30代エンジニアの休職⇒転職(①前職の経験)


①-1. 前職での業務〜生産技術〜

約10年前、大手メーカー(JTCに分類される)に技術系総合職として入社しました。
数ヶ月に渡る集合研修と現場実習の末に配属されたのは、無機材料系の「電気デバイス」を生産する製作所の「生産技術」部門でした。
所謂、ゴリゴリの現場の生技でした…。
正直、現場の生技は一般的に体力的にキツい印象だったので嫌だったのですが、何やかんや楽しかったです笑
現場の方々には、手厳しいご指導を受けましたが笑
現場の生技と言っても、どちらかというと開発寄りの仕事をしていました。
簡単に業務の変遷をお話しますね。

前職前期:新製品の工法・材料開発
→「事業部の生産技術」として、新工法と材料を製品設計者と要素技術者、試作担当者と一緒にラボスケールで開発
 
前職中期(前):新製品の量産設備の構造〜立ち上げ
→開発したラボスケールの工程の量産化検討、設備構想、量産設備の立ち上げ
前職中期(後):量産対応
→主に現場の方々と工程改善、不良対策、原価低減などを実施
 
前職後期:機能部(全社活動)
一通り工程開発〜量産対応まで経験し、全社の機能部に異動しました。異動先の部署で問題が起こったのですが(笑)、それについては追々書きます笑
そこでは、全社プロジェクトや他社協業プロジェクトに携わりました。
雰囲気はガラッと変わって、現場から離れて企画寄りの仕事になりました。

①-2. 転職のきっかけ(キャリアの掛け算)

転職活動の決定的なトリガーとなったのは「メンタル不調」ですが、異動してから何となく感じました。
大きなきっかけは、自分ならではのキャリアを作っていきたいなぁ〜と思うようになったのです(最近よく言われている、キャリアの掛け算ってやつです) 
「生産技術者」はこの世界に沢山います。自分ならでは…ということで、現場の生技時代に新工法開発(材料含む)〜量産立ち上げ→工程改善まで一貫した経験したのが自分なりの強みだと思っています。
更に、異動後全社や他社とやり取りした経験を通して、もっと業種や業界を超えた人達と関わりながら技術開発をしたいと思うようになったのです。
これからの時代、他社と手を組むことが大事だなぁと…。
業界を越えて共同開発を行うとなると、研究開発が可能性高いなぁと感じて、研究開発を中心に転職活動することになりました。

①-3. うつ病罹患者でも大丈夫!

ネットやSNSでは、「メンタル疾患の既往歴のある人はキャリアアップ転職は出来ない」とか、「休職歴のある人や休職中の人は面接に通らない」など、休職歴のある人やメンタル疾患を持っている方にとったら色々とネガティブな情報に溢れていますよね。
確かに、私もライバルがいる場合は不利になることも多かったです。ですが、体調が全快であって更に、転職先で貢献できることやビジョンが明確である場合は、自分次第で内定取得まで進められるということを、自らの経験も元にお伝えしてきたいです。


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