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予約していたはずのユーロスター|ロンドンモンサン2016 #3

前日の行程:
大急ぎのロンドン観光。チャーチルは悪い顔だったし、食事もちゃんと美味しくなかった。

キングスクロス駅 9と3/4番線ホーム

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今日はロンドンを離れ、寄り道をしながらユーロスターでパリに向かう。ただロンドンを離れる前にやることがある。キングスクロス駅の9と3/4番線ホームだ。

ハリー・ポッターの一幕、カートで壁に突っ込む、その途中のオブジェがキングスクロス駅にある。生粋のハッフルパフ生である僕としては、これを観ておかねばならない。

西コンコースにある9と3/4番線ホームは、世界中からホグワーツに行く人たちで行列ができていた。カートを持って写真を撮れるスポットなわけだが、これだけの人の中で1人で臨むのは少しレベルが足りない。

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というわけで、知らないニッコニコのホグワーツ生らを写真におさめて満足する、それがハッフルパフ生だ。

ライ アンティーク

パリに行く前に、ロンドン郊外のライという街に向かうため、在来線の切符を買おうと券売機と格闘。なぜかライまでの切符の値段が2つ表示され「夏期間と冬期間で値段が違うから気をつけろ」的なことが書かれている。11月なので、おそらくは冬期間であろうが、ではどちらの値段が冬期間の切符なのか。その答えは券売機はなぜかおしえてはくれなかった。

「高い方を買っておけば文句は言われないだろう」という理屈で納得し、高い方を購入。(結果的に合っていたらしい)

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乗り継ぎを含めて2時間ほど在来線に揺られてライに到着。ライは、大都市ロンドンとは打って変わって、アンティークな雰囲気の小さな街だった。

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外周2km程度ながら、昔ながらの石畳の街並みと街はずれに残る砦跡が、中世感を出している。

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特にどこに寄ることもなかったが、ただ散歩するだけで気持ちいい場所だ。

街をぐるりと一周した後、戻りの電車を待つ間、駅前の小さなスーパーで惣菜パンを買い、駅の待合室でもそもそ食べる。

しっかり美味しくはない。

アシュフォード駅 ユーロスター乗車までの長い道のり

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ライからアシュフォード駅というロンドンの南に位置する駅へ。このアシュフォード駅が、イギリス最後のユーロスターの駅になる。僕もここからパリへと向かう。

ユーロスターの乗車券は日本で事前に予約して、eチケットを印刷済。しかもダイヤの関係で、乗車1時間前に駅についてしまったので、時間に余裕もあったため、駅の周囲でも散策しようと思った。が、アシュフォード駅前、何もない。街の中心部が駅から離れた場所にあるという、郊外にありがちなパターンだ。

仕方がないので駅の待合室でぼんやり過ごすことに。それにしてもこのアシュフォード駅、国際駅の割に人がいない。待合室にいる間、僕以外の人を見ることがなかった。まるで利用者がいないのに無理やり作った新幹線駅のようだ。

乗車時間が近づき、改札へ。意気揚々とeチケットのバーコードを改札機にかざすと、エラー表示。幸い僕以外の乗車客がいないものの、エラーの音に焦る僕。背の高い美人駅員が近づいてきて、eチケットを確認する。

「このチケット、明日ですよ?(英語)」

予約したときの僕を説教してやりたい。

全力の困った顔をしていると、美人駅員は「今日のチケットに変更しましょうか?(英語)」と言ってくれた。答えはもちろんYES。さらに「手数料かかるけどよろしいですか?(英語)」と丁寧に確認してくれた。当然YES。

ブリティッシュスマイルの優しさに惚れた。これまでイギリス料理が美味しくないとか言って申し訳ない。

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美人駅員さんのおかげで、無事に改札内へ。空港と同じように出国カウンターや金属検知などがあるが、誰もいないのでこれまでで最速のスピードで出国手続きを完了する。

ユーロスター パリ再び

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ユーロスターは、結構な乗車率だった。ほとんどがロンドンから乗車してきた人だろう。隣にはアフリカ系?のおばさんが乗っており、何か臭い。どうもジップロックに入った謎の物体を食べているらしく、その匂いのようだ。

美人駅員さんのナイス予約により、窓席に座ることができたのは幸い。たっぷり車窓を楽しむことができた。

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やがて電車はトンネルに潜る。ドーバー海峡の底を走り、いつの間にかフランスに入っていた。それは、それまで英語→フランス語だったアナウンスが、フランス語→英語のアナウンスに切り替わったことに気が付いたからだ。国をまたぐと言葉が変わるというのを実感して、一人感動していた。

隣のおばさんは相変わらずジップロックの謎物質を食べていた。

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いくつかの駅を経由して、電車はパリ北駅に到着。降りてからは改札が無いので、そのまま外に出られるのが少し不思議に感じてしまう。

時刻は19時ごろで外はすでに暗い。パリ北駅は、治安があまりいい方ではないと聞いていたので、特に散策することなく、駅の売店で夕食用のサンドウィッチを買った後、そそくさとメトロに乗ってホテルのあるオペラ駅に向かう。

ホテルのフロントは、学生バイトっぽい、若い女性スタッフだった。にこやかな笑顔と分かりやすい英語で案内してくれた。部屋も綺麗で、シャワールームも十分な広さ。これでロンドンの狭い部屋よりも安いのだから、物価の違いは恐ろしい。

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パリ北駅の売店で買ったサンドウィッチは普通に美味しかった。ドーバー海峡を隔てて、味がこんなに違うのは面白い。

明日はいよいよモン・サン=ミシェルへ!


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