あの指名手配犯がついに自首をしたらしい
ここ数日、神奈川県内の病院で、とある男が「桐島聡」と名乗ったというニュースが取り上げられている。
「誰?」と思った。
名前だけ聞いてもピンとこないが、
警察署の掲示板に貼ってある、このような指名手配犯ポスターに心当たりはないだろうか。
誰もが一度は見たことがある顔。
東アジア反日武装戦線の一員として数々の事件に関与していたとして指名手配されていた。生きていれば父と同い年だ。
もう既に時効ではあるが、事実ならば、およそ50年もの間逃亡していたことになる。
本人しか知り得ない情報を話しているらしく、警視庁は本人の可能性が高いと見ているそうだ。
この記事も仮ではあるが、事実という程で話す。
どうやら路上で倒れてうずくまっていたところを助けられ、入院したらしい。
日本に住んでいる限りは、身分証明がないと不可能な場面が多々ある。
結婚や相続の手続きには戸籍謄本が要るし、家を借りたり、日常のあらゆる手続きに住民票が必要なことも多々ある。
それなのに一体どのように生活していたのか。
考えられるのは運転免許証などの身分証の偽造か、他人になりすまして生活をしていたなど。
今回も、癌の発見が遅れて末期状態で倒れるほどになってようやく入院したとか……
今は健康診断や人間ドックを受ければ早期発見できていたかもしれない癌を、症状が出るまで放っておかなくてはならないくらい逃亡することに執念を持っていたのだろうか。
もしくは、病院に行きたくても保険証や身分証明書類がないから、身体の不調があっても我慢していたのかもしれない。
最期は本名で迎えたかったそうだ。
暴力で解決しようという身勝手な思想で多数の人に重軽傷を負わせ、死者まで出ているのに、今際の際になって死に方まで選ぼうとするのは傲慢ではないか。
どうか元気なうちに自首をして罪を償ってほしかった。
50年もの間、指名手配されながらも逃げて、偽り生きてきたのだと思うと、彼のことを考えると悲しい人生である。
いずれも憶測の域は出ないけども。
今後、桐島かどうか捜査が進む方針だ。
世紀を揺るがす事件の加害者であれば、令和一番のニュースになるかもしれない。
今後の動向を見守ることにする。
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