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サマソニ2024、好き。

 茶柱、ナイス利休、スーパー茶柱タイム…。ア○ラシ幼稚園、みなさん観てますか。これはこれで記事一個書こかな。

 暑いっすねー。今年もやってきましたよ。サマソニが。

 とは言いつつも、筆者のぴよぴよは生粋のフジロック信者なので、サマソニは初参戦。実は去年もリアムとかケンドリックとか観たかったんですが、帰省とかお金とか色々あって…。

 というわけで、自己満サマソニ振り返りです。



フェスで初めて…

 今回のフェスは、今までとは一味違います。

 …そう、友達と行くのです!

 洋楽キッズの筆者は、趣味の合う友達がおらず、今までライブハウスからフジロックまで全て”ぼっち”でした。自由に行動できて好きなことができるぼっち参戦はメリットも多いけど、やはり感動を共有できないのは辛いです。

 サマソニは都市型ということもあり、運よくお供してくださる仲間を見つけることができました。ひじょーにうれぴーですね。よし、フェスの素晴らしさをたっくさん伝えるゾー。そう意気込んでました…。

 8月18日@万博記念公園に参加予定だったのですが、2日前にヘルペス(口の方)ができてしまい…。めちゃ鬱でしたが、これで休むわけにはいきません。だって今回は仲間がいるんだもの!

 こちらが今回のマイタイテ。

 Nothing But ThievesとOne Republic迷うどうしよう…。


到着~ ”成長したね”

 8/18(日)、午前9時に万博公園に到着。とりあえずリストバンドを交換してっと…。いや暑すぎっ。でも今までぼっちだったことを考えると、待ち時間に友達がいるだけで暑さが相殺されますね。

 その後はグッズに並ぶ予定でしたが…なんと仲間の中に地元民がいて、先に並んで買ってくれました…。神すぎる…。これだからフェスは誰かと行くべきだよ。過去の自分に言い聞かせます。

 最初に観たのはNumber_i。これは仲間たちの要望なので、筆者は荷物番に専念。荷物を見守りながら、ステージに立つ3人も親のような気持ちで見守っていました。

 というのも、筆者ぴよぴよは、小・中学生のころ姉がジャニーズ好きだったこともあり、「ザ少年倶楽部」とかめっちゃ見てたんですよ。だからJr.の頃の彼らを知ってるわけです。当時から平野紫耀は別格でしたね。華々しいデビューを飾り、そしていつの間にか3人に。

 だから、懐かしいような、寂しいような…。メインステージのオープニングを見事に飾ってくれました。


友達と来たのも束の間…

 次は、筆者がかなり楽しみにしていた、Stephen Sanchez。仲間たちは平井大が観たいらしいので、一旦ひとりです。…おっと、雲行きが怪しいですね。ひとり自由な鳥となったぴよぴよを誰が止められるのでしょうか…。

 ラーメンをビールで流し込んだあと、Mountain Stageに到着。ここのステージめっちゃ良いやん!一瞬フジロックかと錯覚したわ。なんとここが今回の筆者の根城となるわけです。

 というわけで、松原みき"Stay With Me”の出囃子で上裸のスティーブン登場。50sリスペクトの、ロカビリー風味が持ち味の彼。いやーよかったですよ。最初の曲"Evangeline"がドラムによって始まった瞬間は鳥肌が立ちました。

 21歳となんと筆者の1つ上。すでに色気むんむんで歌唱力もえげつないけど、ステージを裸足で駆け回るお茶目な姿もみれましたね。うふふ。

 途中ロイ・オービソンの"Pretty Woman"のカバーもしてましたね。そうだ、現代のロイ・オービソンだ!これで解決。ハイライトは"Until I Found You"でしょうか。これだけでもサマソニに来た価値があります。


心にぽっかり空いた穴を埋めてくれた天使

 そのままMountainに居残り。実はぴよぴよの今回のお目当てはJon Batisteだったのです。数日前にキャンセルとの報道があった際にはかなりショックでした…。まあ、彼ほどのアーティストであれば、もっと待遇を良くしてもいい気がしましたが…。

 そんなブルーな私の前に、ふと現れ心を奪っていったのがMadison Beer。もうね、カッッッワイイノ、トニカク。うん。もう大好き。存在しか知らなくて曲はちょっとしか聞いたことなかったけども、めちゃ良かった。

 今後、今年でいうサブリナとか、昨年のSZAとかのレベルに達してもおかしくないと思いました。何しろ愛嬌が抜群だしね。

 (あと代表曲のRecklessって、ストロークスのOde to the Metsにめちゃんこ似てるよね!ボクだけ?ねえ、ボクだけなの?ぴよがストロークス好きすぎなだけ!?気のせいか。気のせいだね。)


君に触れること、それだけで幸せなんだ

 続いてMassive Stageで一旦仲間たちと合流しつつも、ここで究極の選択を迫られるわけです。One RepublicとNothing But Thieves、どちらを選ぶか…。

 いや、日本のアニメともタイアップしてる超巨大バンドOne Republic一択でしょ!上半期よく聴いたリストにも入れてたじゃん!ポップなロックも聴くようになったんでしょ!

…それでも聞こえてくるRockな響きに誘惑された私は、吸い込まれるようにMountain Stageへ。でも結果的に今回のベストアクト候補とも言える、最高のパフォーマンスをNothing But Thievesは披露してくれました。特に"Welcome to the DCC"をはじめとする昨年発表のDead Club Cityからの曲たちが凄まじかったですね。正直圧倒されました。ボーカルのコナーが歌い終わったあと毎回髪ガシガシするの可愛かった。

 (これはこじつけ確定だけど"Tomorrow Is Closed"って曲もOde to the Metsに似てる…)

 当然そのままMountainに居座り、フランス発シャレオツバンドPhoenixの登場を待ちます。

 初っ端からLisztomaniaとか最強じゃん。「いやフェニックスでシンガロングはムズイて」と思うこともありましたが、大満足のセトリでした。フランス人だからか、おっさんらみんな服装オシャレだったよね。背中にセミついてたけど。"If I Ever Feel Better"も当然超楽しかったけど、なんか後半謎のカルトタイムあったよね?あれなんなのかな、フェニックスのライブ初めてだから教えてほちい…。

 あとトーマスが最後ダイブした時、ちゃっかり触れちゃいました🤭。今回のサマソニ最大の思い出です。今日は手洗わんとこ。


ヘッドライナーの申し子

 Sonic Stage近くにかわいいコーヒー屋さんを発見し、迷わず購入。そしてAir Stageに帰還し、ヘッドライナーを観るために、ひとりでグイグイ前の方へ…。

 そう、お気づきの方もいるでしょうが、とうとう筆者は最後までひとりで鑑賞したのです!友達と来た意味は。感動を共有したいんじゃなかったの。

 いやー、むかしっから団体行動が苦手で。今回もひとりでガチりすぎました。自分のタイムテーブルはほぼ完璧に遂行できたのですが、次があればもうちょい他人と行動したい(果たしてそんな機会あるのか)。

 そしてみなさんお待ちかね、Maneskin。これぞフェス、これぞヘッドライナーって感じ。会場の一体感を感じるのがフェスの醍醐味。それで言えば最高のキャスティングだったのでは。

 てかManeskinって日本でこんなに人気なんだね。まあトリだから来たって人もいただろうけど。

 SNSでバズり、その容姿からもアイドル的な人気があって、日本で支持されてるのでしょうか。彼らがこれだけ人気ならNothing But Thievesも日本でもっと流行っていいし、洋楽離れが進んでるけどアイドル的な彼らは話が別なのかな…。

 なんかモヤモヤもあるけど、友達は揃って最高だったと言ってくれましたね。Maneskinきっかけでいいから、みんな色んなロックを聴くようになってくれたらなぁ。

 とにかく最高に楽しいパフォーマンスをありがとう!


フェスのこれから〜ロックは生きてるよ!〜

 過渡期に入っている夏フェス。アイドルグループやK-POPのブッキングが増え、メンツも弱いと言われ、「ロックフェスじゃなかったっけ?」という声も上がっています。私は幅広いジャンルのアーティストがフェスに出ることは賛成です。今まで知り得なかった、新たな世界の入り口になる。これもフェスの醍醐味です。

 でも、やっぱり、フェスはロックなんすよ。

  圧巻だったManeskinのパフォーマンス。多分あまり知らなかった人もいただろうし、なんとなくヘッドライナーだから観たって人もいたと思います。でも、おそらく全会一致で、ハチャメチャに楽しい時間でした。Maneskinあんま知らんかったっていう友達も大満足でしたし。超楽しかったって。

 何よりあの一体感ですよね。会場を包み込む熱気、全員が同じタイミングで体を動かす。これってロックじゃなきゃ体現できない気がしてて。その場にいる誰もが楽しめる。そして、誰もがステージを憧憬の眼差しで見つめている。最もフェスを感じれるのって、やっぱロックです。

 昨今のリベラルな時代の流れに逆らうことは不可能なのかもしれません。かつて反社会的でアンチな存在だったロックですが、そのポジションは今ではヒップホップに。ロックはもはや、保守的な存在なのかも…。ロックは死んだのでしょうか。

 いいえ、ロックは死にかけては、いつも救世主が現れてきました。ビートルズ、ピストルズ、ニルヴァーナ、ストロークス…そしてマネスキン。

 サマソニの、新進気鋭のロックバンドをヘッドライナーに指名する文化は素晴らしいし、自分たちで世界レベルのヘッドライナーを育てるというスタンスを今後も続けてほしい。

 そして、ロックは死んでないよってことを証明し続けてほしいです。未来のフェスの在り方のためにも。


超最短振り返り

 とにかく言いたいのはMountain Stageが最高でもっとみんな来たほうがいいよ!ってこと!(え、、)。フジロックのGreen Stageみたく、傾斜になっていてめちゃ見やすい。主役・準主役級の洋楽アーティストで固められてましたし。メインのAir Stageはキャパ大きくて(褒めてはない)、水平だから少し見ずらかった…。個人的に、邦洋問わず日本で著名なビッグアーティストはAir Stage、実力は間違いないけど日本では玄人好みなのがMountain Stageって感じでしょうか。

 フジロックと比べると、会場が万博記念公園になったことで、自然×音楽という面では近くなったのでは。もちろん自然の規模、壮大さでは遠く及びませんが、都市型のフェスではかなり奮闘したと思います。音響はフジロックが音が良すぎて体を蝕むような重たさもある中で、サマソニは優しくて心地良いイメージ。あとフジロックの方が観客がもっと気兼ねなく自由に体を動かすイメージかも(いやサマソニのManeskinもみんな十分動かしてたやん。でもそういうことじゃないだよな、、もっと一人ひとりが解き放たれたあの感じだよ)。あとフジロックの手洗い場は神だったんですね…。

 もちろん気温などは圧倒的不利ですし、フジロックは朝までやってるし雰囲気も全く違いますが、サマソニはサマソニで超楽しかった。どっちがとかじゃくて、それぞれ全く違うもので、それぞれの楽しみ方があります。



 もう夏が後半です。もう楽しみがない…。モチベがない…。どうしよう…。ってことで今日もア○ラシちゃん観よっか!おやすみ!

 今日もありがとうございました。


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