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私が仕事を辞めた理由

はじめに


わたし「ぴすぴす」は3月末に仕事を辞め、無職になった。
仕事人間の私が仕事を辞めるなんて、想定外。忙しい日は3食全てを会社のデスクで食べ、遅くまで1人で事務所にこもってしまう程、社畜野郎だった。

日本全国探せば、私のように身を削り、プライベートを優先しない人なんて、今いるこのカフェのお客さんくらいは余裕で超えてくるんだろう。ただ、私の周りには同じような人は存在しなかった。少なくともやめる直前は。もしかしたら、いたのかもしれない。でも、私には見つけられなかった。

ハードな期間も責任感と正義感、持ち前の明るさで乗り越えてきた私が限界を迎えた瞬間があった。少しずつ、少しずつ自分が自分でなくなっていくような気がして、夜は恐怖心が私を襲った。今度は寝れなくなって、朝起きても嫌悪感がひどかった。

もし、同じような境遇で苦しんでいる人の少しでも力になれれば嬉しいと思い、ここに記してみることにした。

スーパーレシーバー☆ぴすぴす

何を隠そう。私は見えるところでめちゃめちゃ頑張り、裏ではこっそりと頑張るタイプである。誰がどうみても頑張っているのが、わかるタイプの人間だ。(ドント ジャッチ ミー)

常に100%ではなく、120%で頑張らないと気が済まないタイプの私は頑張りすぎていた。できることなら、手の抜きかたを義務教育で学べると良かったと今でも切実に思う。

ベンチャー企業にいた私は頑張らない理由がわからなかった。ましてや、営業状況は良くない。「今こそみんなで力を合わせて頑張るぞ!!!」って頑張り続けていた。

入社が誰よりも早かった私は、ありがたいことに若くから評価はしてもらい、会社ではルーキー的な存在。(自分で言うなよとは思うが、これは事実だ)

だから誰よりも会社のことを知っていた。オープンという目標のため、誰の仕事か分からない忘れられた仕事を全力で拾い続けた結果、オープンしてしばらく経つと私はほぼほぼオールラウンダーになっていた。

こうなると、たくさんの仕事を受けるようになった。私でなくてもできるはずのものも、私だったら1人でできるし、教える必要もない。上司は楽でしかないのだ。。。部署に関係ない仕事も多く、私は1人でやるしかできなかった。(この時に同じ部署の人に助けを求めていたら、私の人生は変わっていたのかもしれない。。。)
そう、私はスーパーレシーバーにされていたのだ。


これ以上はダメだと思ったきっかけ

私は限界を突破し続けていた。がむしゃらに頑張って、会社の目標を達成したくて。ただそれだけだった。そしてある日、悟った。
私はこれ以上頑張れない。」

気づいた時にはもう遅かった。もうボロボロだった。今だから言える。もっと早くに辞めるべきだった。

ダメだと思った出来事

  • 夜眠りにつくまで3,4時間かかる

  • 今まではしなかったようなミスが増える

  • 顔がピクピクと痙攣を起こす

  • 休みの日にベットから出る気力がない

  • 予定がない限り、終業後2,3時間は帰らない

  • 休みの日も仕事のことばかり考えている

  • ご飯を同じものばかり食べるようになる

  • 慢性的に頭痛が続く

  • 体重が1年で5kg以上増える

  • お酒をたくさん飲むようになる

  • 会社に行くのがとても嫌になる

  • 小さいことでもとてもイライラするようになる

  • 会社のデスクに座っているのが苦痛になる

  • 普段全く泣かないのに、面談で突如号泣する。

今思いつく限りでもこんなにある。これはほんの一部だけど、かなり体がアラートしてくれてた。めちゃくちゃしんどかった。共通点が多い人はぜひ他の道がないか考えてみても良いと思う。

きっかけを見つける

私はタイミングよく長く付き合っていた彼からプロポーズをしてもらっていた。ずっと彼にだけは、大好きだった仕事が辛く、苦しいことを話していた。

プロポーズを受けて、「退職したい」と彼に相談したら、「お金のことは心配せず、いつでも辞めていい」と言ってくれた。(マジでいいやつ)

私みたいなクソ真面目野郎はこのタイミングでやめないと、鬱になっていたことだけは間違いない。たぶん、鬱だったと思う。
彼の優しさには本当に感謝してもしても仕切れない。
せんきゅーそーまっちだ。


今の私

退職した後、頑張った自分をめっちゃ褒めた。退職の選択をしたこともめっちゃ褒めた。そして、私には愛の人間になるため、休憩が必要だといい聞かせた。

退職後最初の1ヶ月

同棲を開始して間もなかったこともあり忙しく、1人で考え込まず、動き続けていた。やることがあると自分の状況なんてものは、気にしなくなる。SNSでも始めてみた。(今はネタ切れで停止中。)

休んでる自分が良くないと思った時は、人生で子供が生まれる前の最後の休憩期間だと思い過ごしている。子供がいると中々こんなにのんびりはできないであろう。

2ヶ月目

家が片付いて、我が家が快適になってきた。失業保険の申請して、初めてハローワークに行ってみた。定型文のように説明をされ、スーパー簡単だった。

知り合いが家でできるバイトをさせてくれた。しがらみもなく、頼まれたことだけを淡々とこなし、良い気分転換になった。

3ヶ月目

バイトをやりながら、着々と結婚の準備を進めた。常に追われていた日々から、少し余裕ができ、外で散歩する機会が増えた。こんなに時間があるんだから、ダイエットを始めた。

少しずつ自分らしさを取り戻し、イライラすることが極端に減ったのはこの時期だ。もはや、今までイライラしていたことも、笑いに変えられるようになった。


さいごに

私は結局苦しい期間を1年過ごした。人生で苦しい期間は高校生活のスパルタ部活で終わったと思っていただけに私にはかなり堪えた期間だった。

特に今は仕事がしたい意欲はそんなにないので、失業保険を申請し、もうすぐ受給が始まるまで貯金で削りながら生活をしている。私と同じような症状がある人がいたら、一度立ち止まって考えてみて欲しい。(鬱の診断書とかあれば、最短1週間くらいで失業保険の受給できるよ。)

そこには正解不正解はなくて、自分が今幸せか、腹の底から笑えるか、何を大切にして生きていきたいのか。

このnoteが少しでも幸せな選択を取るきっかけになってくれると私は嬉しい。

ぴすぴす

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