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未経験の5児母が3か月で書籍出版しベストセラー1位を獲得した話

 2022年4月29日にはじめての書籍『1日10分で英語習慣化!元気がでる!学びが深まる!グラぽん!で楽しむ1か月ワーク』を出版しました。おかげさまで新着ランキング7部門1位、売れ筋ランキング4部門1位獲得し、ベストセラー1位を達成しました。応援していただいた皆さまのおかげです。本当に本当にありがとうございます。

 とはいえ、私にすごい才能があった訳でも特別な経験があった訳でもありません。今回は、全く未経験の5児母が、仕事や家庭と両立しながらたった3か月で書籍出版しベストセラー1位を獲得したウラ話についてお話したいと思います。もしご興味がおありの方はご参考になさってください。

3か月前の状態

 まず、私は漠然と「いつか本を出版したい」と思っていました。15年程前に一度作成販売していたカレンダーのイラストエッセイを書籍化する案もありましたが、自費出版で200万かかると知り断念しました。いつかきっと何らかの形でチャンスがある、と信じて毎年ビジョンボードに本出版と書き込んできました。昨年末に「電子書籍はコスト0で出版できる」と知り、

2022年はとにかく書籍を出版する!!

と決意を固めました。

なぜ出版するのか

理由① 社会に貢献する発信をしていきたい
 一つ目の理由は、以前こちらの記事でも書いたように、この思いが一番です。まだまだ力不足でおこがましいことではありますが、目標を持たないと始まらない。新人1年生から、役に立つ発信ができるように育っていきたいという思いが強かったです。

理由② 夢を持ってワクワクしている大人でありたい
 子どもたち、若者たちが未来に希望を持ちたくなるような、夢を持ってワクワク生きている大人でありたいという願望があります。自分の辞書の中の「無理」をなくして、やってみたいことには挑戦したい!と思っています。

理由③ 電子書籍の無限の可能性
 
自費出版200万の壁にあきらめた経験から、コスト0で出版できる電子書籍に無限の可能性を感じました。これはひとまず是非挑戦したい!きっと挑戦することで何かが見えてくる。生徒たちと子どもたちに宣言し、私の出版計画はひとまずスタートしたのです。

ベストセラー1位をとりたい

 ストアカで電子書籍出版の1時間講座を受けたり、書籍等学んで、完全コスト0で出版する方法はわかりました。なんだか奮闘したら自分自身でもできる気がしました。ただ、そうではなく、やっぱり出版するなら、出版のこと、マーケティングのこと、もっとちゃんと学びたい。社会に貢献できる発信をしていけるには自己流は違うと思ったのです。出版するなら、このベストセラー1位とやらを是非表示させてみたい。自分にそんなことできるのかな?でも、挑戦してみたい!それが、昨年末の状態でした。

ライティングカレッジに入学

3か月、ライティングについて学ぶ

 そんな時、ストアカ№1業界歴10年の輝かしい業績をお持ちのまよまよ先生に出逢いました。まよまよ先生の主催するライティングスクール「ライティングカレッジ(通称ライカレ)」は、1月からの3か月間で電子書籍出版に必要な知識を学ぶ講座ですと!さらに、ライカレからはベストセラー1位獲得者が次々と排出されている!!

 もうこれは出逢いでしかない、と即入学。
3か月間、ライティングと出版、そしてベストセラー1位獲得までに必要な知識をみっちりと学ばせていただきました。

 5児の母と英会話教室とフリーランスコーチの生活の中でどうやって?!とよくきかれるのですが、私が一番ありがたかったのではライカレの学びの形。講義はすべてオンライン。予習復習用の講義動画に加え、オンタイムでの講義。そして悩みや質問を拾うフォローの会もありました。共に学ぶ仲間をつなぐツールやサポートもあり、本当に助けられました。すべてオンラインなので全国各地、いや海外からも、そして年齢や職業も様々な仲間がいました。共に書籍出版というひとつの未来に向かって悩んだり励ましたりできる環境は本当にありがたかったと思います。

実際に学んだ3か月で起きた変化

 「本を出版する」というのは思った以上に自分と向き合う作業でした。社会に自分は何を提供できるのか。どんな価値を生み出せるのか。どんな悩みを解決できたら嬉しいのか。

 その洗い出しと共に「ベストセラー1位」獲得に向けて、Twitterフォロワー1000人構築を並行しました。あえて今までのつながりのない新しいアカウントを作り、客観的に見た自分の社会的価値を考えるようにしました。どんな発信が喜ばれ、需要があるのか。すべてが学びであり、情報になる。時間のやりくりは大変でしたが、すべての作業が楽しく、アドレナリンが出ていたので苦痛はありませんでした。

 この時期の私を支えた印象に残っている言葉は2つ

①Done is better than perfect!
②PDCAを高速で回す

①とにかくやる。こだわりすぎず課題を出す!に徹し、前に進む。
②Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)を高速で。失敗したらどうしよう?とか、うまくいかない、へこむわ~とかしている時間はない。これがだめならこれ!とやっていくことを覚えました。

この2点において成長できた3か月でした。

卒業・コロナ・MVP

 私はライカレ卒業の前日、3月18日の長女の誕生日を自分の出版予定日に設定しました。3月末、4月は教室が繁忙期に入るのでその前に出版したいこと、そして、この3か月のサポートの間に出版しないときっとできない、と思っていたからです。2月3月も教室も家庭も繁忙期ではあったのですが、とにかく日にちにこだわって進めていきました。
 
 が、残念ながらそれは叶いませんでした。卒業前に家族が一人ずつコロナにかかっていき、その看病や教室の対応で完全に目標は崩れてしまいました。出版予定日だった日は家族からとうとう感染してしまった「コロナ陽性日」になるというおまけつきでした😱卒業式の日、まだ高熱のままオンラインに参加。なんとそこでまさかのMVPを😭✨MVPは1人ではなく、もちろん私よりずっと優秀な方ばかりだったのですが、小さながんばりを認めていただいたことは大きな励みになりました。

そうなんです、Twitter経由で描くお仕事のオファーをいただき、納品させていただいたのです。

 また、その時に「書籍出版までサポート」という心強いお言葉をいただき、この仲間たちと必ず最後まで走り切る!と心新たに、今度は母の誕生日4月29日を出版日とすることを心に決めました。

卒業後に書籍出版

 ライカレ卒業式の日にコロナ陽性認定を受けてから半月は、自分と家族の体調の回復と、年度末・年度初めの溜まってしまった仕事、子どもたちの卒業・入学・進学のサポートで記憶にないほど忙しかったです。一旦書籍のことは何もできない日々が続きましたが、仲間が出版をしベストセラー1位を獲得したことで、すごく勇気づけられました。自分にはできない、という思いを「きっとついてきて!!」と仲間が言ってくれていると励みに変えました。

Twitterアカウントだけでなく、リアル友もいるSNSすべてで公言する

 自分に負けそうになった時、Twitterアカウントで後戻りできないように「4/29に出版します!」と公言しました。日本人は自分との約束は簡単に破るが、人との約束は守ろうとする、という法則を利用することにしました。Twitterで沢山の応援メッセージをいただき、すごく勇気が出ました。そして、さらに後戻りできないように、リアル友もいるすべてのSNSで公言しました。これで出版に向けて行動が加速したと思っています。

固定レイアウト型の壁 ペーパーバック同時出版の壁

 出版前の自分をより苦しませたのは、イラストや手書きデザインをふんだんに使うため「固定レイアウト型」の出版になったこと。さらに、Kindleを使わない方から紙の本のご要望をいただき、困らないように同時出版を考えて対応・調整を行っていたことでした。100ページ以上をすべて作り直して納品したり、途方に暮れるような作業を夜中までやりました。

出版、そしてベストセラー1位獲得

 ライカレのまよ先生やコンシュルジュのみなさん、先輩や同期のみんなのサポートで、なんとか出版にまつわる諸作業を行い、無事4月29日の出版にこぎつけました!自分の本など誰が読んでくれるのかな…という不安をよそに、グラぽん!は瞬く間に申請したカテゴリー全ての7部門で新着1位、さらに売れ筋4部門で1位を獲得し、お昼前にはベストセラー1位へ。なんだか数日間は夢を見ているような気分でした。

 ベストセラー1位は今までのお話通り、ライカレの存在が大きいです。ライカレで学んだことを自分なりにできる限りで実践しました。まだまだ足りない自分に気づかされるような経験が沢山でしたが、まちがえなく自分を成長させてくれたと思っています。素晴らしい内容とあたたかいサポート、Twitterやライカレ仲間の存在に心から感謝しております。
 
 そしてもうひとつは、家族やリアル友の存在。最後にSNSに公言した時、沢山の応援メッセージで激励してくれ、エネルギーみなぎりました。本の方向性を決めるときも、SNSでシェアしたものをリアル友が色々メッセージをくれたことが大きな決め手になっていきました。自分にとって嘘をつきたくない、家族や生徒たちに公言したのもよかったです。出版が決まったよ!と言った時歓声をあげてくれた生徒の表情も忘れられません。結果、出版を通じて改めてご縁のあるみんなに感謝の気持ちが大きくなりました。

おわりに

 以上が、全く未経験の5児母が、仕事や家庭と両立しながらたった3か月で書籍出版しベストセラー1位を獲得したウラ話です。実際にはコロナ騒動の1か月を挟み、出版までは4か月半かかっていますが、実質は3か月といっていいと思います。私の出版には自分の専門である①コーチング(目標達成のコミュニケーション)と、②ライカレ(自己流ではなくプロから学ぶ)と、③仲間(1人ではなく仲間と繋がってこそ達成できる)がすべて不可欠な要素になっていたと思います。

 まだまだ、目標の社会貢献には程遠いですが、この経験を1歩として、次のステップに進んでいきたいと思います。書籍出版には夢がある。私はこの世界、かなり好きになっていく気がしています。まだまだ学び続けます!


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