で、そこで教育を受けて、10代の多感な時期も大阪で過ごして、大学生のころにはそれなりに恋愛もして、社会人になって14年間日本で仕事をして、結婚もして子育ても経験しました。
そんな37歳の中年男は人生にも慣れ始めた頃だ。
人生の大きなイベントは大体経験しました。
しかし、幼い頃に観た映画「バックトゥーザ・フューチャー」で憧れたアメリカに住んでみたいという夢を実行に移した僕の毎日は、まさしく新しい経験の連続どころか、別の星に生まれ落ちた赤ちゃんの状態である。
文化、宗教観、仕事観、教育の違い、人種の違い、法律の違い、気候の違い、そして言語の違い。
37年間の経験が通用しない世界。
移住して9年目だけれど、未だに毎日オンライン英会話(25分)のレッスンで英語を学んでいる。
赤ちゃんからとは言わないけどまさに人生をもう一回小学生くらいからやり直してるようである。
そして、1人目の子供と2人目の子供は日本で生まれてからこちらに移住したが、3人目の子供はアメリカで生まれたので、出産の時も含めて日本とはまるで違う子育ても新しい経験そのものだ。アメリカに憧れて、アメリカ人に生まれてもみたかったなと思っていた僕は、まさに自分の息子を育てることによってそれを疑似体験できている。
話は長くなってしまいましたが、要するにガラッと住む環境を変えることは、人生を長く感じさせるのに一役買うことは間違いないと思う。
海外移住はかなりおおごとではあるが、人生をあっという間に終わらせたくないという人にはかなりおすすめである。
そうまでしなくても、国内で引越しをした人と、ずっと同じところに住んでいる人とでは、それだけでも随分時間の早さの感覚は違うのではないだろうか?
もう一つの短い人生を長くするコツ
それは、「時間の無駄遣いをしよう」です。
何を言ってるんだと思われる方もいると思うのですが、これが意外と盲点で、むしろ逆なんじゃない?って思いますよね。
しかし、自分の人生の経験の中で忙しい時期を思い返してもください。
忙しい時ほど時間は一瞬に過ぎ去ってしまっている経験はないでしょうか?
あるはずです。
それは、忙しい一日の場合もそうだし、仕事などである忙しい1、2年もそう感じる時期ってありますよね。
僕もにそのような経験はあります。
生産性の高い日々を過ごしたいがあまり、スケジュールをしっかり管理してバリバリこなしている方が人生充実してる〜って意見もわかりますが、そうとも言えないのです。
無駄こそ人生
僕は意外と一見無駄に思えるような経験や遠回りした経験や役に立たない習い事や趣味やボーっとする時間にこそ、人生を謳歌するヒントがあると思っています。
そもそも趣味とは、生活に必要ではなくお金を生まずむしろ使うものですよね。
では、騙されたと思って、明日の起床時刻をいつもより2時間早めにセットして、朝起きてから2時間ぼーっとしてみてください。
本も読んではいけません。
役に立つ情報を見つけてのめり込んでしまい時間を忘れてしまいます。
スマホなんてもってのほかです。
2時間なんてすぐに立ってしまいます。
ただただ、なんもせずぼーっとする2時間は、永遠すら感じるでしょう。
そして、いつもの起床時間からいつも通りの一日を過ごしてみてください。
その一日は、いつもの倍にすら感じるくらい体感時間は伸びています。
それができるようになれば、今度は丸一日なんの予定もいれず、人とも合わず、散歩とボーッとすることを徹底してみてください。
僕はアメリカに来て知人も日本よりは少ないので、このような生活を送ることが多くなったせいで、ゆっくり流れる時間を体感しています。
都会や日本の忙しい毎日に、時の流れの早さに危機感を感じたている方は、この2つのコツを是非実践してみてください。