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たのしかった、確定申告!!!(血反吐)

ついに、ついに終わらせました。

父親の確定申告。


どうやら、昨年までは早朝のうちから申告会場に行って番号札を取り申告していたらしい。

皆さんも既にご存知のように、国税庁は毎年のように納税者に対し、できる限り申告会場には行かずにPCやスマホからの申告を強く推奨している。

以前、税務署の確定申告会場で短期アルバイトしてたことがある。

申告開始時点ではそうでもないのだが、だんだん最終日に近づくにつれて余裕のない人が増えに増え、阿鼻叫喚の地獄絵図になる。所々から聞こえる高齢男性の怒鳴り声、隣の奥さんのすすり泣き。

正直、子供や孫、税理士などに申告を代行できる人はマジで積極的に頼った方が良いと思ったくらいだ。

私の父も、昨年まで毎年のように会場に行って申告していた。
だが昨年70歳になり、あと10年ほどで免許も返納するだろうし、一応癌患者だし、本人の負担と税務署職員さん達の負担を減らすために、1万円の手数料をもらう形で申告の代行を引き受けたのだ。

内容としては源泉徴収票と年金関係、医療費控除の3つのみだったので、ものの15分程度で終わった。
てか、たったこれだけのことで朝6時前に確定申告会場で数時間待ち伏せして番号札を取っていたのだと思うと、非常にばかばかしい。

昨年の申告書類を取っていたおかげで16桁のIDとパスワードを手こずらずに入力できたし、マイナンバーカードも用意してくれていたのでスムーズにできた。

今日の時点で納付もした。
もう今年度分の確定申告は悩まなくて良いのだ。めでたしめでたし。

だが、ここに至るまで数々の苦難があった。

父とは、確定申告を会場に行ってするかしないかで一悶着あった。

父親が「俺はちゃんと会場に行かないと気が済まん!」と言うので、「会場に来なくても申告できるのに、わざわざ行くのは普通に老害。税務署職員に余計な手間を煩わせるな!!!」と一喝した。
そしたら「そんなに言うのなら、今年は家でやってもらおうか」と。

父のスマホはらくらくスマホで押しづらく使いづらいので、私のスマホにて申告した。
(ここも色々父に言われたが、ぶっちゃけ誰のスマホでやろうと申告さえできればそれで良い)

年々会場に行って申告する人は減っているものの、スマホやパソコンに疎い高齢者にとっては、まだまだ必要とされている。
でも正直、税務署の確定申告アルバイトを経験した身からすれば、家でできる人はマジで家でやってほしいと思う。
住宅ローンや株は難しいけど、源泉徴収票とか生命保険料控除とか、あの辺は入力するだけなので。

実は今回、一番のハードルだったのは、確定申告そのものではなかった。

一番の関門は、意外なことに申告内容確認票のpdf印刷だったのだ。

別に申告内容の印刷はしなくても良いのだが、「申告した内容は紙として手元に残しておきたい」と言う父の強すぎる要望があったため、どうしても印刷をする必要があった。
(ちなみに、会場に行ってスマホ申告をした人は、会場にて紙で印刷はすることができない。一旦スマホに保存して、コンビニや自宅のプリンターで印刷することになる。少なくとも自分がバイトしたところはそうだった。)

どう手間取ったのかというと、プリントするためのWi-Fi接続が全くできなかったのだ。

ファミリーマートで「Printsmash」というアプリを使って印刷しようとしたが、うんともすんとも動かず、送信画面から先に進まなかった。Wi-Fiアシストをオフにしたけど、効果なし。
コンビニを3ヶ所回って、セブンのマルチコピーアプリで印刷をしたら、比較的スムーズにできた。

話の論点がズレるが、今時家に印刷機ない人って山ほどいて、コンビニ印刷使う人って私も含めて増えてると思う。
なのにどこの会社もマルチコピー連携アプリは使いづらい。マジで早急に改善して頂きたいです。

つ、疲れた〜。

これで一件落着である。

税申告も、キャッシュレス納税やe-tax申告など便利なものが推進されている昨今。
だが、高齢者を中心に申告の方法についていけない人が多く、案内が分かりにくい面も多くある。

私も父の申告の代行をしたが、スマホ操作に慣れている私にとっては簡単だったが、60代以上の高齢者にはハードルが高いだろうと思った。

もはやこちらが申告なんてしなくても、一元管理されて勝手に還付されて納付されるような全自動管理システムができたら良いのにね。

そんなことを思いながら、自分へのご褒美のウインナーコーヒーを啜る昼下がりだった。

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