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親父の十七回忌で感じ、思ったこと。

書く習慣、書く週間。このシリーズは今回で50記事目になります。
毎日書かなきゃ、ではなくて書きたいときに書く。
しかも、書きたい分量で。
というスタイルにしてから、書きやすくなった気がします。
今回は、昨日父親の十七回忌のため、実家のある桑名に行った時のお話(感じたこと)です。少し宗教色がある内容かもしれませんが、長く伝えられることというのは、「深いなぁ」と感じて本人は書いていますので、ご理解ください。

書く習慣、書く週間。#50
親父の十七回忌で感じ、思ったこと。

父親の十七回忌と母親の御紐解(おひもどき)

今回親父の十七回忌でしたが、母親の永代経の後の御紐解(おひもどき)もあわせてしていただきました。
御紐解、やってなかったっけ?と思いつつコロナで法要に帰ってきてなかったからかと・・。
ちゃんと両親の法名が掛軸に書かれているのをみせていただきました。

コロナでなかなかお寺さんに行くこともできていませんでしたし、そもそもちゃんと法事も作法もできていないのですが、ご住職は「今やそういう時代だし、どんどん変わっていくものだから」とおっしゃっていました。
ご住職に近況のお話をしながら、お寺にある「無量寿」の言葉をみて、今の歳になってみると「ああ、いい言葉だな」と思うようになりました。


あらためて、実家より他の場所の方に済んだ時間の長さを感じた。

さて、私は高校を出て18から東京でひとり暮らしを始めたのですが、大学の4年間はアルバイト先のおかげでかなり色んな所へでかけました。某大手不動産会社の仕事を受けていたデベロッパーにバイトで行ってまして、バブル期ということもあり、調査のためにバイトながら出張とかしてましたね。
実は、実家の地域が嫌で東京へ出たので、この時に色々な土地を見て回れたのが本当に楽しく感じました。
卒業後に名古屋で勤務となる就職をし、2年ほど実家に戻りましたが、そうそうに結婚して家をまた出ました。
勤務先の会社は転勤が多く、だいたい2年で転居を伴う異動(転勤)をしていました。名古屋から東京勤務(千葉県我孫子住まい)、その後三重勤務(現在は津市の一部になった久居市住まい)、その後大阪、名古屋、大阪と転々としました。
結果、実家に居た時間より他の場所の方が長く、途中単身赴任(東京)はあったものの、今の大阪が一番長く住んでいる場所となっています。
そのせいもあって、今回久しぶりに実家(お墓参り)に立ち寄っても、ここが自分の地元という感覚があまりなかったです。日帰りでしたが、大阪に戻ったときに「ああ、帰ってきな」という感覚の方が強かったです。

久しぶりに帰ると、いろんな変化がある。

母親が他界して、その後新型コロナで世の中で移動が制限され、法事もやらずに約3年ぶりの帰省でした。
まず三重に向かう途中、道沿いの景色が所々変わっており、建物があったところになかったり、また新しく出来上がっていたり。
橋をかける工事が終わっていたり、お寺さんの改装工事が終わっていたり。
ところどころ変化があって、少し新鮮な気持ちになりました。
あと、久しぶり会った実姉は、それなりに歳を重ねていました。
お寺の住職も、です。

でも、変わらないものもある。

変わらないもの、墓地から見る景色。
ここはあまり変わっていませんでした。田んぼは自然の景色ではないのですが、自然の景色はあまり変わらないなと思います。
中学生の頃は学校帰りに夕日に照らされる稲穂を眺めているのが好きでした。
この時期は稲穂がたれてきて、夕方の田んぼは綺麗なのでです。

近鉄線、田んぼ、道路は変わらない景色。

お墓から見える田んぼ。これは、変わらない景色でした。
そして、今はなき両親の感覚。
ふたりとも三重に。姉のところに居るんだなと、感じました。
父親も母親も亡くなったときに、姉家族のほうを見守っているように感じましたが、やはりそのようです。
ただ、生前より亡くなってからのほうが、自分にとっても両親は近くにいる感はあります。ただ、自分のところにはいない。そう思うのです。

親父の十七回忌とあわせて、コロナでできなかった母親の御紐解(おひもどき)も。
写真はお寺さんにいただいた版画です。

そして、姉と弟(私)なのですが、歳はお互いとりましたが、この関係は変わらないですねぇ。

まとめ

私は、信心深い方ではないのですが、小さい頃からお寺さんのご住職に法事の度にお話を聞いていたので、なんというか、ありがたいというか・・。

でも、なんでしょうね。実家には行きたいと思わなくても、時折帰ってお寺さんには参りに行きたいなと思うのは、自分の小さい頃を知ってくれているご住職が居るからなのかな、とも思います。

そして、こんなことを思ったり、書き残しておこうと思うようになったのは、それなりに歳を重ねたからですかね。

さて、今回のnoteは、これくらいで。

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