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畑の真ん中で飲んだエスプレッソがおいしかった話

タイトル通り、広がる畑の真ん中でおいしいエスプレッソをいただきました!細かい話はこの先を読んでいただけたらわかります!!


どこで飲んだの?

沖縄本島南部の喜屋武岬きゃんみさき の近くに畑が広がるエリアがありまして、その一角でエスプレッソが飲めるらしいと知り、この風景を頼りに探します。


最初は場所を見つけられず、いったん喜屋武岬に到着してしまいました。

天気の良い日にまた来たい

道を引き返し、畑が広がる景色から目印になる白いテントを探しながら車を進め・・・、発見!!


なにを飲んだの?

ロブスタ(カネフォラ)種の豆を使ったエスプレッソをいただきました。
「アラビカじゃないの?」と思った方、違うんです。ロブスタなんです。


どうやって飲んだの?

ROK Espresso という器具でエスプレッソを淹れていただきました。蒸気ではなく、お湯を筋力パワーで押し出す、なんともワイルドな器具です。電源を必要としないので、お湯さえ沸かせばどこでもエスプレッソを楽しめてしまいます。

ROK !!!

用意されている中からお好みのカップを選んで注いでもらいます。

味のある器たち

エスプレッソ用にガリガリと細かく豆を挽き、タンピングしてセット。上からお湯を注いで、ぐぐぅぅぅぅぅーーー……っとレバーを下ろします!!

力を込めてレバーを握る

勢いよく抽出されて出てくる…のかと想像しましたが、かなりゆっくり、少量ずつ出てきました。通常のエスプレッソだと高い蒸気圧で短時間で一気に抽出しますが、蒸気(気体)ではなくお湯(液体)を使う ROK ではじんわりポトポトと落ちてきます。固められた目の細かいコーヒー粉の塊に、お湯を力づくで押し付けているのを想像していただけると。

抽出されたエスプレッソは三段階でいただきます。

一口目

…ちょっと興奮し過ぎて写真を撮るのを忘れてしまったんですけども。見た目はエスプレッソそのもので、クレマのような泡ものっています。

クイっと一口いただくと、がつんと濃厚な苦味の後にクリーミーなクレマが追いかけてくる。その苦味もまろやかでおいしくて「え?なにこれ?」と衝撃を受けました。後述しますが「ロブスタの苦味っておいしいの?」と半信半疑で飲んだので、ただただ驚くばかりです。


二口目

黒糖を投入しスプーンでガリガリとかき混ぜてからいただきます。

コクのある甘味が加わって、ぜんぜん違う飲み物になります。そしてうまい!グラニュー糖だとたぶん負けてしまうので、黒糖がぴったりな気がしました。なるほど〜〜。


三口目

最後はミルクを加えて。

正気に戻って写真を撮り始めた


いただきます

マイルドで濃厚な苦味、黒糖とミルクの甘さ、それらをまろやかにつつむ ROK、調和しかない。おいしすぎる!あがるテンション!!高まる好奇心!!


体験させてもらった

なんと ROK Espresso での抽出を体験させていただけました。仕組みはこんな感じ。

レバーの握り方にビギナー感がにじみ出る

圧力計には 0.0~1.0 までの目盛りが振られいて (1.0 で約 10 気圧)、レバーを下げてお湯を押し出す力が測定できます。「目盛りの 0.8~1.0 の間をキープしてください」と教えていただき、いざ。

圧力計の針はなんとか 0.8 を超えたものの、キープするのはなかなかに大変です。笑うしかない。胸、二の腕、お腹に力を込めながら「年明けから腹筋ローラー始めてよかった〜」という達成感と「もっとコロコロしとくんだった〜」という後悔の念。帰りの運転が心配になって早めにギブアップしました。そうして抽出された、これが人生初の ROK Espresso !!

初プレッソ

いい感じの見た目です!しかし込めたパワーの量と抽出された量のアンバランス感に衝撃を受けます。チョットシカナイヨ.

このときはアラビカの別の豆を使わせていただいたのですが、今回は一転して濃厚まろやか酸味がガツんときました。ROK Espresso, おもしろいです。

これは個人の好みの話ですが、ROK Espresso の抽出方法だとロブスタの方が相性が良いように感じました。あの苦味はクセになります。


コーヒーは楽しい

正直なところ、ロブスタにはネガティブな印象を持っていました。今まで読んできたコーヒーの本や雑誌では「ロブスタはクセのある苦味が強く、アラビカに比べると品質で劣っており、安価なので缶コーヒー向けの豆」と紹介されていることが多く、自分で買って飲むことは無いなと思っていました。

が、今日の一杯で考えが覆りました。ロブスタはおいしいです。抽出方法やレシピでいろんな可能性が広がるんだなーと。コーヒーって楽しいですね。

そしておやおや、ROK Espresso はネットで買えるらしいんですよ。腹筋ローラーを転がして来たるべき日に備えます。


最後に

この取り組みをされている眞喜志まきしさん、なんと沖縄でコーヒーの木を栽培されています。こちらの note で育成記録をシェアしてくださっています。


↓はご自身でコーヒーの木を植え、そして飲むまでを綴った貴重な記録です。ぜひぜひ読んでみてください!


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