あつ森に1000時間溶かした私が語る、島作りを無理なく楽しむコツ
はじめに
2024年3月20日が何の日か知ってますか?
実はこの日で、「あつまれどうぶつの森」が発売されて4周年を迎えます。
現実世界の時間に例えると、ついこの間まで大学入学準備をしていた高校生が、就職を控えて卒業をするほどの月日が経ったわけですね。
発売日から4年が経っても毎日のように島暮らしを満喫する人も居れば、最初の数ヶ月だけプレイして、今は島を作った存在さえ忘れているような人も多いことでしょう。
私自身は島作りに頓挫して1年半ほど島を放置して他ゲームに浮気し続けて、最近ようやく島作りを再開しました。
恥ずかしいことに4年経っても未だに島評価が最大値にも達していませんし、図鑑も化石以外は未完成です。
この記事は、「あつ森を買ってプレイしていたけどモチベーションが湧かずに辞めてしまった」「今から再開しても楽しめるかな?」など不安を抱えるあつ森プレイヤーに向けて、島作りに1500時間かけた私が細く長く楽しむコツを自分なりの視点でまとめたものです。
島作りを楽しむコツ5箇条
コンプリートはお楽しみ要素だよ
まずはじめに心に留めておいてほしいのは、決してこのゲームはコンプリートすることが目的ではないということです。
確かにやり込み要素としては全レシピを制覇したり、島の住民を好きな住民のみで埋める、たぬきマイレージ(実績機能)を達成するなど色々ありますが、それが目的になってしまうと他の楽しいことを見失ってしまうと言う明確なデメリットが出てきます。
特にたぬきマイレージに関しては、「気づいたら達成していた」くらいの気持ちでいる方がずっと楽ですし、島の暮らしにまつわるあらゆる行動(魚を釣る、虫を捕るなど)が苦痛と化すと、義務化して楽しめなくなります。
たぬきマイレージの達成による獲得マイルは数千マイルと比較的大量にもらえますが、個人的には長い目で見れば報酬としては微々たるものだと思います。たぬきちは勿体ぶらず1回の達成毎に数万マイルよこせ!
なので、レシピのコンプリートやたぬきマイレージなどは、あくまで自己満足のお楽しみ要素くらいに留めておいた方が良いです。目標にすると苦しくなってしまいますよ。
タスク化しすぎないでね
私の身の回りでもあつ森をすぐに辞めてしまった人の大半がこの理由でした。
完璧主義の人ほど陥りやすいのではないかと思っています。
現実の仕事と同じように効率化を求めるあまり、あつ森での生活のあらゆる部分を作業ゲー、すなわち義務的な何かに感じてしまう人が多いように感じました。
例えば金の成る木を生成するのに光る地面は、1日に1箇所しか出現しませんし、化石は1日に最低4個しか出現しないので、1日に入手できる数も限られます。
また、家具や服のカタログ注文も1日5個までなので、特定の欲しい家具が複数ある場合は計画的に注文する必要があります。
効率的なお金の稼ぎ方や効率的なマイルの貯め方、住民の取引、家具レシピのやり取り、あつ森で手っ取り早く家具を集めてマイルやお金を稼ぐと島作りが快適になるのは間違いありませんが、そればかりを目標にしてしまうといつか必ず苦痛が付きまといます。
島作りをするのに優先順位を考えながら進めていくのはある程度大事なことです。
しかしながら、あらゆるタスクに義務感で縛られすぎると「あれができなかった」と思った時に後悔とイライラが溜まってしまいます。
できなかったことは「まぁいいか」と流せるくらいの精神でいた方が多分、気が楽です。
住民厳選はほどほどにね!
住民厳選は当初からありますが、特定の住民を狙って住まわせるのはamiiboがない限りは至難の業です。どうしても特定の住民が自分の島に来て欲しいプレイヤーも存在します。SNSでの話になりますが、子供に頼まれて住民厳選に奮闘するお母さんも見たことがあります。
マイル旅行券を数百枚溶かしてジュン君やジャック君、ちゃちゃまる君などの人気住民を手に入れようとするプレイヤーが多くいたことに驚きました。その証拠にお邪魔したどの島でも1人は人気住民がいました。
マイル旅行券だけでなく時間と労力も溶けるのに、かなり根気使いますよね。
確かに、人気住民が自分の島に来てくれたら凄く嬉しいですし毎日話しかけたくなりますよね。気持ちはすごくわかります。
実は、私の島の住民は誰1人として人気住民の類には入ってません。でも皆可愛いです。きっと来るもの拒まず去る者追わず精神なのもあります。だから特定の住民に固執しません。
追加コンテンツのハピパラがあれば、好きな住民の別荘が作れるし、別に自分の島に居なくてもいいや〜と思えます。多分ね。
神レベルの島と比べるのはやめよう
SNSで話題になるくらい島作りが上手な人の島に行くと地形が入り組んでいたり遠景が素晴らしかったり、本当に同じ広場で島を作っているのかなという気分になります。
あの人の島はあんなに立体的でマイデザインも素敵で住民厳選も上手くいっている、それなのに自分の島はなんて無様なんだろう……変な崖の作り方だ。私も何度もそう思いました。
でも1つ言わせて欲しい。
島作りが上手すぎる人と比べない方が良いです。
「俺はキムタクにはなれないが、キムタクも俺にはなれない」というインターネットの格言があるように、島作りもまさに同じなんです。
実際にそのようなSNS映えしそうな夢番地でお邪魔した時に直感で思ったことは、「虫や魚取りにくそうだな」でした。何故なら移動の利便性が限りなく低かったからです。
もしかすると、ぱっと見で美しい島も何か他の部分で工夫が凝らしてあったりするものです。
島作りに正解はない
これは、あつ森をプレイする誰もが心に留めて欲しいことです。
島の地形や島のコンセプト、島の名前の決め方、あつ森の攻略サイトを見ると島作りのあらゆる悩みに関してアドバイスが書かれています。
確かに参考になる要素も多いですが、決して全て鵜呑みにする必要はないです。大事なのは自分がどんな島にしたいか、その直感を形にしてみようというクリエイティブ精神です。
また、橋や階段を作ると移動が楽になりますが、あえて作らない選択肢もありです。
あつ森プレイヤーの中には、島の改造には一切手を加えず、高跳び棒やはしごを使って島内を移動している人もいます。
無人島なのだからいかにも人工的なものは作らずに自然な感じを残したかったそうです。そういう考え方もあるんだなと思いました。
おわりに
島作りを無理なく続けるためには、あらゆるタスクを義務化したり人の島と比較して落ち込んだり、そういった負担因子を作らないこと、これが一番大事だと思います。
また、予期しないことも含めて楽しめる精神も持ち合わせていると気が楽です。
自分は何年経っても未だに魚や虫図鑑を埋めてませんが、あと10年くらいかかってもいいかな、くらいの気持ちでやってます。
自分の理想の島が作れなくて思い悩んでいる島民代表の皆さんも、少し肩の力を抜いて無人島ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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