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私は私を取り戻す、何度でも

私自身、自分の事をすごく愚かだと思う。

みじめで、みっともなくて、かっこ悪くて、クソだと思う。
簡単に人に飲み込まれて、自分を見失う。
一生懸命抜け出しても、すぐに飲み込まれてまた苦しくなってを繰り返してここまで生きてきた。
そんな自分が嫌だし、もう二度と恋愛なんてしたくないと思いながら次の瞬間にはすがるようにまた同じ事をしている自分がいる。
ほんと一言で言って私はクソだ。
(最近ネガティブ沼にどっぷりはまっているので情緒不安定です)


でも、大好きすぎて温めすぎて書けねえと思ってたFLEABAGを自分を励ます意味も込めて最近観返したら、最強の味方になってくれた。
だから、もし自己嫌悪でもうTHE ENDと思ってる人がいたら、是非FLEABAGを観てほしい。(回し者じゃないよ回し者みたいだけど)

めっちゃ簡単にあらすじを説明すると、
家族や恋人と上手くいかない日常を送っている癖ありまくり性欲強すぎで皮肉屋な女性、フリーバッグが主人公。
人とのコミュニケーションの中で、上手く噛み合わず、トラブルを起こしがちだが、それでも人を深く想い、愛している、でも空回りしてしまう、そんな女性の物語だ。
そんな彼女には、二度と忘れる事の出来ない程のトラウマがつきまとっている。(そんな言葉で言い表せ無い、悪夢です)
死ぬほど仲がよくて、一生一緒にいるはずだった最高の友達ブーの彼氏と寝たことで、ブーが死んだのだ。
ブーは恋人の浮気相手が誰かを知らず、怪我でもして恋人を後悔させてやろうと思って車道に突っ込むも、そのまま帰らぬ人になった。
自分の軽率な行動で最高の友達を失ったという経験がずっと脳内を支配し、それを忘れようとするかのように不特定多数の男と寝まくり、「とにかく誰かに必要とされたい」という寂しさを埋めようともがくも、とうとう家族にすら信用してもらえなくなっていたことに気付く。
自分を変えようと努力を重ねた後に出会った人は、決して手に入らない人。
しかし、何度でも人と分かり合う事を諦めなかった結果、形ではなく、心で、人を愛する事が出来るようになってゆく…という物語だ。

めちゃくちゃおおまかなので、自分で書いといてなんだけどこの作品はこんなもんじゃねー!私の実力不足です、実際に観ないともう伝わらないですこれは、本当にすみません!
(情緒不安定なもので…すみません)

この作品を観ていると、間違ったっていいと言われているような気がする。
過ちだらけの私でもいいんだって言われているような気がする。
人間は過ちを繰り返すから。
主人公のせいで親友は死んだし、彼氏には安心感だけ求めて思いやることが出来ず捨てられたし、主人公が姉に、姉の夫にキスされた事を打ち明け無ければ全て順調だったし、いつだって何もかもが空回りする。
人の気持ちは複雑すぎて、簡単には分かり合えない、その度に傷つくし、自分がダメに思えてくる。
でも、その度にやり直せばいいのだと、生きていれば何度だってやり直すチャンスは転がっているのだとこの作品は言う。(と私は思う)
どんなに過ちを繰り返しても、人を諦めなければ、何度でも分かり合えるかもってことを信じれば、人を愛する強さを失う事はないのかもと思える。
どんなにひどい事を巻き起こして、自分が大嫌いになって、もうダメだと思っても、どんな出来事でも私から愛情を奪いさる事は出来ないのだと思えるのだ。

私は何度も私を見失う。
何度も自分が見えなくなったし、今も正直全然見えてない。
私は長年自分を失って、そして最近やっと取り戻して、人生が素晴らしくなったのに、また同じ事を繰り返して、自分を失ってしまった。
でも、生きていれば何度だってチャンスはあると思える。
もう一回自分が帰ってきてくれると思う。
だから、その時のために居心地の良い自分でいられるように準備をしておこうと思う。
もうどこにもいかなくていいように。
自分が自分を好きで、味方でいてあげようと思ってくれたらとても嬉しい。
そんな日が、また来るといい。

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