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【馬車の轍】自由に生きると決めた脱サラリーマンのキャリア形成フレームワーク

馬車の轍:馬車が通った後にできる痕跡のこと。キャリア形成についてよく使われる言葉で「馬車が通ってきた道のように、通ってきた道が先のキャリアを形成していく」という過去の経験則からの未来を表す言葉として使われる。

ある日Twitterを見ていたら「馬車の轍」という言葉を見かけ、キャリア形成は過去からの今現在、未来の目的地の為に馬車を漕ぐ馬のように表現されるんだな~と表現の面白さとを感じました。この表現の豊かさがあるなら、キャリアの豊かさがもちろんあるべきだよな、とおもったので私のキャリア形成論について書いてみることにします。

というのもキャリアって何か一本の道を占めすように語られることが多く実際は未来なんて分からないのに道を作るなんて難しいんです。なので、目的地は定めつつも馬車のようにその道中を楽しむ設計があるべきで、その自由さを持ち合わせているべきだなと思ています。

私は大学生時代にベンチャー広告代理店にインターンとして入社し、そのまま入社後3年務めて独立。現在はフリーランスマーケター兼ポーカープレイヤーとして活動してます。
企業のマーケ責任者として1社、広告運用案件として3社、傍らポーカープロとして毎日8時間前後の稼働をしていて、世界中を飛び回っています。

将来像とやりたい事、やるべきことを掛け合わせたらこうなりました。独特なキャリアといわれたら独特なので僕のキャリア自体は参考にならないと思うので考え方だけ書こうと思います。

誰かの参考になればと思いますが、特に

  • キャリアという言葉に悩まされている人

  • キャリアというものを考え始めた人

  • 将来何をしたいか分からない人

へ届くといいと思っています。

ところでキャリアって何

キャリアとは、一般に仕事・経歴・就職・出世などのイメージで使われることが多い言葉ですが、厚生労働省が提唱しているキャリアの概念(※1)の中には、『時間的持続性ないしは継続性を持った概念』として定義されています。

※1:厚生労働省『キャリア形成を支援する労働市場政策研究会』報告書

※2:文部科学省『キャリア教育とは何か』

とのことです。

そう、キャリアという言葉はサラリーマンの中で一人歩きしがちな言葉ではありますが、別に何も組織の中やサラリーマンの中で形成された言葉ではなく時間的持続性や継続性を持った概念なのです。

あなたは時間的持続性のある連続した日々の中で何をしていきたいのか、現在地点A→未来のB地点までの継続した日々の中で何をしたいのか、何を目指したいのか、という言葉なのです。

だから、何も「この会社の中で○○なポジションについて△△なことをするぞ!」であったり「将来○○な会社に入って△△なことがしたいんだ!」という誰かが決めた枠の中で考える必要はなく、あなたは何をしていくことが”幸せなのか”について考え、その道を歩んでいくことを考えたらいいと考えています。

上記の「枠の中で考える」という言葉を使っている理由は、キャリアという言葉を使っている気にしている人ほど「枠の中で考えさせられる環境にいること、そういう情報しか入ってこないことが多い」と考えているからです。
私もサラリーマン時代にその会社の中でのキャリアを多く考えていたし、考えさせられていた(誰が悪いわけでもなにもなく、組織としてそうあるべきだと思う)からあえて枠の中で考えるという言葉を使っています。

枠組みの中で考えることって楽だし、フレームワークと同様に考えやすいからそう教えられるし、視野を狭められるから組織としてはありがたい。なのでこの会社でのキャリア、将来像、なっているべき姿を想像させてそこへ向かわせることは間違っていないと思います。

ただ、キャリアという言葉で迷う人は少なくとも視野が狭まっていることが多く、迷っていない人はその枠組みから外れていないことが多い。そもそもキャリアで迷わない人は自分のどの状態がどう幸せで何をしたいのか、を認識しているからキャリアで迷うことがないと思っています。
※選択肢を絞った先でどれがbestなのかbetterなのかで迷っている人は除外する

どうやってキャリアを描いていけばいいのか

キャリアの描き方は人それぞれありますが、今のポジションや環境、状態を取っ払って自身の理想状態を考えることを推奨します。
そもそもこのnoteをここまで読んでいる時点でキャリア形成についてある程度悩んでいると思うので、悩んでいるならば悩みの根源である現在地点を取っ払って将来から逆算して一歩目を踏み出すことが第一だと思うからです。

一応ここからは、フレームワークと考え方のみ書いていきます。
思想みたいな部分は上記に書ききったので、読みたい方は読んでください。

キャリア形成の考え方まとめ

フレームワーク

下記のフレームワークに則って進めていきたいと思います。
逆算思考の元、考えていきましょう。


  1. あなたの将来のなりたい姿

  2. 現在と将来とのギャップを把握する

  3. 大枠戦略と施策、一歩目

  4. 振り返りタイミングの設定と振り返り内容の設定


このフレームワークに設定した理由はいくつかありますが、一番の理由は思考の流れが一直線で形成されて最短ルートを通りやすいためです。
メインは将来からの逆算思考です。

1.あなたの将来のなりたい姿

まずは将来のなりたい姿を描きましょう。逆算思考の中心に当たります。
そして、簡単なQA方式にしたので、下記に則って考えていきましょう。


Q1:あなたは将来(おじいちゃん、おばあちゃんになったとき)どうなりたいですか?
Q2:その時何をしていたいですか?
Q3:今何が出来たら幸せですか?
Q4:Q1~3をまとめると、現在、未来、何をしていたいですか?


それぞれ私の回答を並べていくので考え方の参考にしてください。

Q1:あなたは将来(おじいちゃん、おばあちゃんになったとき)どうなりたいですか?

A1:ゆっくり好きなことだけを続けて生きていたい。図書館に毎日足を運ぶおじいちゃんでも、畑仕事が好きなおじいちゃんでも、パチンコ屋に毎日運ぶおじいちゃんでもいい。ただただ毎日好きなことをして考えていたい。そして少しでも話し相手がいたらそれが幸せかな。

Q2:その時何をしていたいですか?

A2:何をしていたいかはその時決めるとして、少なくとも”緑がある庭を眺めてソファーに座って奥さんとコーヒーを飲んでいたい”それが出来れば幸せ。

Q3:今何が出来たら幸せですか?

A3:直近は物事を考えていることが楽しい、またポーカーをしている瞬間が幸せ。読書が出来たらいいかな。

Q4:Q1~3をまとめると、現在、未来、何をしていたいですか?

A4:現在…ポーカー、仕事、読書
  未来…緑がある庭を眺めてソファーに座って奥さんとコーヒーを飲んでいたい。その時興味のあることを興味のあるタイミングで行える人生でありたい。

2.1と現在のギャップを把握する

上記1で出した将来、現在、現在の幸せと現在の行動のギャップを把握しましょう

ここでもQA方式を用います。


Q1:現在のあなたは何をしていますか?
Q2:今出来たら幸せなこととのギャップは?
Q3:今出来たら幸せなことと将来のギャップは?
Q4:まとめ


Q1:現在のあなたは何をしていますか?

A1:フリーランスマーケター兼ポーカープロをしながら全世界を旅している。好き勝手好きなことだけ出来ている。過去時間とお金に縛られていたが、時間の縛りは消えて残りは金銭的な縛りがもう少しで解消しそうというステージ。

Q2:今出来たら幸せなことと現在のギャップは?

A2:金銭的な悩みが消えたら好きに世界を旅して好きな仕事と好きなことだけで埋めつくすことが出来るので、金銭的な悩みをある程度解消する事。そこがギャップに当たる。

Q3:今出来たら幸せなことと将来のギャップは?

A3:庭がある家を持っていなく、ソファーに座ってコーヒーを飲むことはない。またその時興味のあることをすぐやるという行動力がない(即家を買うとかぶっ飛んだことはしない)。なので、場所と生活環境、行動力を鍛えておくことが必要。

Q4:今したいことと今のギャップ、将来したいことと将来のギャップをまとめると

A4:好きなことをするために金銭的問題を解消していくこと。場所と生活環境、行動力を鍛えておくことが必要。


休憩タイム(活字の羅列を読むことって疲れるので)

今はフィンランドのホテルのワークスペースでで記事を書いてます。
ワークスペースが充実していて、屋上にはジムとサウナ、プール、バーがあります。控えめに言って最高です。カジノもヨーロッパにしては良質なカジノがあって良きです。

フィンランドに来た方はこのホテル最高におすすめです。
昼間の時間帯はサウナは誰も利用してなくて独り占めできます。

ホテルフロント兼ワークスペース
サウナ
屋上テラス兼整いスペース
プール

3.VMVと戦略と施策、最初の一歩目

1~2をまとめてVMVの選定、戦略とやるべき施策に落とし込んでいきましょう。

なぜVMV(ビジョン、ミッション、バリュー)を選定するのかですが、経営者のように自分を操る感覚をもって、こういう将来のビジョンの為にこういうミッションがあってこういうバリューを自分は持つべきという指針を明確にして今後の行動の足かせを少なくするためです。

僕の尊敬する先輩が「自分をゲームのキャラクターのように操れ」とよく言っていてまさに、自分のなりたい姿をゲームキャラのように設定して動いていき地道なレベルアップを繰り返すといつのまにかキャラでなく自分自身の充実に繋がっています。
常に自分のギャップと己の充実度合を見ているとしんどくなるので会社のように自分以外の存在を動かしているテンションでキャリアを形成していくのが良いと思います。

また戦略は短期的な宣言、施策はやるべきことです。
最後に今すぐ動き出せる一歩目を設定します。

VMVってなあに、というので詳しい解説を持ってきておきます。
参考サイト

さっそく自分自身のVMVを設定していきましょう。
今までのフレームワークで使ったことを引用する部分も多いので気軽に始めてみてください。

私の場合は下記のようになります。


V:ビジョン(将来の最終イメージ)

おじいちゃんになったとき、余裕のある状態で緑がある庭を眺めてソファーに座って奥さんとコーヒーを飲む。

余裕のある状態:人生に後悔がなく、生活に余裕を持たせていること
緑がある庭を眺めてソファーに座る:自分の家や別荘
奥さんとコーヒーを飲む:愛している人とコーヒーを飲めるほどゆっくりした時間を過ごすこと

M:ミッション(ビジョン達成のための目標・使命)

知的好奇心旺盛な己のために、その時、その瞬間に興味のあることを興味のあるタイミングで行う。

後悔のない人生を過ごすために、自分の性格を最大限尊重するミッションを選定

V:バリュー(大切にしたい価値観・価値基準)

①自由にやりたいことを行う
②クレバーにリスクを。最大限のリターンを。
③好奇心を大切に

①自由にやりたいことをやれる人生って幸せだし、ミッションに通じている
②何事にもリスクとリターンは付きまとうので、クレバーにリスクを考えてハイリターンを得る人生でありたい
③何事も行動は好奇心がないと始まらないと思っているからです


VMVの元行動をしていくのですが、そこで最終的にあなたが目指すゴールとのギャップ=課題から短期戦略と施策に落とし込んでギャップを埋めていきましょう。


ギャップ=課題=「金銭的自由」「行動力」

短期戦略

金銭的自由を得るために今ある時間的自由を用いて稼ぐための最適解を2年以内に見つけていく。行動力に足かせがあるのならまず一歩踏み出す。

短期施策

ポーカープロとしての年収を2000万円を目指し、5年続けることで1億円の資産を築き上げる。

マーケティング支援においてはコンサルティング要素を強めて自分の強みである思考力を生かす。そのために組織作りと体制作りに足元は力を入れて自動化サイクルを回す。

新規個人事業の立ち上げと新たな収益源を作り出す

最初の一歩

個人事業の第一歩を踏み出すために、収益源を増やす取り組みを今日から始める


4.振り返りタイミングの設定と振り返り内容の設定

まずは最初の一歩を踏み出すために明日振り返りをしましょう。人間の記憶力は乏しいのでこのボリュームの内容はすぐに忘れますし、億劫なことほどすぐにわすれていきます。

その次は1週間後に設定しましょう。自分が動けたのか動けていないのか、なぜできなかったのかのギャップを把握できます。この設定を1か月ほど続けると習慣化していきます。

またその都度理想とのギャップ、行動内容に効率性を求めていけるようになると思うので、施策や行動内容が膨れ上がっていきます。あくまでも理想は掲げつつ行動はスマートに負荷のない範囲で出来るように設定してください。まずは理想状態に向けて続けていくことが第一です。

3か月ほどすると慣れてくるため、1か月単位で振り返りをしていきましょう。

僕のおすすめはカレンダーに日程を入力してしまう事です。強制的に振り返りの時間を作れます。

おわり

いかがでしたでしょうか?
人それぞれキャリア論とかはあると思っていて、有名人が書いたキャリア論も多いですし、成功した人がキャリア論をよく語っているところは見かけます。そういう記事も参考になると思いますが、キャリアを気にしている人って他人と比べてもしょうがないので(それはその人のキャリアだから)自分自身と向き合うことが大切だと思っています。

何か質問があればコメントください。
ではノシ

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