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ドイツのゴミ出しルール

ドイツも日本と同じくゴミは細かく分類して捨てます。とはいえ、日本よりは少しだけ分類がざっくりかな、と思います。私はミュンヘンのアパートメントに住んでますが、分類やゴミ箱の色(黒、茶色、青)は全国で同じですので、参考にしてもらえたら嬉しいです。


家庭で捨てられるもの

家庭で捨てられるゴミは、リサイクルできないもの全般のRestmüll(黒色)、生ゴミのBio(茶色)、古紙のPapier(青)の3種類です。

Rstemüll(黒)

以下の生ゴミやリサイクル品に当てはまらないものをRestmüll(残り物)として捨てます。
・掃除機のゴミパック、道路のゴミ、灰
・タバコの吸い殻
・動物のトイレ砂
・カーペットの切れ端、壁紙
・おむつ、衛生用品
・塗料(乾燥させて袋に入れる)

・古紙にできない紙類:汚れた紙、コーティングされた紙、ワックスペーパー、複写紙

家庭から出るゴミはRestmüllが多くなりがちなのですが、できるだけ分類して少なくしましょう。

Bio(茶色)

生ゴミ。
・生、調理済みのどちらでも、野菜、果物、肉、魚
・野菜や果物の皮、ナッツなどの殻、卵の殻
・パンや焼き菓子
・コーヒーかす、コーヒーフィルター、コーヒーパッド
・花、植物、剪定した草や枝、落ち葉、園芸用の土(少量)
・湿気を吸収するためのキッチンペーパーや新聞(少量)

生ゴミ(Kompost)は生ゴミ用の紙袋やビニール袋(Komposttüten/-beutel)をスーパーやドラッグストアで買ってに専用の袋に入れて捨てましょう。

Papier(青)

食べ物やビニールテープなどを取り除いた状態の紙ゴミ全般。
・新聞、雑誌、カタログ、本、ノートなど
・手紙、葉書、封筒、印刷用紙など
・ダンボール、包装紙、紙袋、ピザ箱など

紙でできているけれど保護テープなどでコーティングされている場合は、Restmüll(黒)に捨てています。

専用のゴミ捨て場に捨てるもの

Verpackungen(黄色)

居住地の徒歩5分圏内にガラスや瓶缶、プラスティックゴミを捨てられるVerpackungen(黄色)があります。ガラス(透明、茶色、緑)、プラスティックや缶・アルミなどの4種類に分類します。以前はプラスティックと缶・アルミは別れていたのですが、数年前から一緒になりました。

・Weißglas
透明のガラス瓶。

・Braunglas
茶色のガラス瓶。

・Grünglas
緑色に限らず、色付きのガラス瓶。赤や青、黒色などの瓶も捨てられます。

・Kunststoff, Dosen/Alu
プラスティック類:牛乳や飲料の紙パック、プラスティックの包装、ペットボトル、プラスティックの容器やカップ、発泡スチロールなど
缶・アルミ:缶、スプレー缶、アルミホイル、瓶の王冠瓶やガラスの蓋、スチール缶

牛乳や飲料の紙パックは特殊加工がしてあるので、Kunststoffに捨てます。また、ドイツ国内で生産されていないペットボトルはスーパーなどでの回収はできないのでKunststoffです。忘れがちなのが、ガラス瓶の蓋。ガラス瓶は瓶へ、蓋はDosen/Aluへ分けて捨てましょう

古着や靴

Verpackungen(黄色)の回収コンテナ付近に古着や靴の回収ボックスもあります。
・衣類:古着、靴、帽子、手袋など
・家庭用リネン:タオル、テーブルクロス、カーテン、寝具
回収ボックスに入れる時は、袋に入れて捨てましょう。

スーパーなどのデポジット・回収ボックスに返却

ビール瓶やペットボトルなどのデポジットが回収でき、スーパーやドラッグストアの出口付近には電池や紙ゴミなどの回収箱があります。ドラッグストアに飲料のデポジット回収機はありませんが、1〜2本だとレジの人に手渡すとデポジット料を返金してくれます。

・ドイツ国内で生産されたビール瓶やペットボトル
ドイツビールやドイツで生産された飲料のペットボトルは回収と同時にデポジット料が返ってきます。というのも、購入時にデポジット料も含んだ金額を払っているからです。
ビール瓶:
ドイツビールの瓶は8セントでリサイクルできます。ラベルに記載はありません。
ペットボトル:
15セントと25セントの2種類。少し厚めでしっかりした作りの洗浄して数回使えるペットボトルは15セント、1回のみで粉砕して再利用されるボトルは25セントです。ペットボトルのラベルを見ると、デポジット料金が記載されています。
瓶やペットボトルのカゴ:1,5ユーロ。ビール瓶やペットボトルを入れたまま返却もでき、その場合は瓶やペットボトルのデポジット料金も加算されます。

・電池や紙ゴミ
出口付近に紙ゴミ、電池を捨てる台があります。紙ゴミは家庭で捨てられる古紙と同じです。

粗大ゴミ・有害ゴミ・電子機器(Werkstoff)

大型のリサイクル品や電子機器などは、少し郊外のリサイクルセンター(Werkstoffhof)で捨てます。最寄りのWerksstoffhofは以下のAWM(ミュンヘン)やGoogleマップなどで見つけることができます。

Werkstoffの該当するのは以下。
・がれき
・粗大ゴミ
・家電、電子機器、電球、蛍光灯、電池
・有害廃棄物
・庭ごみ、木材
・古着/靴、古紙、プラスティック/発泡スチロール

特に捨てる時に迷うのは、小さな家電や電子機器、キッチン用品(フライパン、鍋など)など。Werkstoffhofには状態の良いものは廃棄ではなく回収する場所(Halle 2, ミュンヘン)もあるので、何でもかんでもRestmüllに入れずにWerkstoffhoffへ持っていきましょう

捨てるのに迷ったら検索しよう

もし捨てるのに迷ったら、AVMで検索することができます(ドイツ語)。


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