試合の2日前ってどんな練習します?
Writer
望月航介
“サッカーはデータじゃない”
そんな言葉を耳にします。
僕の経験上、良い選手、活躍する選手は良いデータを“出しちゃいます”
あまり良くない選手ほど良いデータは不思議と“出ません”。
果たしてこの差はどこにあるのでしょう?
僕は幸運なことに大学サッカーで10年目、2年前から高校生の指導も始めました。
学生時代を含めると約14年間、現場で主観的に見ることと、客観的なデータを照らし合わせることで、チームのパフォーマンスの根拠はどこにあるのか、この数字はどういう意味なのかを示し、トレーニングに落とし込んで指導してきました。
最近では嬉しいことに「望月はデータを読める」と言われることが増えてきました。
データをどうやってチームに落とし込むのか、どう分析するのかなどデータにまつわる話を皆様と共有、議論させて頂ければ幸いです。
「ちょっと、うちのチームを“客観的”に見てよ」と言われれば飛んでいきます!
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試合の2日前ってどんな練習します?
試合2日前
目的はスピードです。
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試合が近いのにスピードを意識して練習して良いの?と思われたかもしれません。
問題ないと思います。
僕はスプリントの測定も毎週入れます。
測定というかトレーニングの一環ですが。
なぜスプリントの測定を入れるかは後ほど。スピードを意識するという事で強度を落とすのではなく、量である時間を60分とする事で負荷を下げています。週で1番大事な練習は前日に行っています。しっかりと負荷を下げて週間でのテーパリングをしなくては試合のパフォーマンスが期待できません。強度はあまり下げずに量である時間を調節して負荷を前日の約半分まで下げています。もちろん次の日も負荷は下げる事で、疲労が抜けやすくなりパフォーマンスが期待できる訳です。試合2日前はスカウティングから見えた自分たちのやり方でスピードを意識して行います。対人形式でやるのか、ダミーを使って動きの確認をメインに行うのかなどやり方は色々あると思います。いずれにしてもスピードを意識して行います。
では具体的な設定です。
走行距離 5km くらい
加減速 60回 くらい
練習時間 60分 くらい
S R P E 360 くらい
広さ ハーフコート以下
人数 少〜中
もうここまで僕の記事を読んで頂いた方はなんとなくお分かり頂けるかもしれませんが、
設定した環境下でどれだけ100%意識高くしたとしても、設定した値くらいになるようにしています。言い方悪いですね。言い方変えます。
常に選手には100%を促す設定にしています。
サッカーは高強度の運動を断続的に行うスポーツです。
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