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次男を出産した産院は凄く良かった

次男(2022)を出産した産院は、スタッフの方の対応が良く、もしまた次があったらここにしたいと思える産院でした。

綺麗な総合病院

産院は救急もある総合病院。設備も中々新しく綺麗で、家からは公共交通機関で30分、車だと15分の距離でアクセスも良い所です。

敷地も広く緑に囲まれていて、静かでのんびりでき、病室からは近くの小川も見えました。産婦人科の待合室にはテラスもあるので、病室に飽きたらテラスでのんびり過ごしたりもできます。しなかったけど…

2人部屋で母子同室

私が入った病室は最大3ベッドが入る部屋でしたが、同室者は1人だけでずっと2人部屋でした。家族部屋もありますが、一泊€80かかり、感染対策で子どもは院内に入れず長男は家にいなければならないことから、普通の病室にしました。

母子同室のため、赤ちゃんはサイドベッドで常に側に。必要なものはほぼ部屋にあります。おむつ、お尻拭き、オムツ替えシート、着替えなどはおむつ台に。産褥パッドや産褥ショーツはバスルームに。バスルームはトイレとシャワー付き。恐らくドイツでは一般的な産院の病室、設備だと思います。

⭕️フロア全体が産婦人科

産婦人科は同じ階に病室もKreißsaalも診察室もあるため、階段を昇り降りする必要がない点も良かったです。

⭕️部屋にスケジュール表あり

部屋にスケジュールがあったのも良かったです。ご飯の時間や面会時間、特に検診の目安があるのがありがたかったです。

食事メニューは選択制

食事は担当者が口頭でメニューの希望を聞きに来るスタイル。私はこの他に2ヶ所しか入院したことがないので、ドイツ全土だと分かりませんが、少なくともミュンヘンでは食事の選択メニューがある病院が多いのではないかと思います。

朝晩はカルテスエッセン、お昼は温かいご飯。残念ながらタイミングが合わず、入院中1日しか希望のご飯を食べることができませんでした。お味は平均的な食堂っぽい感じ、豪華な物が食べたかったわけではないし、特に不満はありません。

↓ご飯はこんな感じです↓

ドリンクコーナーも充実していて、炭酸水やコーヒーマシン、お茶も10種類くらいありました。

⭕️❌長めの面会時間

出産当日は制限なく同伴者とずっと一緒にいることができました。感染対策で人数制限はありますが、面会時間は午後〜20:00と他の産院と比較すると長めで時間に制限がなく助かりました。

ただ、面会時間に制限がないと、同室の人の同伴者もずっといることもあったりして、ちょっと落ち着かなかったり…仕切り用のカーテンなんかはもちろんないので、授乳を躊躇ったりトイレ行くのに上着を羽織ったりと、良し悪しはありますね。

バースフォトサービス

産院で撮影できるフォトサービスがありました。何と、一枚は無料でもらえるとのこと!オンラインで撮影の予約ができるので、入院中に撮って帰ったりできるのも良いですね。

残念ながら、私の場合はタイミングが合わず…退院後も予約できましたが、労力必要だしまぁいいか。。。となりました。

⭕️スタッフが親切で、女性が多い

産婦人科は医師も含めて女性ばかり。少なくとも、私がいた間に会った男性スタッフは血圧を測りにきた看護師1名だけでした。男性が嫌なわけではありませんが、やっぱり何となく女性の方が気楽で安心。

そして、何より皆さんとても親切でした。スタッフの人員が多いのか、色んな人が来ましたが、来る人来る人、まずはHerzlichen Glückwünsch!!。体調はどうか、授乳でトラブルはないか、その他気になる事はないか、こちらから聞くよりも前に気にかけてくれたので、とても話しやすかったです。ドイツの病院は塩対応が多いので、本当感動でした。

設備も大事なポイントですが、人が信頼できる、気持ちよく過ごせるって、産前の不安な気持ちや産後のメンタルやられている時に1番大事なポイントだと思います。

⭕️出産当日に煩雑な事務手続きなし

30sswに出産手続きをしに初めての訪問。とっても気さくな助産師さんが出産関連の問診票などを担当してくれ、その他の事務的な手続きをしに事務局へ行き、PDAの問診票と出生届をもらい帰宅。PDAは次回の検診で提出、出生届は出産後に事務局へ提出とのことでした。

事前に書類をほとんどもらっていたので、入院から退院を通して新しい手続きはなく、PDAを投薬する時にした署名だけ。その他は、最終日の問診で助産師にかかった時の署名などがあったと思います。

事前にもらって記入しておいた出生届は、面会のタイミングで夫が事務局に提出しました。

もしかしたら、緊急手術となった場合などには手続きがあったかもしれませんが、書類を渡されてその場で読んで…といった作業が入院中全くないのは本当に良かったです。出産や体調回復、育児に専念できる。

❌痛みMAXでしばらく放置

子宮口も全開、破水もして、これからいきんで出産するぞという時に、いきむタイミングをつかむためにPDAを切られました。陣痛の痛みが戻ってきて、これまでとは比べものにならない痛み…何度かいきむも中々頭が出ず。

そうこうしているうちに、朝の7:00になり日勤とのシフトチェンジの時間。2人がかりで対応してくれていた助産師さんたちがさささーっといなくなり、夫2人で残されました。流石ドイツ、労働者に優しい…

そのまま1人でなんとなくいきみつづけて40分ほど、日勤の助産師さんが来て、PDAを再開してもらいました。ただ、すぐには効かず、そのまま痛みMAXで出産しました。

実は、結構放置されることが多かったです。CTGなんかの待ちの時間に放置されるのは全く構わないのですが、5分間ほど助産師の声がけでいきんだら、すぐにいなくなっちゃったり…助産師さんなしでもいきみつづけて良いのかわからず、いきんだり休んだりを何となく繰り返していました。

また、産後はKreißsaalの隣室で4時間ほど待っていました。早く部屋に戻りたかったし、何より窓が閉まっていて暑かった…春なのに最高30度にもなる結構暑い日だったので、室温めちゃ高かったと思います。開けてもらえば良かったんですけど、まさか4時間も待つとは思わず…そして、部屋にスマホを置いたままだったので、暇でした。。

でも、本当に皆さん親切で、この産院を選んで良かったと心から思います。

産院からの決まった指導はなし

長男の時と同じく、産院からの指導は特になし。日本だと沐浴指導や授乳指導など、スケジュールが組まれていると聞きます。

恐らく、ドイツでは産後は助産師訪問を受ける事が一般的なため、産院から特に指導はないのではないかと思います。沐浴も臍の緒が取れてからですし。

そのため、信頼できる助産師さんを見つけられるかが結構大事だったりします。

ただし、授乳に関してはStillberaterがいるため、指導を受けることができます。看護師さんの見回りなどで、毎回授乳のことも質問してくれましたし、同室の人はStillberaterに相談していました。また、授乳がなかなかうまくいかない場合は、medelaの電動搾乳機も借りることができるそうです。

出産体験談(2022)


次男をこの産院で産んだ時の出産体験談です。誘発分娩でPDAを入れてもらいました。

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