不幸はえらいのか?

小さい頃から、
「苦労したら、苦労した分、成長する。
 人格が磨かれる」
と疑うことなく思ってた。

が、

あるとき、ワタシは、気がついてしまった。

すごく美人で、モテてて、家族が仲良くて、
お金があって、という幼なじみ。

彼女は、ワタシよりも性格がいい。

毒親を持ち、就職氷河期で就職に失敗して、ウツに苦しんだワタシより、
あきらかに、彼女のほうが、コミュ力があり、明るく、しんぼう強い。

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冷静に考えると、
彼女は、仲の良い家庭で、スクスクと育ち、
ワタシみたいに、歪んだフィルターで、世の中を見ていない…。

親から、円滑なコミュ力を受け継いでいる。

環境からの余計なストレスがないので、余裕がある。(余裕があるから、ちょっとしたことでブチ切れたりしない。)

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ワタシはずっと、彼女を、苦労知らずで、子供っぽいと上から目線で見てたのだ。
ワタシの方が、大人だ。人格的に偉いと思ってたのだ。
恥ずかしい。(まあ、そもそも勝ち負けの問題ではないんだけど)

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不幸を経験すると、自動的によい人格になるわけではないのか…。

反対に、不幸によって、認知が歪み、人間不信になり、びくびくして過剰反応になったりする。

不幸をどう糧にするのか、しっかり考えないと、
歪んだ性格で人生終わってしまうのかもしれない
と痛感した出来事であった。

不条理だ…。

と落ち込んだのだけど、
ここに気づいたことで、ワタシの人生は好転したのだ。

続く

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