ビーフルンダンと肉骨茶(バクテー)

ジャスミンライスを炊きすぎた.
タイカレーとガパオで悩むもどちらもしっくりこない…
ということで, はじめてのビーフルンダンに挑戦することにした.

ルンダンとは, インドネシアやマレーシアの煮込み料理で, 塊肉をココナッツミルクとスパイスでよく煮て作る御馳走料理らしい.

以前から気になってはいたものの, 食べたことのない料理を作るのは不安.
材料の買い出し前に色々ググる. 驚いた. 牛肉以外の材料はすべて揃っている.
タイカレー用のココナッツミルクとタマリンド,
チャイ用のクローブ・カルダモン・シナモン・生姜は常に備蓄されている.
八角とカイエンペッパーもなんか見つかった笑
レモングラスの茎とバイマックルーの葉は栽培しないと日本では手に入れづらいので, レモン果汁と乾燥させた葉っぱで代用.
赤たまねぎは, ライタに使った残りがあった. 僥倖.

いざ煮込み始めると, 立ち昇る知ってる香り. 肉骨茶の香り.
ビーフルンダンと肉骨茶とでは, 使う香辛料がほとんど一緒だったわけだ. あとはココナッツミルクが入るか否かの差でしかない.
八角・クローブ・シナモンの甘い香りの中に, カルダモンと生姜の刺激を感じることができる.
肉骨茶では胡椒のピリリを最初に感じる.

東南アジアの料理は, 名前だけ聞いてもよくわからないものばかり.
でも, 作ってみると, 食べてみると, 意外な発見があるかもしれない. それがよい.

そして, ビーフルンダンはジャスミンライス泥棒だった.

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