水ダウのビートルズにまつわる説、好き。
今回の説は…
「水曜日のダウンタウン」、1月10日の放送回。
今回の説はこちら。
「ビートルズの日本公演で失神した人、今でもビートルズ聞き続けてなきゃウソ説」
普段テレビをあまり観ず、YouTubeとかTikTokばかり観る若者なんかも、「水曜日のダウンタウンだけは!」という方がいるのではないでしょうか。
俯瞰的な立場、シュールな視点に自分を置くと、最高に楽しめる秀逸なバラエティ番組ですね。
ビートルズとダウンタウン。この組み合わせ、私にとっては新鮮でした。
自分は勝手に、「お笑い界のビートルズ」はダウンタウンとか、ビートルズってお笑いでいうとダウンタウンみたいな~とか…これ以上言うと怒られそうです。全く似たような存在というわけではなくてわかりやすく言うと。その界隈において、イノベーションを巻き起こし、現在も影響力が廃れないという点で。
ビートルズと私の出会いは3歳の頃… いやかなり長くなるのでここでは省きます。私のapple music、Replayの年間トップアーティスト部門では、2022年1位、2023年2位(3645分)となっていることから、私にとってもかなり(というか人生で一番)重要なバンドです。
内容は予想どおり、割とまじめなVTRに終始。ビートルズ来日については、今まで(NHKとかだった気が)特集されまくっているので、初めて知ったこと自体はありません。
でも浜田さんがインタビューを受けたおじいちゃんをいじったり、松本さんがカーテンにツッコんだりと、ダウンタウンのおかげで笑いどころもありました。さすがです。
時には起こせよムーブメント
メインのカルチャーに対し、カウンターカルチャーが生まれ… と原因は様々ですが、文化や娯楽は循環をしてきました。
今を生きる、特にZ世代と呼ばれる方々はビートルズに対してどのようなイメージを持っているでしょうか。
ビートルズというのはすでに古典というかクラシックに近い感覚。古臭いというか、おじさんおばさんが好む音楽。そんなイメージではと思います。
番組を見てもらうとわかる通り、60年代当時のビートルズというのは日本のオトナたちからとんでもない反発を受けていました。不良文化だとか、頭の悪い音楽だとか。西欧の文化が流入しているにも関わらず、社会を動かしていたオトナは戦前から変わっていませんでした。
「公演に行ったら退学!」。そう学校から告げられたそうです。とにかくビートルズは不良扱い。先ほどのようなイメージを持つ人からすれば信じられないことでしょう。
でも今となっては、大人たちから「ビートルズは聴いとけ!」とこれでもかと勧められ、嫌気がさす若者もいると思います(適当に言ってる)。
ビートルズを真っ向から拒絶、否定した戦前からの文化人たちの気持ちも理解できます。伝統を重んじることは重要です。その専門家たちは日本らしさを失いたくないに決まってます。新しく未知な存在や価値観が変わることに対する畏怖もあるでしょう。
かくいう私も同世代に対して、「ビートルズは絶対聴いた方が良いよ」とか言っちゃいます。まーこれは単純に自分が好きなものをオススメしているだけかも。ただ、中学生の頃はラップやhiphopが受け入れられなかったり、「最近の邦楽はつまんない」とか言ったりしてた時期もありました。
好きは好きでいい。周りがどう言おうと趣味は曲げたくない。批判は批判であるべきもの。批評による価値づけによって、評価が覆る、新たな世界が広がっていく。
歴史、先人たちの知恵を学び、伝統に敬意を払う。そのうえで、新たな文化、真逆の視点に寛容でなきゃなと。そして時には盛大に乗っかりましょう。ムーブメントに。
これは自分への教訓です。「拒絶はするな」と。好きに対する自分の一本の道を、わざわざ曲げたり分岐させたりする必要はありません。少しづつ、道幅を広げるだけなのです。
P.S. トナッピーが最高だった
今回、もう1つ放送された説が
「キグルミの中から"お前ヤっちまうぞ”などの脅迫めいた言葉が聞こえてきたら超おっかない説」。
これが最高でした。個人的にけっこーな神回。最近のバラエティで一番笑ったかも。最後が特に。水曜日しかできない、かなり見応えのあった回でした。
↓「水曜日のダウンタウン」1月10日放送回
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