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AR/VRのデータ視覚化の強みを最大限に活用!新型コロナウィルスの拡大状況が一目でわかるアプリ

2019年12月以降、中国武漢市で新型コロナウイルス感染症の発生が報告されて以来、日本をはじめとして世界各地から感染者が発生の報告が続いています。

各国のメディアが出来る限り最新の情報を伝える努力をしていますが、ウィルスの拡散については必ずしもわかりやすい形とは言えません。

そこで、AR及びVRヘッドセットと互換性のあるトラッカーを作成し、新型コロナウィルスの世界的な感染率を可視化するアプリ「nCoV-2019 Tracker(コロナウィルス・トラッカー)」をリリースしました。

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このアプリはMIT卒のxRエンジニア、Michael DiBenigno氏が、VR / ARデータ視覚化プラットフォームFlow Immersiveを通じて開発したWebアプリです。

ジョンズホプキンスシステム科学技術センター、ランセット、AP通信などがまとめた2020年2月5日現在のコロナウィルスに関する全てのデータを取得し、感染者が現れた地域や感染者数、死者数といった情報が表示されます。ユーザーは1月中旬からウイルスの広がりをたどることができ、ますます多くの人が感染するにつれて急速なスパイクが見られます。

このアプリは、スマホやPCからヘッドセットまで、多くのプラットフォームで動作し、コードを必要とせずに更新を毎日管理できるように設計されています。そのため、このビデオでは、Magic Leapと組み合わせて使用​​されるFlowを紹介していますが、トラッカーの動作を見るために必ずしもヘッドセットが必要なわけではありません。

※トラッカーをすぐに表示するには、ここでオンライン表示できます。

しかし、HMDを利用することで、新型コロナウィルスの世界的な広がりをより直感的に理解し、簡単に把握することができます。
また、データの視覚化のユースケースが出現すると、VR Focusは常に最新情報を提供します。

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「コロナウィルス・トラッカー」は可視化開始時にコロナウイルスの発見された経緯と場所に関する関連情報を提供し、世界地図が表示される前に3Dグラフを提供します。これはAR/VRのデータ視覚化ツールとしての側面を最大限に活用したアプリといえます。

また、各国の感染者数などの感染拡大のタイムラインを表示するだけでなく、武漢でのウイルスの広がりの速さ、感染経路、および周辺でのウイルスの増殖の分析にも利用可能です。

今後、さらにデータが蓄積されていくことで、もっと詳細なデータ分析にも役立つことが期待されています。




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